2003・軽田子鉄道

地面するー1

レールの敷設も終え、いよいよ地面です。地面モノは実は色んな事と関わっています。
ここまでしてきた作業も、いつも地面を意識して作ってきました。下準備と言っていいか
もしれません。考えてる地形の部分に発泡スチロールを貼り付け、プラスタークロスを濡
らして貼りました。

これは最初に作ったNゲージのレイアウトの頃からこだわってきた事ですが、線路脇と
道路の側溝を最初に3mm角材を這わせて作ります。路盤が3mmだったのも、この為
です。道路や建物部分は間にバルサを貼り高さを合わせます。

今回、道路は「コルククレイ」という商品を使いました。トンネル・ポータルは「大理石調
粘土」です。型押しはアングル材です。これは木曽のモジュール作りで身に付けた技法
(大袈裟か)です。もうひとつ!ウッドランド・シーニックス社の岩肌セットのシリコン製の
型の使い方です。本来は石膏を流して固めてから使うのですが、時間がかかるという事
と自由度がない事から、私はアーチスタ・フォルモを押して型を取り、それを切ったり曲げ
たりしてボンドで貼りました。薄墨で着色するだけで、ここまで表現できます。

ホームは10mm厚バルサを切り出して貼り付けます。これは土台部分になるので実際
の設置位置より、少し内側にします。

4月15日現在の軽田子鉄道の全
景です。私の目には完成した時の
イメージが見えているのですが・・

田圃に土を入れました。土といっても本物ではなくアーチスタフォルモの茶色です。そして
ウッドランド・シーニクス社のアースカラーを薄めて全体に塗りました。側溝にはタミヤのフ
ィールドグレイです。

草や木が覆う場所を考え、逆に露出する地面をMold−a−scene−plaster(WS社)
で作ります。水で溶いて盛ったり、そのまま撒いて水シャワーで固めたりと色々な表情
を作ります。このまま、地面で土や草やバラストに進みたい気持ちを抑え、レールや枕
木の整備、配線をします。その間に、今回の作業の部分は完全に固まります。

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