駅構内の製作ー1

2003軽田子鉄道

駅部分は5,5mmのベニヤ合板です。30mm角材を80mm長でパネルにとめました。

路盤、道床はヒノキの3mm、2mm板
を使いました。アガチスもそうですか、
この厚さのものはボンドで反りが出ま
す。ベニヤ合板の方が正解です。簡単
なので選んだ材料でしたが、反りを留
めるのに時間を費やしました。機回しの
為のスペースがギリギリです。このレイ
アウトはケーディの解放での入れ換え
や機関車の転向などが主目的です。
小さくても遊べる駅(本物の業務みたく)
が目標です。どうなりますやら・・・

枕木の準備をします。基板(1,6mm厚)の幅2,6mmにして長さ24,5mmに切りまし
た。バスウッドも同じサイズに切ります。ポイント用に長く(35mm)切ったものも準備しま
す。基板やバスウッドは固定した角材(カツラ)の上で切りました。(切断面がきれい)

ポイントを作る!

このポイントはCODE55(ME社)と基板を使ったものです。基板がスパイクと考えれば
応用が利きます。基板は要所〃に置きます。普通は枕木5〜6本に一本の割合です。バ
スウッド(墨汁薄め液で着色)は木工ボンドで、基板はゴム系でとめました。レールは基
板の部分(外から約5,5mm)に半田付けします。

最初に主レールの外側(トングレールの入る部分を削っておく)を付けていきました。その
後にクロッシングの先端を削って合わせました。直線は12mm、分岐、曲線は12,4mm
のゲージを取りました。曲線が400Rなのでかなりキツメですから。レールは万力に挟ん
でヤスリで削ります。CODE55はあっという間に削れます。

自分でスパイクする場合、私はトングレールとリードレールを一体にしています。使うマ
シーンはモーター式か手動なので問題ありませんでした(テスト済)。クロッシング部分
はきっちりします。ちょっとした前後で変わるので注意します。

トングレールと主レール間隔は多めにしました。急曲線なのでショートしやすいからで
す。基板の左右の絶縁はモーターツールで銅箔部分を削っています。トングレール部分
は特に注意です。ガードレールを付けます。主レールに近すぎるとクロッシングが引かれ
てしまうので注意が必要です。

この部分の内側を削っておく

数値的な事はポイントの大
きさ(番数)によって変わる
ので、さて置き。加工や注
意する所は一緒なのでイラ
ストで自己流を説明します。
主レールのカキトリはトング
レールの先端が入り込む所
なので重要です。私の場合
はレール部分まで少し入り
込むまで削ります。これで
模型的に確実になるからで
す。トングは頭の反対もヤス
る事で薄くします。クロッシン
グはイラストのように加工し
ますが、クリアランスはあくま
でレールの頭部分です。

レールのヤスリがけは万力にイラストのように斜めにはさ
み(分かりやすいようにオーバーに表現している実際の角
度はもっと浅い角度)削る部分を万力の上部に合わせて
作業すると簡単です。今回のポイントは4番位です。

  4番  5番  6番  8番
 14,18°  11,26°  9,32°  7,09°

(分岐の角度と番数。実際の鉄道は6番以上)

CODE55のポイントが出来ました。先端軌条は洋白板(0,5mm)で作りました。ショ
ートしないクリアランスを取ります。そのうち数値化したいと思いました。毎回、勘頼りで
は・・・そこで師匠に質問して、自分のポイントを測り、寸法決定!ガードレール位置は
フログレールとウイングレールの関わりで変わります。

フランジウェイ
  0,95mm

←10,8mm→
 (最大)
トングレール先端幅

   ↓

   ↑
ガードレールの位置
フログレールより11,1mm

■分岐器(ポイント)のポイント

赤丸(レール継目)・・つまり枕木が狭い
                                  フランジウェイ
                          11,1mm
  主レール(ストックレール)
                                    0,95mm
         10、8mm  リードレール      フログレール
          (最大)              ウイングレール
      トングレール             ガードレール


     ポイント部分       リード部分  クロッシング部分

鉄道模型の普通のポイントはトングレールとリードレールの接続はジョイナーを使い
リード側にカキトリ部分を作り、トングが首を振る様にします。本物のポイントではウ
イングとフログ部分は一体鋳造で継目4箇所がそれにあたります。ガードレールの
11,1mmの位置はポイントのサイズによって変わります。クロッシング側が優先で
す。トングレール幅は私は10、2mmにしています。これはポイントマシーンとも関わ
りがあります。あるメーカーの客車台車は、篠原の6番ポイントで分岐側に渡るとき
ショートします。このサイズが関わってきます。車輪幅、フランジにも問題があります。
色んな車両を考えてサイズを決めます。フランジウェイの0,95mmは1mm洋白角
材を削り、寸法を出してはさんで決めています。この寸法が大きいと車輪が落ちます。

駅構内線路の敷設

駅部分のポイントを全て敷設しました。入
り口はCODE65ですが、駅構内はCOD
E55です。接続部分は枕木で調整してあ
ります。内側、高さを合わせています。カッ
ターナイフなどで引っかかりがないかどう
か、調べて調整しました。構内の長さを取
る為にギリギリでポイントを設定しました。
ちょっと無理が・・貨物引込み線はダミー
にした方がいいかもしれません。さあ、い
よいよ転車台にはいります。

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このポイントは何と3ウェイ!(無謀な・・・)