トップページへ Baba Ghannouj ババガヌージとタヒーナ
             (焼きナスのディップ)


 ■レバノンに限らず、アラブで代表的なオードブル(Mezza)です。トルコではパットルジャン・

  サラタスと言います。作り方は少し違いますが、料理として同じ仲間です。ナスはインドが原

  産でシルクロードの東西に広がった野菜です。日本にも焼きナスが形を変えて伝わってい

  るのが興味深いですね。中東では何十種類ものナス料理があります。

 ■材料

  ナス・・・・・・・・・・・12本
  ニンニク・・・・・・・・・一片
  パセリ・・・・・・・・・・1輪
  ヨーグルト・・・・・・・・大匙2
  ゴマペースト・・・・・・・大匙2
  クミンパウダー・・・・・・小さじ1
  オリーブオイル・・・・・・大匙2
  レモン・・・・・・・・・・1個
  塩・・・・・・・・・・・・適量
 ナスに爪楊枝などで穴を数箇所開けてから
 直火で焼きます。皮がしっかり焦げて、身が
 柔らかくなるまでが目安です。
 焼きあがった後、ボオルなど被せてナス自体
 の熱で蒸れるようにすると剥きやすくなります。
 日本のナスは、中東のナスに比べて水分が
 多く、それを極力失くすのがポイントです。
 触れるくらいに冷めたら流水を使いながら
 皮を剥きます。水をナスに付け過ぎると仕上
 がりが水っぽくなるので注意してください。
 水は手についたコゲを落とす感じです。
 和食の焼きナスは氷水に入れますが、あの
 方法は上記に書いたように水っぽくなり過ぎ
 ます。
 ニンニク、パセリ、ゴマペースト、クミン、ヨーグ
 ルト、オリーブオイルを準備します。

 フードプロセッサに三分の一のヘタを切り落と
 したナスを入れ、ニンニク、パセリ、ゴマペース
 ト、クミン、ヨーグルト加え、よく混ぜます。完全
 にペースト状になったら残りのナスを加え、軽
 く回します。つぶつぶな感じを残すためです。
 サラダっぽくしたい場合は、中東と同じように
 包丁で叩いて作ります。
 ボオルに移し、オリーブオイル、塩、レモンで
 味を整えます。盛り付けは周囲に土手を作る
 ようにして真ん中に更にオリーブオイルを流し
 ます。周囲の土手にはタヒーナをかけて、レ
 モン、トマト、イタリアンパセリ、オリーブの実
 などで飾ります。パンですくうようにして食べ
 ます。

 ■タヒーナの作り方

 材料をフードプロセッサーで回すだけ!

   練りゴマ(白)・230g
   ヨーグルト・250g
   オリーブ油・大4
   にんにく・一片
   オレガノ・ひとつまみ
   乾燥ミント・ひとつまみ
   塩・適量


 これは私が教わった一つで、家庭によって
 様々です。

  最近は、ハラールショップも増えてきて、レバノン産のタヒーナ(練りゴマだけ)も入手出来る

  ようになりました。M&Pという会社がネット販売もしています。作り方は一緒です。