■工作日誌ー1(新しい更新順) (from 2010
Dec.)
掲示板でお馴染の平尾さんの真似をして、こんなページを作りました。HPがアップされ
ないと、何してるんだろう・・・と思われます。ブログがピッタリなんだけど、何故か相性が
悪くて・・・
●12月31日 一般客車
店はやってるのか?と聞かれます。(笑)毎日、少しずつ進めていると、いつの間にか形に
なるんです。今度は一般客車です。大きな窓が特徴で、両脇があまり余裕がありません。
窓は一枚切り出して、0,8mm洋白角線でサッシを表現します。0,2mmボディより出て
います。出来たら次の窓にかかります。強度が出て楽に早く出来ます。ゴム枠は0,6mm
丸棒をグルリと回しました。4面作って組んでいきます。とりあえず1面出来ました。もう紅白
の時間だ〜皆様、良い年をお迎えくださいませ。
●12月29日 完成!
プラ角材(0,3mm)と、ペーパー窓枠の組み合わせで、サッシ窓を入れました。正直、あま
り、きれいには出来ませんでした。こういう時って、テンション下がります。カーテンとシートを
入れて、とりあえず完成です。シートは、キャンベルのキットの端材(バスウッド)で作り、ニス
塗りです。外からは形だけ見える程度です。カーテンは、BSの放送の時にSさんがやってい
たのをマネ、ティッシュで作りました。次は一般客車かな・・・
●12月28日 一日おいて・・・
ショーティ客車の所でも書いたハセガワの白デカール切り出して、ライン貼りました。本当は
もう少し細いのですが、これぐらいが好みです。手摺にイエロー塗って、半艶クリアーを吹き
ました。窓セル入れて、今日の作業は終わりです。次はサッシ窓・・・インレタどうしよ〜
●12月27日 屋根塗り
車体には3回吹き付けました。それから屋根周りをマスキングして、石調スプレーを吹き、梨地
にしてからダークシーグレーを塗りました。一日、塗料が落ち着くまで放って、養生させます。
●12月26日 塗装(1回目)
ボディ内側をレッドブラウン(つやあり)を塗った後にマスキングして、インディブルーを吹き付け
ました。サドルタンクと並んだ写真を見ると、タンクと客車は、ちょっと質の違うブルーだと感じた
ので、色味を変えました。基本的にブルーですけど・・・下は艶消しブラックです。
●12月25日-2 縁どりの話
下で「異種混合と書いて真鍮だけだろう〜」と思われたかもしれませんが、実はサーフェイ
サーを塗った後にする工程があったんです。どうしても窓のエッジが自分の思うようなシャ
ープさがでません。それならと、Uさんの製作記初めに書かれていた縁どりをしようと思いま
した。真鍮線の半田付けでは、恥の上塗り状態になりそうなので、プラ材を流し込みタイプ
の接着剤で貼りました。写真は片側側面が出来た状態です。(Plastruct社の0,3mm)
●12月25日-1 サーフェイサー
洗浄、乾燥が済んだ車体にプライマー代わりに、タミヤのファインサーフェイサー(ホワイト)を
吹き付けました。英字では、FINE SURFACE PRIMERと書かれているので、プライマーでもあ
る商品です。最近、気に入って使っています。ウレタン、スチロール、ABS、金属、木などにも
使えると書いてあります。利点は細かい粒子で、チェーンなんかも固まりません。それと老眼
には、どれだけ塗れたか、白さで判別出来ます。(笑)食い付きもいいですし。傷も見えなくし
てくれます。僕のように異種混合で模型を作る人間に最適です。ホワイトクリスマスですね。
●12月24日 洗浄作業
メリークリスマス!ってキリスト教徒じゃないけど・・・まあ、年末のご挨拶です。予定していた
全てのパーツが付きました。キサゲも大分済んだので、フラックス落しの洗浄に入ります。こ
こでパーツが落ちることが、よくあるので注意です。僕だけか・・・台車は外しました。
●12月23日 トイレ
ルーバーは波板を貼りました。右横のテールランプのようなものも1mm角線の貼りあわせ
で作りました。プラで作ろうと思ってたのですが、先輩に「そりゃないだろう〜」と一蹴されて
しまいました。(笑)僕は、異素材混合に抵抗がないんです。Uさんの真似で内装のトイレ
も作りました。あ!取手は左か・・・まあ、見えないからいいや<(おいおい)窓のサッシです
が手前にあるようなパーツを切り出してみたのですが、窓セルを貼ることを考えると、段差
が出来るのは大変です。ここはツライチですから、後でプラ板と角棒で仕上げる方がキレイ
だと思うので、そうします。客車扉にも取手がいりますね。さすがに今日は仕事が忙しいの
で工作も、ここまでです。だいぶゴールが近くに見えてきました。
●12月22日 床板部分
床板の補強は最小限の数にとどめました。三角の補強板で横の排障器を支えています。
この数も最小限の3個です。端にも支えが欲しいのですが、Bトレの台車は厚みがあり、
横で干渉してしまいますから、板一枚にしようと思います。急曲線に対応するために、取り
付け穴を楕円にしたので、台車は左右にズレます。車高を低くしたので、タイヤの部分の
床板を抜いています。とにかく、下回りは、模型としての走り優先で決めました。テストでは
TOMIXの140Rも曲がりました。これなら200Rは楽です。車高の低さが「らしい」です。
●12月21日 パーツ作り
結構、形になったと思っても、なかなか終わりません。細かな部分のパーツ作りが残っている
からです。妻板側は、クサリやステップもついて終わりに近いです。トイレ横の箱型パーツ(テ
ールランプ?)は、後でプラで作って真鍮線で留めるつもりです。手摺やステップも付きました。
トイレのルーバーをどうするか!?波板でごまかすか〜何もなくて、ツルンとしている印象を
持っていたダージリン客車ですが、本物を見ると、色々あって、簡単じゃないですね。これだけ
窓が大きいと、内装だって、このままじゃ片手落ちです。サロンカーの本物を見てないのは、
今になって思えば、幸いだったのかもしれません。
●12月20日 床板+台車
床板を0,3mm厚真鍮板で作りました。最初、0,5mm厚で切り出したのですが、重い!
