岩崎レール製だるま転轍器の話
モデルワーゲンで製品化したダルマの
見本をいただいた時に不思議に思い悩
んだ話をします。
今回の転轍器は上の田島にあったも
のがモデルになっています。私の頭を
混乱させた一番の要因は定位・反位の
白ペンキが塗っていない事でした。模型
化は「普通は定位でする」と思い込んで
いるので、上の写真が定位であるとする
とクランクが伸びているのでポイントは、
左側にあって、Lのポイントと判断しまし
た。普通、直線側が定位ですから。でも
転轍器が直線側にあるのが?マークで
した。篠原などはポイントの曲線側にあ
ります。右の坊主岩(写真・須々木氏)
の写真でもお分かりのように、現実は
ケースバイケースです。ここまでは納得
しました。
さて右の写真、エコーの転轍器は定位
でクランクが引っ込んでいます。つまり
ポイントの曲線側にあって、左にポイント
がある場合、Rの分岐になります。これ
はセオリー通りで納得。
腑に落ちないので森川さんからモデル化した
写真をもらって愕然としました。それが右の写
真です。なんと反位!この製品は反位状態で
模型化した事になります。まあ、それならそれ
で問題ないのですが、どういう状態で設置する
かというエコーのような説明書が必要になりま
すね。なあんだ。という笑い話。
でも驚愕の事実は続きます。須々木氏の撮
影した助六事業所のだるまの写真(下)です。
木曽には鉄道のセオリーは通用しないのか!
←だるまが定位、ポイントも定位!
でも白黒塗り分けが反位!これ
どうなってるの?シャフトが曲がる
ほど大きな錘から、どっかからの
転用かもしれませんね。
まあ、どちらにしても、こういうパーツ
の存在は楽しいのです。スケールだ
と、こんなに小さい!スパイクが大き
すぎ?上は左分岐用定位で作った
ものです。半田が流れすぎないよう
に気をつけていたのですが、それで
も、これだけ付いてしまいます。キサ
ゲをしっかりやって、塗装すると、こだ
わっていた事が、どうでもよくなって
きます(笑)つまり、それほど小さいの
です。いやあ、興奮する(笑)
MW製だるま転轍機 2個組 ¥1500
photo Mr.Morikawa
photo Mr.Morikawa