駅構内の製作ー2

2003・軽田子鉄道

■転車台の製作
 くり抜いた板に下書きをします。外の部分は2,5mm板を貼り中は彫刻刀で合板一枚
掘りました。外周に基板、枕木を貼りレールを回します。直径142mm。

センターに電動ラジコンのベアリング(内径3mm)を入れ、アングル材で骨組みを作りま
す。幅は12mm。基本の枕木は基板を半田付け、センター軸は3mmの真鍮パイプです。
中を線が通ります。周囲のガイドラインのレールをスライドするのはNゲージの車輪を使
います。転車台の大事な事は当然ですが、センターを正確に出し、工作する事です。でも
腕がついて行かないので、少し位ズレても調整出来る構造にしています。

車輪はNの台車を分解してアングルに基板を介して(絶縁の為)取り付けました。軸受け
は集電用の真鍮部品を、そのまま折り曲げ半田付けしました。枕木も付けました。

0,5MM厚のプラ板とアングルでガーター部分を作りました。本当はTOMIXのN用ガー
ターを使う予定でした(その為の長さでした)。うまくいかずに結局自作しました。塗装して
ゴム系でつけました。

駆動系です。レールからの集電を確実にする為に弱いスプリングを入れ、タミヤのギヤセ
ット(低速1:700)を組み込みました。手動にするか、電動にするか悩んでいます。電動
はストップする機構も考えなくてはなりません。どちらにしろ、このギヤセットは噛み合わせ
が悪く、音がヒドイのでボックスは作りなおしです。ウエザリングしました。枕木までの高さ
は24mmになりました。逆なんですが、作ってから填め込む高さを決めます。レールもセ
ットしてから取り付けます。

最終的に世界最高性能のゴッドハンド
モーターを使う事にしました。ギヤはkT
Mの電関用の29:1です。ボックスは、
タミヤのギヤボックスの余りパーツを使
いました。勿論、色々工夫して(穴を広
げたり)取り付けました。非常にスムー
スに動きます。それとギヤの下に入っ
ているスプリングが効いて、集電も問題
ありません。スプリングの強さ、つまりタ
ーンテーブルの圧力、固さはギヤのネジ
1本で調整できます。ボックスは固定し
ていません。

設置しました。でも、実はこれが一日がか
りの作業でした。単体では問題なくても、
設置すると、何故か、どこかが狂っている
のです。構造的な問題もあったかもしれま
せん。ギヤが引っかかる場所があります。
レールを敷設した板が薄く、変形したのが
原因のようです。でもレール部分の高さが
左右同じなので、まあよしとします。ターン
テーブルの難しさは垂直、水平を保つ構造
が難しいんだと実感しました。基本的なパ
ーツは金属(厚さのあるアルミとか)にすれ
ば、もっと簡単だったかもしれません。

ターンテーブルでグッタリ(笑)したので
気分転換にカプラーの解放用のマグネ
ット(KATOのN用)を敷設してテストし
て遊びました。面白いくらいにウマク動
作してくれます。ただこれは車体のケー
ディカプラーがキチンと調整されている
場合です。高さが狂っていたり、ネジを
締めすぎて首を振らなかったりするの
は問題外。特に高さがとても重要です。
勾配がある場合は、狂っていると途中
で解放されてしまい大事故に!

教訓・・ターンテーブルは金属工作にするべし(結局、手間が少ない)

ターンテーブルを調整して紙粘土(ウッドフォルモという商品)で高さを合わせました。この
商品はアーチスタフォルモと違ってかなり反ったりして定着が悪いのが難点です。前者が
木が素材で後者は石です。そのへんに関係があるかもしれません。ターンテーブルの中
の排水用の傾斜は結局、アーチスタフォルモにしました。


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