トレーラーは極力軽く作りたいので、0,3mmを選びました。2,5mmの穴を開けてBトレ
台車(安い!転がる!)を填め込みました。図面では車高は3,5mm、模型は5mmです。
機関車より高く、カプラーの位置も合いません。もう少し沈めます。コの字のチャンネル材が
付けば、床板も丈夫になり、台車も、ほとんど見えなくなります。皆さんは気付かれたと思う
のですが、KDカプラーはあきらめました。エンドビームを欠きとって付けるのが、どうしても
嫌だからです。板に丸棒を半田付けしたオスと板に穴だけのメスの組み合わせでいきます。
昔のHO製品の編成モノにあったようなドローバー(?)みたいな感じでいきます。
●12月19日 展望室側のエンドビーム
UさんHPで、あのOナロー版サロンカーを塗装まで済ませアップしてたんですね。知らぬとは
いえ失礼しました。うう〜参考になります。僕が前とか後ろとか表現してましたが、こちら側は、
展望室側ですね。お恥ずかしい次第です。掲示板にもアップした外国のキットを見て、エンド
ビームがないと、らしくないと思いましたので、きっちり表現しました。顔がしまりますよね。
●12月18日 妻板部分のデテール
あまり時間が取れなかったので、妻板にある特徴的なブレーキテコを作りました。HOサイズ
では・・・・じゃなくて、僕の腕では、これが限界です。エンドビームは床板に付くので完成して
いません。リベットの付いた板が両脇に付きます。半田の掃除は大変ですが、徐々にシャープ
にパーツが浮き出るので、やっただけの成果がありますから、もっと仕上げましょう〜ブレーキ
ハンドルは、1mm丸棒を電動ドリルでくわえて削って形を作り、下を両側からヤスリで平らに
しました。写真で見ると、0,8mm丸棒の方が良かったかも・・・いや、実物写真では太いから
これでいいか〜ってな具合で、いつも妥協してしまいます。
●12月17日 屋根の工作
屋根は0,2mm厚の真鍮板で作りました。前後のカーブにピッタリ合わせます。ダージリン
の客車には何故か雨樋がありません。サロンカーもなくて、シル(?)がグルリと一周してい
ます。これは1,2mm幅の板(0,2mm厚)を熱で加工しながら、屋根に沿わせて半田付け
しました。ご想像通り、曲線部分で苦労しましたが、それより、板が薄いせいで、意外に横
の平らな部分をスッキリ仕上げる方が難しかったんです。ようやく客車らしくなってきました。
●12月16日 曲げ
妻板側も切り抜いて仕上げ、一気に真鍮丸棒で曲げて、屋根下に補強板を半田付けしました。
運良く前後が扉の部分でピッタリ合いました。前は半円なので25mm丸棒で意外と簡単に出
来たのですが、妻板に手こずりました。コの字できれいに曲線を付ける事が、思っていたより
難しかったからです。直径5mmの曲線なので、4mm丸棒で曲げたのですが、曲げた部分が
角のセンターからズレると車幅が変わり、数回やり直し落ち着きました。
●12月15日 前部分が終わった〜
あいた時間をやりくりして、ようやく窓を仕上げました。1000番のサンドペーパーで表面を
仕上げています。めくれがあったりしますから。ケガキ線がある方を内側にします。扉も半
田付けしてあります。真鍮丸棒は、丸める冶具です。早まる気持ちを抑えて妻板側も仕上
げます。ケガキを裏側にするので、トイレの位置に気をつけます。エッチングの有難さを実
感しました。決して満足のいく出来ではありませんが、いつも「俺の力量は、こんなもんだ」
と簡単に諦めて割り切ります。(笑)
●12月14日 窓抜きを始める
ボディは0,3mm厚で作ることにしました。手持ちの板が幅200mmしかないので、オーソ
ドックスに扉のところで合わせるようにします。妻板側も曲線なので、この方法が一番うまく
いく気がします。ケガキを終えて切り出し、正面の3枚窓を抜きました。ドリルで4隅に穴を
開けて糸鋸で落とし、ヤスリで仕上げる方法です。正直、とても苦手な作業ですが、そうも
言ってられません。窓の桟を何ミリにするか悩みました。図面どおりだと、0,8mmですが、
その細さで、うまく仕上げる自信がないので、1mmにする事にしました。写真の状態では、
まだ1,2mm幅です。全部の窓を抜いてから、ヤスリでケガキ線まで両方から攻めて仕上
げます。さすがに12月、仕事が忙しく、毎日コツコツと進めるしかありません。
●12月12日 サロンカーの設計段階 DATA from 「THE IRON SHERPA」英国出版社刊
頸城鉄道の写真でも有名なUさんが、祭りの前夜祭でOゲージサロンカーを見せてくださいま
した。素晴らしい出来でカッコ良かったのです。それ以来、これをHOサイズで作りたいと思っ
ていました。図々しいのですが、Oからサイズダウンしようと目論み、Uさんに図面をお願いす
ると、イギリスで刊行された「THE IRON SHERPA」の第2巻・車両/施設編に載っていて、そ
れを基にしたというお話でした。それから、Uさんの計らいで図面を入手、それを基にHO図面
をパソコンで作成しました。図面からも僕の真剣さが伝わりますよね。まだ手直しが必要です。
