2003・軽田子鉄道

台枠の話

使うのは画材屋さんで売っているパネ
ルです。本来は紙を水貼りして水彩や
デザイン画をするものです。当然、水分
で歪まない構造、ベニヤを使っていま
す。B1サイズ(1030×728)がなかっ
たのでB2(728×515)を4枚使う事
にしました。パネルの利点は簡単で正
確な形、安いという事。欠点は補強が
必要な事、トップの板が薄い、ポイント
など設置に制約があるなどです。

今回の材料です。B2パネル4枚とラワ
ン単板(14mm厚、118,5mm幅、1
820mm長)とラワン角材です。ラワン
単板は合板と違い変形しやすい(水に
弱い)のですが、何しろ加工がしやすい、
安い、入手が楽など長所もいっぱいで
す。補強の入れ方(角材)や塗装(水分
を含まないようにする)などで欠点をカバ
ーします。

パネルを接合する補強材をラワンの端切れで作りました。使うネジは木ネジではなく
「平頭タッピング・ネジ」です。普通の金物屋さんでも取り扱っています。木ネジは頭に
いくほど広がって、今回の場合、木を割ってしまいます。タッピング・ネジは細かくネジ
を切ってあって細いのが特徴です。ガイド穴が必要ですが、ラワンなどガイド穴(2,5
mmドリル)がないと割れやすくなりますから、必要な工作です。パネルどうしは35m
m長で2箇所とめて、接合面の角は三角で補強、4枚のパネルの接合面は四角の補
強板を使います。ネジは25mm長です。

5箇所に補強の板が入り、周囲にも板をまわしましたが、まだ、斜めにねじれます。でも
レイアウトの製作と共に硬くなりますので心配はしていません。