シリア・ヨルダンの旅−8
<シェフの独断と偏見に満ちた旅行記>
■8日目 ぺトラ>>ワディラム>>死海
ぺトラ・マリオット・ホテルの外観と部屋の前のファサード。綺麗なホテルでした。サービスが慌しいの
が難点ですが、ツアー客が慌しいので彼らも焦っているのかもしれません。
バスに乗って出発です。展望台(?)でぺトラの岩山を見納め!山の中腹に広がる町が何気にスゴ
イです。建物が斜面に建っているのですから・・・切り通しは通って来た道路です。
ワディラムへの道です。またまた「アラビアのロレンス」という映画の話ですが、ロレンスがベドウィン
を引き連れてアカバ攻略に向かうシーンがありました。あの場所がここです。アカバまで50kmです。
右の奥に見えるのがラム山(標高1754m)。木のない高山は日本人には不思議な感じです。
ビジターセンターです。ここでバスから4WDに乗り換えて砂漠に向かいます。4WDと聞いてランド
クルーザーみたいなものを想像していましたが・・・左の岩山が7つの知恵の柱という奇岩です。
なんと乗るのは、ご覧のような4WDトラック!この荷台に座って疾走するんです。砂だらけになるの
で僕もぺトラに続き現地仕様です。運転手のお兄ちゃんと記念撮影。
この4WDトラック、乗り心地は最悪なんですが、とにかく楽しい〜の一言。最初は舗装道路をかっ飛
ばし(ゆうに100kmは出ていた!)、最後のラム村を過ぎると・・・
砂漠の中を疾走します。これがメチャ楽しいんです。僕は荷台に立ってラクダで疾走している気持ち
を味わいました。カメラが斜め(笑)です。サハラの同じようなツアーは、冷房の効いたランクルで、そ
んなとこ行かないだろう〜みたいなものですが、ここのはリアリティのある砂漠ツアーです。
村から走ること約6km。南にあるベドウィンテントに到着です。この風景、映画で見たなあ〜
カザリ山峡と言われる裂け目のある岩山です。ナバタイ人の碑文が書かれている所です。
なんかこの旅行、岩の裂け目に入る旅です。中にこんな岩肌が、これ水ではありません。
ナバタイ人の絵。ラクダとか羊や結婚式の様子が描かれています。よく見ないと分からないかも・・・
これはアラビア語なので後世(といっても古い)の落書きです。おそらくコーランの一節でしょう・・・
昔はここでキャンプをしていたという話です。悪天候の時のエスケープ場所という事ですね。
テントに戻るとハーブティのサービス。これが美味しいかったです。お土産も売ってます。ツアーの場
合。気に入ったものがあったら、その時にゲットしないと、二度と同じものにお目にかかれません。
僕らが観光している間、運転手達はのんびり日向ぼっこ。これでも冬です。それにしても色んな
メーカーの4WDトラックがあるものです。
砂丘というか岩山に溜まった砂山で少し砂遊び。運転手たちの佇まいがいいです。携帯に夢中でし
た。どこの国も一緒かな。でも砂漠では現代、GPS機能が付いた携帯は必需品とか・・・
またまた疾走して戻ります。向こうにラム村が見えてきました。この村はヨルダン政府がベドウィンの
定住化を促すために作った村で日本のTVでも、たびたび紹介されています。
ビジターセンターに戻って昼ご飯です。ここの料理も美味しかったですね。食欲が戻ってきたのです
が、念のため少し取っておかわりするつもりでいた所、大きな体のドイツ人団体が〜うう〜
ビジターセンター前の駐車場。僕らのバスが奥に見えます。シリアもヨルダンもバスは中国製でした。
デザート・ハイウェイをひたすら北上します。これでこの旅行も残すのは死海だけです。死海まで340km。
日が傾きかけた頃にマダバに戻ってきました。教会の尖塔とモスクが、この街らしさです。
モザイクのお土産物屋に立ち寄ると、隣の畑にアーモンドの木に花が咲いていました。桜のようで
良く皆さん勘違いされるみたいです。南スペインやモロッコで見事な並木を花見した事を思いだい
ました。美しい花です。
デッドシー・マリオット・ホテルのロビー。今までで一番豪華なホテルでした。
ホテルのプールサイド。向こうの明かりはイスラエル。丘の上に微かにエルサレムの街明かりが
見えます。写真がブレていますが、お許しを・・・
さすがに一流ホテルだけあって料理の味に破綻がありません。料理名も書かれていました。
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