機関車と比べると幅が欲しい感じです。う〜ん、やはり窓抜きが大変そう。
●12月9日 ウエザリング
ウエザリングを済ませました。ロッド類もオイルで汚れた感じにしました。本物よりは抑え目
です。(角度をご覧ください)戴いた石炭を細かくして乗せれば完成です。動輪を替えても
走りは健在。本当に奇跡だとしか思えない。これに味をしめてスクラッチ漬けなんて、そう
は問屋が卸しませんよねえ。ダージリンのサドルタンクのネタは、これで終わりにします。
さあ、次は何をやるか・・・
終わりといいながら・・・LEDを仕込もうとして、ハタと考えました。これだけ深いライトケース
の底に光があって、模型とは言っても、それで済むのかと・・・。反射板が必要ということで
5mm丸棒を球体の電動用ヤスリで彫り、切り出しました。ライトケースに使ったのは、6mm
パイプ(0,5t)なので、ピッタリ入るんです。これにLED入れればサマになるでしょう。蒸気
のスクラッチを経験すると、これ位、ワケないと思ってしまいます。以前なら市販のパーツを
探したでしょうねえ。不思議なものです。ハンズで買った各種真鍮素材は、サクサク工作が
出来るので、思っているより楽です。
●12月8日 ロッド連動の難しさ・・・
走行中、前後進で、しゃくる感じが気になり、電気を直接流して動輪の動きを見たところ、
第一動輪が歪んでいる事に気づきました。幸い交換出来るダックス動輪があったので、新
しいのと変えました。この際、位相の狂いも直しました。ほんの少しの狂いが前後進時の
どちらかに現れます。ロッド連動は、なめるようにスムースに走るように調整するのが難し
いです。だから、最近のHOナローはギヤ連動になったんですね。歪んだ理由は、ダックス
動輪の絶縁側の樹脂が半田ごての熱で変形したからだと思われます。作業中に触ったん
ですね。きっと・・・ああウカツな・・・
走行について、最初、第二動輪(A)は図のようにスプリングで可動させていましたが、今
ひとつ安定しないので、スプリングを外して、ワッシャーをはさみ固定しました。第一動輪は、
Bが脱輪防止のストッパー(バックゲージ幅で集電ブラシの逃げがある))で、Cが動輪軸
を左右可動させる押さえ(板に丸棒)です。変則3点支持のような形で安定走行が得られ
ました。全部が可動状態の時は、車体が左右に揺れながら走行しました。参考にも、なら
ないかもしれませんが、一応、そういう状態です。
●12月7日 幌の追加
この段階になると、走行させては分解して微調整の繰り返しになります。そんな作業を繰り
返すと、塗装が剥がれたり・・・皆さんは、どうしているんでしょう。やはりレタッチですかね。
プライマーを筆塗りして、同じ塗料をチョコッとのせる方法ですが。エポキシパテで幌を付け
ました。パテを丸棒でパイ生地作るみたいに伸ばして、必要な幅に切り、クルクル丸めてか
ら、留バンドの表現しました。うるさい位にシワが入っていますが、写真ではなく、実物を見
ると、これくらいで、ちょうどいい感じです。 走行シーン YOU TUBE
●12月6日 デカール
杉山模型の改造の所でも書いたハセガワのデカールを切り出して貼りました。0,8mm位
です。平尾さんも、そのダージリンのサドルタンク製作記で書かれていましたが、これくらい
細い方が似合いますし、実物もそうでした。屋根の縁に青が出ています。老眼のせいには
したくないのですが、写真で気付く事の多いこと!(笑)エンドが少し出っ張っていますが、
マシマモーターでは、ここが限界です。設計ミスなんです。アルモーターなら問題ないんで
すが、精密パイプの手持ちがないので、このままにしておきます。本物でも、そういうカマも
いましたから、気にしなくてもいいのかも・・・(左写真)
●12月5日 色刺しと組み立て(模型と色が違うので色補正かけました)
とりあえず、駆動部分に油を差して、モーター換装しアナログ配線で動かしてみました。僕に
しては奇跡的なカマになりました。つまりスローが効いて動くんです。当たり前だろと言われ
るかもしれませんが、調整が必要なことの方が多いんです。機嫌よく、あちこちへ色刺しをし
ました。黒に発色良く赤を塗るのは、色に透過性があるので、とても難しいです。3度塗りで
ようやくコードと同じくらいになりました。このダージリンのサドルタンク、僕にしては本当に
良く出来ました。ウエザリングするのが惜しいくらいです。ナンバープレートは、きっと、どなた
かが作ってくれると信じて、このままにしておきます。もう来年の祭りが楽しみ〜(笑)
●12月4日−2 塗装の第一段階
昨日まで雨模様だった天気も、今日は冬らしい乾燥した晴れ日で、塗装日和でした。分解
した各部分を洗浄して、エッチングプライマーを吹いて、青と黒を吹き付けました。乾いたら
剥がす部分を剥がしておきます。下回りだけ組み立て直しました。このまま養生。丸一日は
置いておきます。それにしても、どうして塗装すると、あんなに調子の良かったのが悪くなる
んでしょう〜位相が狂ったり、外れたり・・・ため息。インドの山奥での修行が足りなかった!
