2003・軽田子鉄道

配線と建物

 いままでご覧になっている方は気付いたと思うのですが、タイトルが度々入れ替わり
ます。これは私の性格に起因するものですが、行き当たりばったりなんです。いい言葉
で言えば臨機応変かな(笑)いつも「効率的に進めるにはどうしたらいいか」考えている
んです。計画をたてて、その通り進めればいいのでしょうが、アクシデントに会うと挫折
してしまいがちです。
 今回の軽田子鉄道のレイアウトに使う材料も、個人的な特殊なものではなく、なるべ
く、一般に入手しやすいものばかりを、使うように心がけています。これは皆さんにもレ
イアウトを作ってもらいたい、楽しさを知ってほしいという願いからです。前置きが長くな
りました。本編に・・・・(2003年4月18日)

■基本配線

 左図が簡単な配線図
です。青側をコモンレー
ルとして、ブロックコント
ロールです。S1が駅構
内、S2が本線、S3が勾
配ブロックになっていま
す。S2と3は一緒でもい
いいかもしれません。ポ
イントは選択式。モータ
ーポイントでもマッハの
スイッチレバーでも同じ
選択式にします。

6P(マッハのスイッチレバー)でも3Pスイッチ(モーターポイントの補助接点)でも同じ
考え方の配線です。青と黄色の電流をポイント切り換えと同時にピンクの部分に接し
た方に通電させるという事です。市販のポイントはトングレールで電流を確保する方法
ですが、レール側面に色を塗ったり、ボンド水溶液を使ってバラスト固定する場合、こう
した補助接点利用はかかせません。ギャップは簡単に考えピンクと接する部分を切れ
ば、まず問題ありません。駅左部分のポイントにギャップがないのはG3が全てのレー
ルがギャップだからです。S3の青の線は本線と繋がっているので実際の配線は必要
ありません。概念的に画いてあるだけです。貨物側線をダミーにした場合はS1の青も
ギャップをつなげれば配線の必要はありません。この程度のレイアウトでは電圧降下
はそれほどありませんが、念の為、80芯の線で配線してラグ板を介してスイッチ類は
細い模型用コードを使っています。太い線でスイッチ配線すると大変ですから。あ、勿
論、半田はヤニ入りの電気配線用を使います。フラックス使うと線が腐りますからね。

マッハのスイッチレバーです。6Pスイ
ッチの切り換えをレバーに連動させて
ポイントに伝える方式です。6Pスイッ
チは補助接点として使います。レマコ
のモーター式ポイントマシーンは直流
プラス・マイナスを切り替え動作させま
す。リレーが連動になっていて、自動
的に止まります。このリレーは補助接
点としても使います。(天賞堂扱い¥1
600くらい)手動、電動ですが、どちら
も使いやすいのでおすすめです。

スイッチレバーとポイントマシーンの配線をしました。2つのポイントが連なる場合は、1
つ目のポイントから2つ目を配線していきます。一つ目が切り替わらないと、2つ目が通
電しないように配線します。

操作盤を作りました。これで配線すれば完成です。レールを低い位置で見ました。思った
よりレールがヘロヘロです。狙っていた以上です(笑)右に左に揺れながら走ってくる車
両が見えるようです。これがフレキと違う部分です。フレキでこれをやっても平行のまま、
ヘロヘロですから。操作盤は版画板にテープでレール部分をマスキングして石目調塗料
(なんでも石にする蛇の髪を持つ魔物のような塗料)を塗りました。電源は当然走行用と
ポイント用は別です。

地面をする時は、建物を作りながら・・・または作ったものを合わせながら進めます。最初
に中間駅から始めました。バスウッドと角材で土盛り、土止めのホームを作りました。塗装
は素材の味を生かす為に薄めた墨汁です。上はパウダーです。ホームの手前に解放用
の磁石があります。ホームの長さはキハ40000が一両が何とか停まれる短さです。

バラストはTOMIXを使いました。少し枕木より低い感じにしました。築堤の草はテディベ
ア用のアクリルのボア(緑色)です。どうして緑色があるのか不思議ですが、レイアウト
にはピッタシです。田圃の水は水性透明ニスを流しました。白濁していますが、乾燥する
と透明になります。最初は平滑ですが、乾くとデコボコになります。二度、三度と流さな
くてはガラス面のようにはなりません。

前回のレイアウトで奇跡的に無傷だった「昴大社」を。木々がないと何処の国か分から
ないですね。そして、これは偶然だと思うのですが、設置した後、鳥居の前からニスが
サーッと乾いて透明になっていきました。写真はその様子。思わず模型に向かって手を
叩き拝礼(笑)。いやあ見ている僕が鳥肌!ああ怖かった〜(笑)

■アクシデント(ニスが透明になった先のレールが〜)
 やはりお告げがあったようで、配線して車両走行テスト中、カーブポイントでバチ!ほ
え〜「まさか!?」テスター当てると駅に行く勾配側がショート!これは補助接点のリレ
ーがショートしてる〜羅色でも経験してるのですが、レマコのモーターポイントは時々、
リレーがショートしてるものがあるんです。テストして設置しなかった〜(後悔)
 ニスが乾くまで(2〜3日は必要)しばらく更新はありません。建物作ろうか・・車両に
しようか思案中・・・・モンモン

京商が輸入しているバスウッド各種で待合所を作りました。下見板も貼り重ねました。
いつもなら建築材料を使うところですが、内側が見えるので頑張ってみました。TMS
の表紙になった大谷さんの影響もあるかもしれません。二間×1間の寸法です。組立
てはゼリー状瞬間接着剤です。塗装は墨汁薄め液と、タミヤのアースカラーです。

屋根は強度を取る為に、プラストラクト社の成形プラ板を使いましたが、やはり厚すぎまし
た。塗装はグンゼのメタリック塗料を使い、ハンブロールの70番でサビ表現をしました。
MSコレクションの看板類で飾ります。パステルで汚してあります。

プラの成形材が厚すぎて気に入らず、結局、いつものボール紙(レイアウト用紙)でトタ
ン屋根にしました。はみ出た接着剤はカッターの刃をたててカリカリして取り除きますが
古い色あせた感じもできてからします。次は機関庫とバス車庫です。河野氏や阿部氏
や平田氏の作品に憬れ続けた私としては、その10分の1でも近づければと思っていま
す。建築模型の我流ABCは「秘密のページ」へ(この言葉はワクワクします・笑)


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