丸金電鉄製作記ー4
全体の写真です。バ
ラストをまいてありま
す。架線も張ってあり
ますが、見えません
ね〜手前の直線部
分はブ ラケットを止め
て、クロススパンにし
ました。0,4mmの燐
青銅線です。丸い軌
道の上は0,3mm銅
線です。結果は全て
0,4mmで正解でした。
修正したパンタは何とか65mmの架線
に触れる程度です。菱形の一辺を2m
m伸ばせば問題はなくなります。イコラ
イザーも必要です。架線に関しては0、
3と0,4の見た目の差はあまりありませ
んが、強度は随分違います。私は迷わ
ずに0,4mmをおすすめします。(上級
者を除く)
上に同縮尺のデハ200とデハ60の図面を
載せました。ペコちゃんの車体が低い事が
分かります。60形なら純正のパンタで何と
かなります。純正のパンタの下のアームは
12mm、上が18mmです。200形は純正
では、どうにもならないので図面をひいて自
作します。下のアームが15mm、上が20
mmです。材料は洋白0,4mm丸棒と1,8
mm×0、4mm板です。勿論、バネ、イコラ
イザー付きです。部品を切り出しましたが、
写真を撮り忘れました。(お粗末!)
切り出したパーツの写真です。左が
作ったもの、右がオリジナルです。サ
イズが違う事がわかります。オリジナ
ルは0,3mmですが、集電を考えて
私は0,4mmにして削りました。最終
的には0,35mmくらいでしょうか。
最初にイコライザーを繋げてから組立
てフクシマのスプリングを真ん中に入
れました。写真では綺麗に見えます
が、歪んでいます。難しい〜(精度!)
デハ200の上に取り付け、オリジナルとのサイズ比較。歪んでるけど架線集電出来
るので、まあいいかあ〜最初だし・・・と自分に言い聞かせる・・・・
幌を作りました。オリジナルのスポン
ジで型を取ります。最初0,5mm(緑)
のプラ板で作りましたが厚さが気に
なり0,3mm(黄)にしました。3mm
のバルサをスペーサーかわりに挟ん
で薄手のビニール(写真の袋)をゴム
系ボンドで貼りました。ビニールハウ
ス工法です。
色を塗り車両につけました。プラ板は
5枚でオリジナルの1,5倍の厚さに
しました。曲線部分の外は結構伸び
ます。急曲線を走らせる場合ほど余
裕をみなければなりません。6枚が
よかったかも・・・0,3mmでも厚ぼ
ったく感じますが、幌が曲線でうにゃ
-と曲がる感じは出せました。塗料が
剥がれやすいですね。
薄手のビニールでは塗料が剥がれる
ので、薄手の生地にしてみました。少
し硬めでスポンジやビニールのように
はいきませんが、馴染むと何とか動き
ます。走らせてみないと分からない部
分です。厚ぼったくなりましたが、色々
な事を考えると、これでいい気がしま
す。
■幌の作り方
詳しくというご要望があったのでアップしますが、
実験段階ですので、ご参考までに。
@プラ板(0,3mm)をスポンジから型を取り、5
〜6枚切り出す。
A3mm厚のバルサ板でスペーサーを作り、挟
み仮止めする(後で簡単に抜けるように。両面
テープは強力すぎ、ボンドのちょい付けがいい)
B板の縁にゴム系ボンドを塗り、薄手の生地を
周囲に廻す。ピーんと張るのがコツ。前後や
下に回しこんでとめる。
C塗装をして乾かして、スペーサーを外す。自然
に幌状になるが、アコーデオンしてなじませる。
以上が簡単な作り方ですが、材料の吟味はし
た方がいいようです。プラ板を真鍮にするとか
布を他の素材に変えるなどです。これ
は考えなんですが、夜のゴムなんか
薄くて丈夫でいい気がしますが、ボンド
での接着(これはたぶん問題ない)と
か、塗料がのって剥がれないか、試し
てないので分かりません。伸縮するも
のは塗料が剥がれるでしょうね。