●12月4日−1 文字入れ
スケールオーバーになるのは分かりきっているのですが、どうしても磨き出した文字に惹か
れるので、0,2mm板から、ヒンドゥ文字とアルファベット文字を切り出して半田付けしました。
切り出しに1時間くらいかかりました。どう見たってダージリンという主張をしたかったのかな。
●12月3日 追加パーツ−2
見送り給油器(掲示板に書いて知りました〜)を作ってキャブ内に設置。第二動輪のカバー
(実際にはクランク用)を付けて、もう完成とします。塗装に入ります。充分にデテールは付き
ました。やりすぎた気がします。どうしてもシンプルに作れないんですね。これも個性ですか
ね。ネジを外して洗浄からですね。
●12月2日 追加パーツ−1
キサゲ作業しながら、色々と追加しました。砂箱を作り直し、火室下部(灰を取り出す部分)、
脱線復旧棒のステーなどなど、最初はKDカプラー装着の予定でしたが、やはりオーバーハ
ングが大きく、実車と同じような棒状の板で連結するのが良さそうです。
ブレーキロッドの取り回しをしました。0,5mm丸棒の表面を平らにしたものです。実物写真
を見ながら形を整え、さらにサイドロッドや動輪など、全てに干渉しないようにしました。キャ
ブの後ろにステップも付けました。
●12月1日 全体のバランス直し
やはり雰囲気が変わりました。実車を見た後は、イメージが強く残っているので、前のには、
何か違和感がありました。絵でいうデッサンが狂っていたんですね。今度は、前のよりは、し
っくりきます。逆支弁やシリンダーへいくスチームパイプなども追加工作しました。キャブも作
り直しかな・・・根本的なミスの連続なので、これはこれで仕上げて、作り直しの方が早いの
かもしれません。本物を見ない方が作れたりするというのは本当です。模型は省略の美学
と先輩が書いてましたよねえ。でも、それは基本的なフォルムが合っての話です。模型設計
は難しい〜図面通り作っても、大好きなD51が知ってるD51に見えない事も多いし・・・大
事なのは何かっていう話です。今回はロッド連動でスローが効くカマを作りたかったんです。
欲が出てしまったなあ〜それも自分の力量以上の欲です。ああコワイ(笑)
●11月30日−2 煙室扉の作り直し
更に煙室扉部分を作り直しました。手前にあるのが古い方です。少し小さいので、10mm
丸棒をスライスして作りました。最初、0、5mm厚でスライスしたのですが、半円の盛りあ
がりに欠けるので、本番は1mm厚の縁を丸めました。煙突は、0,2mm厚の真鍮板を巻
いて、太めにしました。ちなみにスライスの方法ですが、万力で丸棒を挟んで、万力をガイ
ドにして糸鋸で切ります。直線を切り出すときも、そうすると正確に切れます。
●11月30日−1 忘れないうちに・・・(鉄は熱いうちに打て!か・・・)
■運転士さんからのアドバイス・・・さすがに何十年も毎日見ているだけあってバランスの悪さ
が気になったようで、以下のような指摘です。
1、チムニー(煙突)が細い。これは見た目・・・
2、サドルタンクをもう少し低くする。
3、安全弁を太くする。これも見た目・・・カバー外して見せてくれました。
4、煙室扉が小さいので顔つきが違う。これはとても大事です。
5、砂箱が大きすぎる。(高い)煙室扉の下の位置じゃないと開けられない。ごもっとも!
6、マークが欲しい(これは塗装後と話しましたが・・・同じ真鍮を付けて磨き出す?)
