2003・軽田子鉄道

レールをスパイク

3mm厚のイラストボードで施工基盤(52mm幅)と道床(28mm幅)の型紙(400Rと
450R)を作りました。施工基盤はボードでコピーを作り、パネルの所定の位置に貼り
付けました。道床はベニヤ合板(2、2mm)を切り出して、その上に貼り付けました。な
るべく基盤と道床の切れ目が重ならないようにしました。

道床の上に枕木をならべます。枕木の間は約5mmです。それでレール(篠原の引き
抜き♯60)をHOeの改良した犬釘でスパイクしました。(やはりB6はR400は通りま
せんでした)スパイク箇所は枕木6本間隔くらいで直線は8本くらいで枕木に直接打ち
込みです。前回の経験から枕木を少し塗らすと割れない事がわかったので。それでも、
この部分でもう一度テストしてみました。(この部分というのは、ここはトンネル内)枕
木は幅2,6mm長さ27mmです。すべて地方鉄道らしさを演出する選択です。今日
3月6日・C12が通過!これは嬉しい!模型も本物と使い勝手が似ていて面白い!

旧記事スパイク関係

Caution!稲葉師匠からチェック!枕木は2100mmだから1/87換算、24,5〜25mmだ〜と
      というご指摘がありました。ですね。道床を28mmにしたのでつい。地方鉄道は予算が
      ないので12mレール使用(30、37、50kgレールも)が多いそうです。なんと値段は
      20mレールの半額とか!そりゃ12m使いますよね。大手私鉄以外は12mと思って
      間違いがないそうです(ふむふむ)12mの1/87換算は14cmです。短い〜糸鋸で上
      だけ切れ目入れればジョイント音もリアル(僕の意見)。ですから枕木も普通の箇所は
      7mm間隔(枕木センター間)ですが、140mmごとに接続部分の狭い(5mm間隔)を
      作ればOk!(う〜ん奥が深いぞ〜トンネル内でよかった〜)師匠ご意見ありがとうご
      ざいます。この場をかりてお礼を!意外と知らないですよね(僕だけか・・・)

知識はやる気をおこさせます。そうした
リアリズムにこだわるのも模型の楽しさ
です。こうした小さなレイアウトは曲線な
ど(400Rなんてありえない)模型的なん
で他をきっちりしたいですね。曲線ポイン
トをスパイクし始めました。パーツ(トング
レールなど)を削っておき、現場で合わ
せてスパイクします。450Rの組み合わ
せポイントなので枕木は「らしく」(本物
を参考にという意)しました。ちょっとした
曲線の歪みが脱線の原因になるので低
い視線でカーブのスムースさを決めます。

このカーブポイントの左分岐(手前)は、この後勾配に入る条件の厳しさです。勾配は
4%ですが、最初の部分は緩和の意味で2%です。写真の左端が2mmあがってい
ます。

本線のカーブポイントが完成!ポイント
製作で一番難しいのは、クロッシングの
部分かもしれませんねえ〜両方にスム
ースに振り分けるのが、意外と難しい。

モーター式のポイントマシーンを上で接続してテストしました。ここは道路の下になるので
隠せるため、そのまましようと思います。とりあえず、台車のテストは問題がありませんで
した。右の写真は最近、気に入っている集電方法です。真鍮帯板を枕木の間に入れて、
レール下部にハンダ付けです。目立たなくて確実です。他のレールとの干渉がないよう
に薄い木の板を絶縁ではさんでいます。余談ですが、このレール見てると、子供の頃持っ
てたグレーの木の道床(枕木が掘ってある)付きレール思い出します。昭和40年頃、一本
560円だったような・・・(週刊まんが雑誌が130円とかだったような・・・遠い目)

スパイクの手を休めて新素材をテストしました。道路です。3mmバルサで道路を作り、
コルククレイをのせました。これは文字通り、コルクの細かいものを粘土状にしたもので
す。地面の基本着色が必要ありません。板状のコルクと違い、段差を埋めたりできます。
使い方によってはレールの敷設ににも利用出来そうです。つまり勾配部分のとっかか
りとかです。板はどうしても段差が出来やすいものですが、これが解消してくれるかも
しれません。土に埋まる枕木とか。

トンネルポータルと石垣のベースをバルサで作りました。紙粘土を被せると、その水分で
変形するので下塗りしておきました。マシンも隠せるようにしました。ポイントの近くには
信号小屋を作る予定です。本線に路盤と道床を敷きました。

枕木を敷き詰め、ニス(オーク)を塗りました。枕木は長いままです。レールをスパイクし
てからカットするつもりです。

スパイクの復習

路盤、道床、枕木を敷設した後に片側のレールをスパイクします。スパイク(篠原のナロ
ー用を短くしたもの)はレールに添って斜めに挿します。うまくいかない所はピンバイスで
ガイド穴を開けると、スーッと入ります。枕木が割れない効果もあります。面倒ですが・・

1mm厚の真鍮板でゲージを作りました。12mmの幅で1,5mmのレール幅の欠き取り
と3点支持の部分があります。右の写真のように、すでに敷設したレールから推しながら
新しい部分をスパイクしていきます。ゲージの幅は枕木の幅になっています。今まで色ん
なゲージを作った中で、一番使いやすいモノになりました。欠き取りはレール幅1,5mm
より若干広め(当然外側にむかって)にすると曲線にも対応します。

スパイクは途中までで、仮止めして全体
を見てから最後まで押し込みます。

本線が終わりました。いよいよ勾配にはいります。ウッドランドシーニックスのSubterrain
のIncline4%Starterを使いました。結論は勾配が4%です。この続きは次のステップで
す。ここから駅部分は♯55でスパイクする予定です。

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本線に色んな車両を通してテストしま
す。とくにカーブ・ポイントは入念に行
います。縮尺通りに作ってクロッシング
部分がやはり師匠の指摘どおり狭い
事が判明。車輪は縮尺通りじゃない
ので当然です。モーターツールでガリ
ガリやって広げました。(緻密なんだか
アバウトなんだか分からない・笑)