「世界遺産を作る・オーストリアの旅」4

 

  左が駅の建物の前から出発する市内行きの路面電車の停留所です。カフェがあって奥に
  Mマークのマックがあってその左は18歳未満お断りの妖しい映画館があるんです。駅に
  入っているってすごい事です。大きなポスターも堂々と飾られていました。

 

  停留所とこの車両をしっかり押さえます。それにしても幅がないですね。窓が難しいんです。

 

  この行き先掲示板も面白い構造です。駅との位置関係が良く分かる写真です。

 

  路面電車に乗って一番北にある教会まで向かうところ、もう郊外の森の中を走ります。

 

  着いたところが昔の車庫。そこにグラーツの路面電車博物館がありました。残念ながら休館日。

 

  グラーツ市交通局のご好意で貸切電車で走り回りました。ヤコミニ広場のデルタ線を回ってきた
  所です。臨時電車なのに皆さんが乗車しようとするんです。ごめんなさいです。

 

  このヤコミニ広場はグラーツの交通のの要所で、バスと路面電車がひっきりなしに動き回って
  いるところです。この雰囲気がとても気に入ったんです。

 

  ヘレンガッセ通り、旧市街のメインストリートです。ここも模型化にかかせない場所です。

 

  こんな狭い通りも路面電車が走っています。日中は車の乗り入れを禁止しているから出来る事
  ですね。自転車と路面電車が走り回っているのです。

 

  こんな通りを走っていると、路地の間からシュロスベルグが、それこそドーンと見えるのです。

 

  街中に、これだけの山とガケがあって階段で上っていくんです。今はエスカレーターがあります。

 

  シュロスベルグの上から見たグラーツの旧市街です。屋根の色が特徴的です。市役所が真ん
  中に見えます。

 

  時計台です。塔をスパッと切ったような構造です。昔は見張り台で敵が来ると鐘を鳴らしたそう
  です。上の出ている部分が鐘が下がっている庇です。

 

  反対側から見ると、こんな感じです。レンガ積みで切り立っているので見上げた写真しか撮れま
  せん。ここは一段低く公園になっています。

                             ■模型写真

   

  ここで突然ですが、作ったレイアウトをご紹介します。製作中はTVカメラが回っていて途中で
  写真を撮る事が出来ませんでしたから、完成した写真ばかりです。上の時計台です。

 

  上から撮影したモジュールの全景です。上を通る高架部分がやはり取って付けたようです。
  駅をこれだけ取らなければ、もっと建物を増やしてシュロスベルグから見下ろした写真のよう
  にできたでしょうけど、それだと下の線路の処理にも困ったでしょうね。駅は作って正解です。

 

  一般的に見る方向からの写真です。遠近法で実際より奥行きがあるようにしたつもりです。

 

  ホームと接する通りは、なるべく自然になるようにしました。グラーツはこんな風にはなっていま
  せんが、オーストリアのあちこちで見たモノを参考にしています。

 

  照明は高輝度白色LEDです。ライトアップしています。オレンジを街灯に使っても良かったですね。

 

  グラーツ駅のアップ写真です。もっと色々とデテールを加えたかったのですが、時間切れでした。

 

  ライトアップされたグラーツ駅。最初に見た衝撃シーンの再現です。中のモダンアートが・・・

 

  路面電車のデルタ地帯。細かなところに気をつけたつもりですが、写真で見るとアラが目立ちます。

 

  ガード(ダミーでどこにも出口がないんです!)と駅構内の色々。蒸気機関車に必要な施設も・・・

 

  線路脇に市場を表現しました。プライザーの色々なものが大活躍。日本型と違って楽しい所です。

 

  駅の右側の部分。他局の番組(あいのり)のピンクワゴンが走っています。友人作です。屋根の上に
  コウノトリの巣があります。衛星アンテナも。細かな作業で実感的になっていきます。

 

  自作した路面電車。2連は番組で紹介したものです。3連は後で製作しました。世田谷線の方が
  スケール的に大きい筈なんですが、大差のないサイズになって反省です。下回りにBトレ用を使
  ったので致し方ない事です。

 

  走行は上にも書いたようにBトレ用なので良好です。線路が道路に埋まって接触不良を起こすのが
  難点です。やはりボードは変形するんです。割り切りが必要な気がします。

 

  今回の為に集めた機関車です。タウルスは広告入り(それしか入手出来ず)を剥がしOBBデカールを
  貼りました。インターネットでカナダの模型店から購入。真ん中の旧塗装は銀座の天賞堂で買ったも
  のです。右がウィーンで買った機関車。やはりOBBのマーク(真ん中と同じマーク)を剥がしてアルフ
  ァベットのOBBにしたものです。

                        ■模型資料

  パソコンを多用して車両からストラクチャーなどを作り出します。まったくの自己流なんですが、
  こんなのを作って製作したんです。さいしょの2枚はA4で他は葉書用紙です。駅はOHPフィル
  ムと普通の紙の両方を打ち出して、組み合わせて作りました。上の車両のインレタも作りました。
  タウルスは広告入りだったのをカッターで剥がしたんです。

 

  駅のパーツです。モダンアートは撮影してきた写真から画像処理して作ったものです。

 

  駅の右側のパーツです。紙とHOPフイルムに、それぞれプリントアウトして作ります。

 

  駅の表示板の色々です。写真を見ながら作ったものです。エッジがボケているのが写真の取り込み
  画像です。それに字を重ねてシャープさを出しています。

 

  路面電車の展開図。一度作ってみたかったものです。子供の頃の付録を思い出します。実物は
  もっと曲線が複雑ですが、割り切って製作するのが模型化では大事かもしれません。

 

  OBBマークや路面の表示板や広告などなど・・・ドイツ語の辞書とニラメッコして本国の人が見ても
  おかしくないように気をつけました。