他はまあいいか・・・という妥協。(笑)自分が気になってた所を全て指摘されました。自分自身
が、やっぱり妥協しちゃいけないと強く思ったのです。
スチームドームの形を直して、安全弁(1mm丸棒削り出し)と台座(0,3mm)を作り直しま
した。模型の写真は、上から撮影したので違って見えますが、ドームの肩を削りました。それ
から、サドルタンクも削り、低くしました。
●11月29日 ダージリンにて(工作とは関係ないけど・・・)
朝の作業中の運転士に模型を見せたら乗っけてくれたので記念撮影!ちっちゃいねえ〜
そしたら他の作業員も手を休め集まり、ススだらけの手でいじくり回されました。ある意味
モデラーにとって至福のひと時を味わいました。ガイドの通訳では「おおロッドが動く〜」
だって・・・この後、機関車の石炭を貰いました。「これ砕いて乗っけろ」うれしかったなあ。
この人はTBSの世界遺産の放送に出ていた運転士さん。僕のサドルタンクは幸せ者だあ。
色々とアドバイスをもらいました。模型も本物も動作は一緒だからと・・・涙出そうでした。
●11月25日 出発の朝に・・・
もう往生際が悪いったらありゃしない!また工作始めちゃったよ〜バチが当たったのか、安
全弁の穴あけ中に、ドリルがポキって・・・(ひや汗;)皆さんは、こういう時、どうするんでしょ
う〜僕は掘り起こして丸いフタを作って安全弁を収めました。砂箱、ちょっと大きかったみた
いで、前縁に隙間がありません。開閉は出来ます。後で塗装を考えてネジ止めにしたので、
帰国後、作り直しですね。さすがに、もうやめます。では行ってきま〜す。
●11月24日ー2 小物を追加・・・
皆さんに笑われるかもしれませんが、持っていく(暇つぶしのキサゲ掃除の為)と決めたら、
今度は「本物と一緒に記念撮影したいなあ〜」という好からぬ考えが浮かんでしまいました。
それなら、もう少し作りこんでおこうと、早起きしてホイッスル(1mm丸棒削り出し)、発電機
(エムテックス製)、砂箱、逆転棒などを追加しました。砂箱もフタ(下にある洋白板)を可動に
します。あとは安全弁か・・・全く、自分のバタバタさ加減に自分で呆れます。荷物まとめろ〜
●11月24日−1 ライト
この機関車の特徴でもあるライト(ドデカイ!)を、スティを介して付けました。ライトは6mmの
真鍮パイプを輪切りして、簡単に底に0,2mmの丸い板を貼ったものです。図面を測って作っ
たのですが、大きすぎたかと思うほどです。でも、実物の写真を見ると、これ位の大きさがあり
ます。本当に大きいライトです。大まかな形がようやく出来ました。後は砂箱とか発電機とか
小物類の製作です。話は変わりますが、明日からダージリンへ行くので、5日間、工作日誌は
お休みです。いよいよ本物を見れると思うとワクワクします。帰って来たらレポートしますね。
キサゲと製作途中のこいつが旅のお供です。ああ形なって良かった〜
●11月23日ー2 煙室扉側
下で煙室扉の話を書いて写真では見えないのでは片手落ちなので、もう一枚アップします。
給水管を曲げました。煙室下の水タンクへいく管です。扉の取手は0,25mmの燐青銅線を
?マークに曲げて付けました。扉の蝶番は0,6mm幅の真鍮板と0,4mm丸棒で作りまし
た。位置は、本物の写真を見ると、少し上にズレているので、そのようにしました。
●11月23日−1 位置関係
削り出したパーツを仮置きして様子を見ます。スチームドームは、イギリス的な細いタイプでは
なくて、アメリカンな方にしました。コイツには似合っている感じです。図面の寸法通り作った
つもりなんですが、左上の本物の写真と比べて、なんか窮屈です。前後の位置関係かな・・・
ドームの裾を、もう少し薄くなるよう深く削れば、高さも、もう少し低くなります。挽き物が付くと
ロコらしくなってきますねえ。作り始めて一ヶ月も経っていない事に我ながらビックリします。ス
クラッチの魔力に取り付かれ夢中だったんですね。早く作ればいいというものでもないのです
が、模型完成がゴールではないので焦っているんでしょうねえ。ちなみドームは、10mm丸棒
の削り出しです。何気に煙室扉も作りました。こちらもアメリカンなリベット付きです。
●11月22日 煙突とスチームドームの削り出し!
以前、Onで作ったタイフォンと同じだと簡単に考えていた、いわゆる挽きモノ。とんでもなかっ
たです。卓上ドリルで写真のような方法で削りました。適当な長さに切った6mm丸棒の上部
センターに1,5mmの穴をあけ、線を半田付け、それをチャックにくわえさせて回す方法です。
下は1,4mmネジの頭を落として軸にし、ベアリングを介し支えています。丸棒のセンターを
正確に出して穴を開けないと、回した時に暴れます。これが結構危ないんですよね。煙突の
下の方は3mm径ですから、こんなに削りました。センターの出し方は、6mm丸棒の場合は、
3mmに固定したノギスで3ヶ所以上から測ってキズを付けて出す方法が簡単で正確でした。
●11月21日 サドルタンクー2
サドルタンクを真鍮板の組み合わせで作って、中が空洞なんだから・・・と考えて、フタを可
動させたら面白いかなあ〜なんて考えが・・・給水口は5mmの真鍮パイプに0,6mm巾の
帯板を巻いて半田付けしました。下に落ちているフタは、6mm丸棒のスライスです。排水
部分も、2,1mmパイプと1,5mmパイプの組み合わせをスライスしたものに、1mm丸棒
を半田付けしました。フタの可動で一番簡単な方法は図のように、真鍮丸棒を貫通させて
フタだけに半田付けして、丸棒をタンクの中で折り曲げる方法です。この場合は上に開ける
のではなく、スライドさせる方法です。ダージリンのDVDを見ると、そんな風に開けていた
