この鉄道は国鉄本線(尻内)から小さな町(五戸)までを結ぶ地方私鉄です。南部
鉄道がモデルですが、本物に捉われすぎても模型的な楽しさが失われます。12m
mの車両が多くないのも理由です。自分が社長だったら・・・・どんな鉄道を作るだ
ろうか?買い入れ可能な車両は・・・レイアウトの大きさは?そうした条件を考えな
がら細かな所が決定していきます。
 地方私鉄(非電化)で単線、お客は港町・八戸の担ぎ屋のおばちゃん。高校生。
地元の買い物客・・・荷は三戸のリンゴや田子のニンニクなど・・・時代は昭和40年
代初め・・・東北本線が電化・複線化される直前。それとも、いっそ十勝沖地震を乗
り越え、現在まで続き・・・「ハヤテ」から観光客が・・・なんて設定も可能ですね。そ
して電化されて小さな電車も可能・・・・う〜ん、誘惑は多いのですが。オリジナルか
ら遠くない形がいいでしょう。
 レイアウトで表現するのは中間駅です。ただしオーバルの途中に組み入れるので
はなく、盲腸線の駅にします。

レイアウト図のドローイング

450R

400R

400R

400R

400R

450R

2003・軽田子鉄道

今回はB1パネルを使うことにしました。羅色とか丸金で使って勝手を知っている事も
ありますが、安いし簡単なので・・・2枚使いますので1456×1030mmのサイズに
なります。サブロクよりタテ方向が有利(100mm長い)です。南部鉄道には隧道も大
きな高低もなかったのですが、2回目となると、何か吹っ切れて自分が作りたいモノを
作ろうという結果に・・・盲腸線の駅はスイッチバック(好きだなあ・自分でもあきれる)
で上っていく構造です。車両のテストではこの勾配は大丈夫でした。問題は最小半径
400Rの曲線です。B6やC12は通れないだろうなあ。駅は津軽中里のマネっこです。
もっとも地方私鉄になると、こんな感じになりますよね。スイッチバックの左は何か延長
を予感させる感じです。最悪の場合が想定です。もしスイッチバックがうまくいかないと
した場合です。パネルをもう一枚左に追加して駅と緩い勾配で結ぶという保険です。

プランー1

図面をコピーして工作用紙に貼り、立体に
してみました。勾配の感じをみます。更に
紙粘土で地形を作ってみました。無理の
ある配置になる小さなレイアウトですが、
レイアウトっぽい感じの風景は避けたいも
のです。なるべく「あるある、こんな風景」
という感じにします。結局、スイッチバック
は無理(風景的に)があります。スムース
な勾配も作れません。そこで・・・・・

プランー2

この方が自然な風景を作れます。ポイントもひとつ少なくてすみます。スムースに駅に
入っていけます。アイデアを叩いて、考えに凝り固まらず仕上げていく作業がとても重
要だと思います。(でも普通はプランー2を最初に考えますよね〜ああ遠回り!)