WING KIT COLLECTION 1/144                         12 June 2011

 鉄道模型チャンネルの製作が終わって、ホッとして呆けていました。コンビニで食玩の箱を手
 に取りました。もうこの時点でヤバイ(僕ら世代の意味)のです。もともと第二次世界大戦のレ
 シプロが大好きなんですから・・・ちょっと組み立てて遊ぼうと思ったのですが・・・



 最初に開けて出てきたのが、コイツです。「お〜コルセアじゃん」そのドデカイ図体はインパクト
 がありすぎです。塗装済み組み立てキットで、流し込み接着剤で組み立てに半時、デカールに
 も同じくらいかかって出来ます。400円ばかりの模型にしては、良く出来ています。しかもこの
 コルセアはシークレットアイテムのホンジュラス空軍!です。一気にテンションが上がったのは
 言うまでもありません。サッカー好きなら、1969年のワールドカップ予選に端を発っしたエルサ
 ルバドルとの戦争を聞いた事がありますよね。その時にムスタングP51(エルサルバドル空軍
 機)と空中戦を演じたのです。コルセアは第二次世界大戦機ですが、戦後も朝鮮戦争やフラン
 ス空軍機がアルジェリア独立戦争やスエズ紛争などにも使用されました。すでにVol.6でした。



 Vol.7のエアラコブラ、アメリカではなくてイギリス空軍というのが、泣かせます。とってもマイ
 ナーな飛行機なのに、更にレアものですから。ミッドシップエンジンで日本軍には「かつぶし」
 と呼ばれていました。うまいなあ〜このコレクションを調べると、Vol.1が零戦でした。遅かり
 し内蔵助!です。2007年頃から発売したみたいで、もう入手不可能です。高いオークション
 ものならあるけどね。こういうのは安く買えるからいいのであって、コレクションの為に大枚を
 はたくのは性に合いません。Vol.4までなら入手できそうです。スピットファイアーが入って
 いるので大人買いしてしまいました。10箱で4000円!



 同じVol.7のメッサーシュミット!アイテムも生粋のドイツ空軍機(第27戦闘航空団)です。
 内股であまり好きな飛行機ではありませんが、名機であることに違いはありません。こいつと
 スピットファイアーの空中戦は、大戦中の名シーンです。ダイムラーベンツ対ロールスロイス
 の戦いです。フォッケウルフは出るのかなあ〜



 届きました〜アマゾンで頼んで一日!Vol.4!スピットファイアMk.V!外国の飛行機では
 上記のフォッケウルフと並んで好きな飛行機です。小学生の頃、Uコンをした時に作ったの
 がセミスケールのこいつでした。塗装も同じ第一ポーランド戦闘航空団司令官機です!懐
 かしい〜友達はメッサーシュミットでした。戦闘(機体の後ろに紙の帯をつけて切る)で、い
 つも勝てなくてメッサーシュミットが嫌いになったのかも(笑)主翼が幅広くて、旋回能力が
 鈍重な感じでした。安定感はありました。本物と同じです。ラジコン機でも作りました。



 コンビニで買ったVol.7のエアラコブラのシークレットアイテムです。米陸軍の迎撃訓練用目
 標機です。派手な塗装がカッコいいと思いました。ちなみに自立出来るようにしたのは、主翼
 の後ろに0,5mm真鍮線を刺しているからです。




 カーチスP40Eウォーホークです。上が米陸軍第18戦闘飛行隊、下がイギリス空軍第112
 飛行隊機です。同じ機体ですが、イギリスではキティホークMk.1と呼びます。カーチスと言
 えば空冷エンジンのP36だろ〜と、僕は思ってしまいます。「紫電改のタカ」という漫画に登
 場して覚えた機体です。ムスタングP51、サンダーボルトP47に次いで多く生産された機種
 です。数日で、これだけ揃えて作ったというのは、やはり、かなりマズイ展開かも・・・

●今までどんなのが出たのか調べてみました。シークレットが分からないものもあります。
  これを見ると、一番最初に買ったコルセアは激レアものじゃん!Vol.1は魅力的だなあ〜