様な気がします。都合のいい思い込みかも・・・(笑)
写真のようにフタを付けました。フタがアバれないように根元に0,7mm(内径0,5mm)の
真鍮パイプを半田付けして、0,4mm線を貫通させ折り曲げました。クルクルと動くので、取
手も兼ねたストッパー(0,25mm燐青銅線)を反対側に付けました。ちょっとヤスって平らに
してあります。
●11月20日 サドルタンク・・・
今日のパーツ作りは、サドルタンクでした。何枚か失敗して何とか形になりました。0,3mm
厚の真鍮板の組み合わせです。上部とサイド両方ギリギリにリベットが並んでいるので、切
り出す前にケガキの線の真横にリベットを打ち出して、糸鋸で切りました。前後でちょっと歪
んでしまったのですが、僕の力量では、おそらく、これが精一杯です。
●11月19日 試行錯誤の末
色々とモーターを換えたりしてみましたが、帯に短し襷に長しという感じで、結局、少しバック
プレートを削っただけで、そのまま進める事にしました。トルクがあってスローで走るという事
を、一番に考えているので、多少の事は目をつぶることにしました。手摺と屋根の部分には
塗装後、エポキシで作ったカーテンを付けるので、そのままです。DHRのHPを見ると、バッ
クプレートが同じような丸いタイプも居ます。つまり、何号機をモデルにするかによって様々
なので、細かい所は気にしない方がいいと、自分へ言い訳・・・
●11月18日 キャブの問題
キャブのサイドを付けてコールバンカーの様子を見ました。火室が・・・つまりバックプレートの
位置が出っ張りすぎです。この解決方法は、バックプレートをモーターの大きさで欠き取りし
なければなりません。後はモーターを変えるか・・・またまた思案中・・・リベットはハセガワの
航空機モデル用のリベット定規(TL12)とスクライバー(TL11)で打ち出しました。
●11月17日 キャブの製作開始
上回りは色々な所と関係するので、様子を見ながら製作します。ボイラーを所定の位置に
ネジ留めして、モーターも装着して火室側を作りました。キャブの妻板も、窓を抜いてから
半田付けです。バックプレートは、手持ち部品のウイストジャパン英国型(No.1590)を
削って一回り小さくしたものです。実物は四角っぽいのですが、これにでも使わなければ、
このパーツは、これから一生使われることがないと思うので、敢えてです。右側の逆転テ
コは、エムテックスの古典機用(No.W58-0070)です。これから使うのかというようなパ
ーツが山ほどあります。第二動輪の担いバネはボイラーとギヤボックスに挟まれ、ギリギリ
なので思案中です。キャブ内は、もう少しパーツを追加してから、外を作ります。
●11月16日 担いバネの半田付け
完成した担いバネを所定の位置に半田付けしました。こういう小さなパーツを半田を流す前
に、正確な位置に保持するのは大変です。僕の場合は、瞬着をチョン付けして固定してから
半田を流しています。長くコテを当てすぎると、帯板がズレたり、最悪、前のリベットが取れた
りしますからねえ。皆さんは何事もなく工作されるのかもしれません。今日はお休みですが、
用事があり、工作はここまでで終わりでした。少しずつです。
●11月15日ー2 担いバネとボイラーの丸め
担いバネは、0,5mm厚の真鍮板を3mm幅に切り出し、2mmの間にスジを入れて、斜めに
切ります。その部分はモーターツールの丸ノコで段々にしてから、0,6mm(0,2t)の帯板を
裏表で半田付けして作ります。シルエットだけですが、ないよりはマシです。煙室は、0,3mm
厚の板を幅33mmで、直径10,5mmにしました。10mm鉄パイプで丸めるのに、結構、手こ
ずりました。まだ、真円になってはいません。穴は、右から前照灯用0,5mm、煙突、サドルタ
ンク、スチームドーム用は1,5mmです。反対側は煙突以外、ドライバーを入れる穴が開いて
います。留める構造は、オーソドックスな方法です。
●11月15日−1 エンド部分のデテールアップ
キャブ下のアーチ状の補強板やエンド部分の曲線パーツなどを作りました。エンド部分のデ
ザインは、KDカプラー用にアレンジしています。下に特徴的な形のステップ(排障器?)など
も装着しました。今回、初めてメーカーのロストパーツを使いました。サイドのステップです。
ニワ模型のD50用のデッキステップを加工しました。
●11月14日 ボイラー留め板他
割り切ったおかげなのか、非常にスムースに転がるようになりました。モーターへの負担も
少なくなりました。そうでなくても、このタイプのマシマは発熱しやすいのです。いよいよボイ
ラーなどを作りますが、その前に下回りを形にしておきます。フロントステップとレールの間が
1mmをきるようだったので、車高調整用に車軸の押さえ板を追加しました。ギヤボックスも
台枠との間に0,3mm板を追加しました。これによって、ランボードとロッドがギリギリだった
のが、余裕が出来ました。結果オーライです。担いバネをどう作るか、思案中。
●11月13日 フロントのデテール (このまま作ると決めました!)
今日の工作はフロント部分です。リベットを6本植えて、チェーン用の取り付け部を加工して
半田付けしました。1,2mmのネジ穴を切った、KDカプラー用の台を内側につけて、フロン
トステップをつけました。そのままテスリも半田付けです。後でする方が安全ですが、尻棒の
保護のために、ダメ元で先に付けておきます。尻棒、結構引っ掛けます。下回りが動くように
作れたので、このサドルタンク作ってみます。キサゲ作業が大変だ〜半田だらけです。
●11月12日 えっ!そういう方法!?
