下黒沢を作る

新モジュール

今年の始めまで木曽の事は何んにも知らなかったのですが、KMCに参加させていた
だき、勉強させていただきました。なかでもいただいた資料ビデオに参りました。

それは有名なNHKの「新日本紀行」で
す。この写真を見ただけで曲が流れて
きそうです。言うまでもなく下黒沢の大
鉄橋です。特に雪景色というところが、
私の琴線に触れます。小鹿淵やお立ち
台で試した色々の集大成にしようと思い
ます。本当は珊瑚祭までに仕上げるつも
りでしたが、作業が早い私でもさすがに
無理でした。この場所は長野西部大地
震で地形が変わってしまって偲ぶ事さえ
出来ません。流れる川の表現が今回の
テーマです。

簡単な図面を書いて土台を5,3mmベ
ニヤとラワン角材で作りました。安直な
んですが、ガーターはKATOのN用を
使いました。エンジ色に塗りました。模
型的な縮小が必要です。橋桁はバルサ
です。本当は石積み表現をしてから付

けるべきですが、とりあえず運転会に間に合わせる為に仮止めしましたが、接着剤が多
すぎ本止めになってしまいました。枕木はバスウッドでPECOのレールを間引きしてつけ
ました。運転会で問題があったTOMIXのレールの接続部分も直しました。

大築堤の形はベニヤと曲線部分にスチレンボードを台枠に犬釘で留めました。そして、い
つも使用しているプラスタークロスを貼っていきます。本物より場所の関係で急勾配です。

大理石調粘土をパレットナイフで橋脚に付けました。この粘土は私がすすめましたが、
実は乾くと白っぽくなって、アーチスタフォルモと大差のない感じになってしまいます。最
初の黒い粒々は消えうせるのです。どうして?メーカーさんの詰めが甘い!沢山買った
ので使い切ります(笑)。少し乾いたところでアングル材で型押しです。このブロックのサ
イズはKMCのモジュール規格サイズ・600×300と同じだそうです。HOサイズだと7m
m×3,5mm位になります。

残り3本はプラストラクト社のプラ成形板を使いました。スチレンボードで骨組みを簡単に
形作り、プラスタークロスで覆いました。川が流れる部分を一番低くします。

水を流す準備です。紙粘土のアーチスタフォルモが乾燥してから、KATOの出している
アースカラーを塗り、砂利を撒き、ボンド水溶液を流します。

水性のジャーマングレーを塗り乾かします。さらにアサヒペンのサンドベージュ(これは
私の愛用品です)を吹きつけ、エナメルのジャーマングレーをドライブラシします。ドライ
ブラシは普通出っ張った所にしますが、岩の場合は写真のように引っ込んだところに、
影を置くようにします。何故、こんなに手間をかけるかといえば、岩の質感、重量感を
出したくての試行錯誤です。

         鉄道模型TOPページへ     下黒沢ー2を見る