小鹿操作場

KMC(木曽モジュール倶楽部)のメンバーで盛り上がっている時、ポイント製作した
くて「僕に大鹿やらしてもらえないかなあ」と口走ってしまいました。一同、間をおい
て「お〜」木曽への中途半端な知識しかなかった失言でした。本人は滝越・MWの
大和さんの真似っこしようと・・・そんな不徳な考えに釘をさされたのでしょう。一度
口走った責任上、一応可能性を求めて試行錯誤だけはしてみます。ポイントの数は
小鹿にしても軽く30!(クラクラ〜)(*_*;)どんなに短くしても長さ1800!モジ
ュール3つ分。建物は5軒は必要ですね。小鹿も小鹿、どんどん縮小、はしょってみ
て、それでも大鹿のイメージが出せたらなあ〜(その気になっている自分が怖い)
写真は近藤さんから提供していただいたもの、おそらく昨年(2002年)のMWの感謝ディの時。
左は「やまばと号」ですよね(間違ってたらごめんなさい)右は大鹿の機関庫(?)だと思います。


鹿

■プラン図

1200                    600                                    





                                        600 

プランが出来ました。縮小してポイント
は18個。でも長さを伸ばしたのでヤー
ドは長くとれます。
    1、1300mm
    2、1500mm
    3、1000mm(本線)
    4、1000mm
    5、1300mm
    6、1400mm
    7、1500mm
    8、1500mm
    9、1300mm 
プラン図は下が北です。下から1番線という名前にしました。数字は各ヤードの入線可能
な長さです。3番線は本線として通過用。本線以降(4〜9番線)のヤードは田島(左)側
と滝越(右上)側のポイントを連動させる考えです。手元にある本から分かるものをスケッ
チに起こしてみました。何枚も何枚も書きためはじめました。具体的には雪解け5月以降
の現地取材後に設計します。禁断の木曽です。でも手を出すからには、しっかり勉強する
つもりです。(北海道に帰りたい・笑)

<イラストを描く意味・・・写真があるのに?と思われるでしょうね。上手い下手はどうでも
いいんです。絵を描くとき、知らず知らずに脳が寸法を測っているんです。そして実物の
イメージが刷り込まれます。たとえば上の操作塔(物見の塔)、右の描いた給水塔。土台
の寸法が一緒だと思いませんか。イラストでは違って描いてしまいましたが、BLWや人間
から寸法が想像つきます。ドラム缶なんかもヒントになりますね。私の方法です>

小鹿淵 

ふつふつと湧き上がる木曽への思い。5月まで何もしないと萎えてしまいそうなので、小
鹿操作場の西にある随道を抜けて、すぐに小鹿淵があってアーチ橋が架かっている設定
を考えました。現実は有名な大鹿淵です。写真も結構あって人気スポットになりそうなの
で、ちょっと志向を変え、昔の姿にする事にしました。
大鹿淵のアーチ橋を作るために、写真
をもとに図面をひきました。車両の大き
さが一番の手がかりでした。サイズは
長さ500mm×90mmです。材料は
プラ成形材です。橋のトップ部分から
作り始めました。木の上で接着すると
着かなくて便利です。写真を見ながら
模型的に作っていきます。つまり、手
元にある材料で決まるという事です。
この上に枕木やレールがのります。心
配していたアーチのR部分も、お湯を
沸かしている大鍋の外側に付けて曲
げて、うまくいきました。

小鹿淵橋アイデアスケッチ

図面というよりはい
つものメモです。模
型原寸大で描いて
材料をあてながら、
作っていきます。勿
論長さはこの倍にな
ります。各部分の構
造は色んな写真から
判断しています。長
さは50cm(現実は
43,5m)それなりに
車両が並びます。問
題はモジュールに収
まらない。つまり両端
の表現が出来ない。
1200じゃ大きいし、
う〜ん悩みます。
メモ図面に従い橋脚をつけている所、
斜めに補強するLアングル材の位置
を間違えてしまいましたが、いつもの
調子で「まあいいかあ」(おいおい)。
主桁とアーチ部分はHの大で脚はH
の小です。写真で見ると驚くほど橋脚
が細いですよね。車両を乗っけると,
撓んでいた主桁も補強が入るに従い
しっかりしていきます。この脚にアーチ
部分をどうつけるかも問題ですね。イ
モ付けじゃ、ちと心配。
プラ板を固定してから、H材を付けま
した。テンションがかかってしっかり
しました。上に車両を乗っけても、ビ
クともしません。課題はアップで見た
時、目立つリベット(ボルト)表現です。
プラモデルの戦車のリベットとか、色
々試してみましたが、オーバースケ
ールです。結局、古典的な技法、ア
ート紙(カレンダーなど)に打ち出して
表現しました。リベットは右左と打ち
ます。足跡みたいに・・・こうした構造
物の特徴です。
下地に艦底色を塗り、国鉄朱色4号
を塗りました。白いプラスチックの上
に塗ると明るすぎるからです。それ
と塗料の種類を変えると剥がれた感
じも出せますが、こうした構造物は塗
り替えが頻繁だった筈ですから、そ
のままにしました。枕木は2mm角材
です。PECOのフレキの枕木を間引い
て貼り付けました。黒い部分がオリジ
ナルの枕木です。両端をカットしてい
ます。主桁に枕木を取り付けた位置
にアングル材を置きました。ボルトの
木への沈み込みを防ぐものです。
写真(昴さん撮影・2002年5月?)は現在の大鹿淵です。道路橋に替っていますが、トン
ネルポータルや周囲の自然は現役時代のままです。橋の色が随分と褪色していますが、
美しいアーチは変わりません。この風景をモジュールに吹き込めるでしょうか・・・・
風景が特別(深さが必要)なので、規定範囲一杯でモジュールを自作しました。1200×
300×200mmです。接続部分のボルトの穴の位置、線路の位置、高さなど何度も確認
しています。頭にあるイメージを元に台枠も起伏を作っています。実際のサイズになった時
にイメージが違うのはよくある事ですから、ここで入念にチェックします。同時に必要な部
分の補強もしっかりしておきます。淵の部分に補強がまだ入っていないので橋は撓みます。

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