スクラッチビルダーで有名な先輩からメールで「そこまで割り切るなら、いっそダミーにすれば」
と、図入りでご説明いただきました。こんな場末の工作記を読んでくださっった上に、アドバイス
まで頂戴して感謝感激です。ない状態と、簡単に工作したラジアスロッド(ダミー)がある違いで
す。急いで、ちょっと斜めになったので赤線まで戻したいと思います。確かに、これなら動きに
全く干渉しませんねえ。国鉄機くらいの大きさだと、目立ってしまいますが、このサイズだと気に
しなければ気にならないレベルです。本来なら赤丸部分に付けるラジアスロッドを、可動しない
青丸部分に付けるという方法です。勿論、加減リンクにも接続しません。
●11月11日 ポッキーの日
まったく関係ない話だけど、今日は「ポッキーの日」なんだって!このお菓子は昔からありまし
たねえ。最近のでは「極細」が好きです。CMは「いきものがたり」の曲に合わせて、軽快に踊
っていたガッキーのが、やはり一番好きです。さて、試運転の話を!(笑)一応走りました。で
も、どこかに引っ掛かりがあるらしく、モーターに負荷が掛かっているようで、かなり熱くなりま
す。今一度の微調整が必要なようです。負荷の理由は下記です。
模型設計の難しさの話を書きます。バランサーに取り付けるピンの位置(赤い線表示の数値)
が、0,5mm外周寄りだったせいで、ピストン棒が1mm多いストロークになってしまいました。
こういう小さな機関車では、1mmは大きな差です。鉄道模型全般そうですね。多く動くという
事はクロスヘッドとかが、あちこちに当たるんです。当然、シリンダーブロックの中で、予定より
深めに動きます。バルブギアなどへの干渉も起こります。とりあえず、全てクリアしましたが、無
理をしている事に変わりありません。それで負荷が生じています。写真でも分かりますが、ラジ
アスロッドが一番クロスヘッドに干渉するので、無理やり曲げて加減リンクへ付けています。こ
のあたりは寿氏も悩んで曲げていました。僕は、走りが一番大事なので、いっそフルワーキン
グにこだわらず、負荷を発生させるラジアスロッドを省略しようかと考えています。ランボード上
の加減リンクに無理やり付けるより、よほどスッキリします。苦労してデテールアップしたクロス
ヘッドも見えるようになるし・・・(笑)これは冗談ですが、この機関車の特徴でもある斜めのス
ライドバーのストロークが良く見えるようになります。割り切ろう〜(笑)これは本気です。初め
ての本格的なフルスクラッチ蒸気機関車が、一発で走った感動を、最後まで形にしたいので、
ラジアスロッドよ!さらばじゃ〜(我ながら、なんとも単純な解決策・・・)
●11月9日 バルブギア装着
バルブギア類を0,4mm厚の洋白板から切り出して付けました。下から見た写真でも分かるよ
うに、ラジアスロッドとメインロッドが交差する感じで、クリアランスがギリギリでした。全てのロッ
ドが太く感じます。間接を止めるピンは極力小さくしたかったのですが、自分の力量では限界を
感じました。バルブギア類は、3セットくらい失敗しています。スケール通りの細さにするのは無
理なので、模型的解釈で処理しました。模型設計の難しさを切に感じました。フルスクラッチな
んて無謀だったかなあ〜と後悔!(笑)でも、とりあえず、ここまできましたし、何とか、抵抗なく
動きます。モーター付けて走行テストして問題がなければ・・・
●11月7日 メインロッドとクロスヘッドの製作(図はクロスヘッドの構造)
0,5mm厚の洋白板から、メインロッドとクロスヘッドを切り出して作りました。仮に装着して
動作確認をします。自分で驚ろくほど動きはスムースです。スライドバーは水平ではなく、も
う少し斜め下ですね。実はピストン棒は折れた8mmドリル刃の軸の再利用です。しならなく
て気に入っています。(こんなものまで取って置くからパーツ類が整理できない!)受けには
1mmの真鍮パイプ(内径8mm)を半田付けしています。いよいよ何回が作って失敗してい
るバルブギア関係の製作です。これが上手くいって走行すれば・・・
●11月6日 シリンダーブロックの取り付け
シリンダーブロックを台枠にとめ、スライドバー(5mm厚洋白板切り出し)を仮置きしてみまし
た。実機と同じようにバルブギヤーを動かす事を考えると、スライドバーとラジアスロッドが同
じ高さになり、しかも加減リンクがランボード上に固定されるので、かなりタイトな状態になり
ます。よくよく考えておかないとガチャガチャになりそうです。スライドバーを安全にと、内側に
もって来過ぎると、回転するサイドロッドにクロスヘッドが当たります。イメージを壊さない程度
で、実機とは少し違う取り回しをして、安全策を取る方がいいのかもしれません。走り優先で
考えたいと思います。
●11月5日 ボルト表現
本物は六角ボルトで止めてある部分ですが、0,5mmの真鍮線を埋め込みました。横の
リベットは0,4mmの穴で表現しています。ここも埋めるとウルサイ感じになる気がします。
メーカー品ならエッチングで表現できるところです。キサゲが済んでいませんから細かい部
分が浮き出ていません。今日は週末なので工作はここまで!