 Vol.1
 零式艦上戦闘機二一型 A.台南航空隊 坂井三郎一飛曹機
 零式艦上戦闘機二一型 B.空母「蒼龍」搭載 飯田房太大尉機
 九七式3号艦上攻撃機 A.第12航空隊 中国大陸
 九七式3号艦上攻撃機 B.空母「翔鶴」搭載機
 九九式艦上爆撃機一一型 A.第14航空隊 中国大陸
 九九式艦上爆撃機一一型 B.空母「加賀」搭載機
 局地戦闘機 雷電 第302航空隊 厚木基地
 局地戦闘機 紫電二一型 "紫電改" 第343航空隊 戦闘第407飛行隊 松山基地
 十八試局地戦闘機 震電 試作1号機
 シークレット5種
 零戦二一型 第261航空隊"海軍虎部隊" 鹿児島基地 昭和18年11月
 九七式3号艦攻 空母「赤城」搭載 淵田美津雄中佐機 真珠湾攻撃時 昭和16年12月
 九九式艦爆 空母「蒼龍」 江草隆繁少佐機 真珠湾攻撃時 昭和16年12月
 雷電二一型 第352航空隊 青木義博中尉機 長崎県・大村基地 昭和19年冬
 紫電改(前期型) 第343航空隊(2代) 戦闘第301飛行隊 菅野直大尉機 愛媛県・松山基地 昭和20年4月
 ノーマル9種+シークレット5種

 Vol.2
 紫電一一型甲[第34航空隊 千葉県 館山基地 昭和19年5月]
 紫電一一型甲[第201航空隊 フィリピン 昭和19年10月]
 鍾馗 鍾馗II型[飛行第47戦隊 東京 成増飛行場 昭和19年1月]
 鍾馗 鍾馗II型[飛行第85戦隊 中国大陸 広東 昭和18年11月]
 タイフーン タイフーン MkIB[第197飛行隊 イギリス南部 タングメア飛行場 1943年10月]
 タイフーン タイフーン MkIB[第451飛行隊 北アフリカ 1943年4月]  ★
 紫電一一型[仮称一号局地戦闘機・試作1号機 大阪・伊丹飛行場 昭和17年12月]
 鍾馗 II型丙[飛行第29戦隊 台湾・小港 昭和19年12月]
 タイフーン [第183飛行隊 イギリス南部 ガトウィック飛行場 1943年4月]
 全6種+シークレット3種

 Vol.3
 飛燕一型丙 飛行第244戦隊 隊長機
 飛燕一型丙 第39教育飛行隊
 飛燕一型乙 飛行第244戦隊 73号機
 零式水偵一一型 重巡洋艦「羽黒」搭載機
 零式水偵一一型 横須賀海軍航空隊
 零式水偵一一型 戦艦「大和」搭載機
 F8F-1ベアキャット アメリカ海軍 第726戦闘飛行隊
 F8F-1 ベアキャット タイ空軍 第一戦闘爆撃航空団
 F8F-1 ベアキャット アメリカ海軍「ブルーエンジェルズ」
 シークレット ?

 Vol.4
 隼2型(後期型) 熊谷陸軍飛行学校
 隼2型(後期型) 飛行第77戦隊第2中隊長機
 隼2型(後期型) 飛行第64戦隊第3中隊
 スピットファイア Mk.VB 第1ポーランド戦闘航空団司令官機
 スピットファイア Mk.VB(短翼型) 第501飛行隊
 スピットファイア Mk.VB 第4戦闘航空群第335戦闘飛行隊
 スツーカJu87G-2 第2地上襲撃航空団司令ルーデル中佐機 1944年頃
 スツーカJu87D-5 第3地上襲撃航空団第I飛行隊第1中隊
 スツーカJu87D-5 第2地上襲撃航空団第III飛行隊第7中隊
 シークレット ?

 Vol.5
 4式戦 疾風 常陸教導飛行師団63号機
 4式戦 疾風 飛行第47戦隊 桜隊 中隊長機
 4式戦 疾風 第10練成飛行隊29号機
 99式軍偵察機/襲撃機 独立飛行第49中隊
 99式軍偵察機/襲撃機 鉾田陸軍飛行学校
 99式軍偵察機/襲撃機 飛行第44戦隊
 97式戦闘機 飛行第1戦隊第2中隊「ま」号機
 97式戦闘機 飛行第24戦隊第2中隊長機
 97式戦闘機 満州国軍航空隊護国安東弐号
 シークレットver. 99式軍偵察機/襲撃機 独立飛行第48中隊
 シークレットver. 97式戦闘機 乙 独立飛行第84中隊 33号機

 Vol.6
 A‐1Hスカイレイダー 第176攻撃飛行隊409号機
 A‐1Hスカイレイダー 第115攻撃飛行隊515号機
 A‐1Hスカイレイダー 第1特殊戦飛行隊609号機
 シーフュリー オーストラリア海軍第805飛行隊103号機
 シーフュリー オランダ海軍第860飛行隊10−2号機
 シーフュリー オーストラリア海軍第805飛行隊エアロバティックチーム 100号機
 F4U−4コルセア 米海兵隊第323戦闘飛行隊18号機
 F4U−4コルセア 米海軍第713戦闘飛行隊202号機
 F4U−4コルセア 米海軍予備役訓練部隊オラサ基地 5号機
 シークレットver. A‐1Hスカイレイダー 第145攻撃飛行隊 406号機
 シークレットver. シーフュリー FB.11 キューバ陸軍航空隊

 Vol.7
 P-39Qエアラコブラ 米陸軍第82偵察飛行隊
 P-39Qエアラコブラ 自由イタリア空軍第4航空団
 P-39Qエアラコブラ イギリス空軍第601中隊
 P-40Eウォーホーク アメリカ空軍76戦闘飛行隊隊長機
 P-40Eウォーホーク アメリカ陸軍11戦闘飛行隊
 P-40Eウォーホーク イギリス空軍第112飛行隊
 Bf109E-4メッサーシュミット ドイツ空軍第27戦闘航空団第V飛行隊
 Bf109E-4メッサーシュミット ドイツ空軍第27戦闘航空団第T中隊
 Bf109E-4メッサーシュミット ルーマニア空軍第7戦闘航空群
 シークレット P-39Qエアラコブラ米陸軍迎撃訓練用目標機
 ??



 Vol.4の隼だよ〜熊谷陸軍飛行学校機ではなく、飛行71戦隊にしました。最も有名な陸軍機
 ですよね。家では陸軍機を作るのはご法度でした。亡き父が戦争中、陸軍の整備兵をしてい
 たので、陸軍機を見ると興奮して「あそこが違う、ここが違うと」うるさかったからです。海軍機
 は平気だったんですよね。特にこの1式戦(隼)と4式戦(疾風)がペケでした。今にして思え
 ば、もっと話を聞いてあげれば良かったなあ・・・



 どちらも一式戦で、手前の迷彩が飛行第77戦隊第2中隊長機、奥の緑が第64戦隊第3中隊
 です。欧米の後に日本機を作ると、コックピットの狭さやキャノピーの小ささに改めて驚きます。
 いくら日本人が小柄と言ってもねえ・・・やはり軍は人間を二の次に考えていたんですね。



 ドイツ空軍第27戦闘航空団第U飛行隊機、僕のイメージするメッサーシュミットは、まさに、
 この塗装です。友達の愛機と同じです。こいつが後ろに着いた時の悔しさを思い出します。
 10戦中勝てるのは1勝くらいでした。飛行機が悪いのではなくて、腕の差と思われるかも
 しれませんが、練習機では五分五分だったんですよ〜Uコンのエンジンヘッドが横に出るの
 で、マークを後ろにずらしていましたっけ・・・09エンジンという名前だったかな・・・Uコンでは
 エンジンが同じですから、機体が小さく軽い方が有利だったんです。悔しくてゼロ戦(21型)
 を作ったのですが、「ドイツと日本が戦うわけないじゃん」と相手にしてもらえませんでした。
 あいつどうしているのかなあ〜(笑)



 Vol.4のJu87G-2スツーカです。有名なルーデル中佐の搭乗機です。所属は第2地上襲撃
 航空団。Ju87は、ユンカースと言う方が一般的です。スツーカはスツーカカンプフルークツ
 ォイク(急降下爆撃機)の略です。大戦初期は連合軍部隊を恐怖に陥れたのですが、速度
 が遅く、じき時代遅れな感じになってしまいました。それでも、この機体のように37mm対
 戦車機関砲を積んで、ソ連の戦車を撃破するなどの活躍をしました。こいつが銃口を向け
 低空で飛んできたら、本当に怖かったと思いますよ〜1/72の模型で何度か作りました。
 主翼から立体で浮いているエルロン、フラップが面倒でした。



 再びスピットファイアMk.XBの短翼機です。主翼の両端が落とされています。第501飛行隊
 所属機で白黒のストライプが目立ちます。ゼロ戦32型のように、空母に積む為の短翼(21
 型は両端が折る事ができたのを32型は最初から短くした)ではなく、あくまでも性能改良の
 為です。低空飛行時のロールオーバーの向上と、高速化する為に落としたもので、地上攻撃
 と低空での戦闘に有利でした。こんなに目立って、迷彩の意味があるのか?