●11月4日 シリンダーブロック
丸一日がかりで、ようやく形になりました。斜めの面の組み合わせというのは、感覚が狂い
ます。真っ直ぐすら、まともに出来ないのに・・・シリンダーブロックの上にある航空機やF1の
エアダクトのような形に苦労しました。まだ仕上がっていません。下の写真のブロックは幅が
狭く解体しました。幅が4mmしかありません。今回は6mmです。もっと図面や写真を、しっ
かり見ないといけません。
●11月3日−2 シリンダーのこと
ダージリンのサドルタンクの特徴的なシリンダー部分を作ります。第二動輪から距離がある割り
に小ぶりで、しかも水平ではありません。図面にあてたら、このパーツの円周がピッタリでした。
これを真鍮板で囲っていく方法をとります。なんのパーツだったかな・・・台座?・・・でもネジが
切れていません。まあ、こうしたパーツが引き出しに一杯あるので、利用します。
●11月3日−1 集電のこと
裏側です。集電は、左右絶縁した基板(PCボード)を1,4mmビスで止めて、0,25mmの燐
青銅線を半田付けして、動輪の裏側に当てています。右側が+で台枠に直接、電気が流れる
ので、集電ブラシは必要ないのですが、左右のバランスを取るために、両方に当てています。
この程度なら抵抗になりません。ただ0,25mmの燐青銅線は弱く、長く走らせると擦り切れて
しまいます。消耗品です。トルクがあるので、もっと、しっかりしたブラシにしたいところです。
●11月2日 ランボードの取り付け
ランボードを切り出して付けました。0,5mmに段差をつけて0,3mmの真鍮板を貼りあわせ
ました。下に書いたバランサーですが、0,4mmでは薄い感じなので、こちらも0,3mmを合
わせ、0,7mmにしました。軸の頭がちょうど面一になりました。サイドロッドも薄い気がします
が、これは現状のまま様子を見ます。メインロッドやスライドバー、ラジアスロッドなどが、狭い
場所に密集するので、なるべくタイトにしておいた方が、取り回しが楽です。1mmのネジ頭も
大きすぎると感じています。
第一動輪側は、1×2mmビスの半丸頭にしました。メインロッドが引っかかりにくくなります。
それで、第二動輪側は、ビスの頭を切り落とした1mm×5mmで落ち着きました。まだ仮止
め状態です。
●11月1日 サイドロッド
サイドロッドを切り出しました。もう少し細くてもいいかもしれません。第一動輪と第二のバラン
サーの形が違いますが、第一の方が正しい形(図面から)です。素材は全て0,4tの洋白板
です。幸い、モーターを付けない状態で、スルスルと動きます。位相合わせが楽です。メイン
ロッドの前にシリンダーブロック部分を作らなくてはいけません。
●10月31日 組み込み
テストでちょっとパーツを切り出してみました。もう少し上部が幅広の方がいいみたいです。
サイドロッドが付く下の1mmのネジ穴は、もう少しセンター寄りかな・・・修正します。
アーノルドカプラーから外したスプリング(KD入れて大量にあります)と1,4mmネジで主台
枠にとめました。仮配線でモーターを回してみると、驚くほどスムースに回ります。車両工作
派の人には、当たり前の事なんでしょうけど、僕には「信じられな〜い」状態なんです。これ
も諸先輩の製作記事のおかげなんですけどね・・・モーターの重みで少し後ろ下がりに見え
ますが、実際は平行です。さあ〜ロッド工作です。これがクリア出来れば、走りは問題ありま
せん。後は前後の荷重バランスに気をつけるだけ・・・そんな簡単じゃないか!(笑)
●10月30日 ギヤボックスの組み立て
ギヤ付きの動輪軸をボックスに入れる方法は、軸の2mmより少し狭い切れ込みを入れて
パチンとはめます。僕のようなアバウトな性格の人間には、本当はフルスクラッチなんて大
それた話なんです。でも思ったように上手くいくと、つい調子に乗ってしまいます。はずれな
いか不安になりますが、台枠にはめれば前に飛び出すことはありません。切れ込みは、そ
んなに緩くありませんから大丈夫です。
●10月29日 主台枠の組み立て
0,5mmの真鍮丸棒を埋め込み、リベット表現した外枠同士を12mm幅の板で繋げました。
動輪間は20,5mmです。第一動輪を0,5mmくらい沈めた方がいいようです。前が上がっ
ています。軸受け部分は真鍮のままで大丈夫か、ちょっと不安です。それにしても前後が長い!
モーターですが、W工芸の#1220Sは、現物あわせをしたら、キャブ内に出っ張る事が判明、
IMONミニモーターも同じで、結局、杉山さんと同じマシマにしようと思います。ギヤはダルマヤ
製で一段噛ませて、低速重視です。図のようなギヤボックスを作ります。ギヤ付き動輪をボッ
クスに固定して、下からもぐりこませてからモーターを付ける構造です。こうすればギヤ間のクリ
アランスを一定に保てます。大型蒸気で使われる手法です。
●10月28日 悪魔の囁きに踊らされ・・・
下に書いたように、ダージリンのサドルタンクのスケール機欲しさに、ついに手をつけてしまっ
たのです。安直に外台枠を主台枠にしてしまおうという魂胆!最初、0,5t真鍮板を切り出し
たのですが、あまりにも心もとなく、0,8tに変えました。スケール的には0,5tの方が合って
います。一枚ケガキ、切り出して、半田付けし、もう一枚をコピーしている所です。
●10月19日 ダックス動輪とニラメッコ
杉山模型のダージリンのサドルタンクをいじって自分好みにすると、スケールモデルが無性に
欲しくなってしまいました。「ナローゲージブック2」(機芸出版社)の寿氏の製作記事に載って
いた図面を1/87に縮小して、ギヤとかモーターを当てて様子を見ると、ワールド工芸のモータ
ー#1220Sなら、火室、ボイラー内に収まりそうです。ダックスの動輪もあるので、駄目もとで
やってみるか・・・と恐ろしい囁きが耳元でしました。蒸気のスクラッチは、あまり経験がありま
せんが、なんか挑戦したくなってしまいました。アウトサイドフレームでロッド連動・・・う〜ん
●10月9日 クラフト製・きーるん鉱車の作り方(自己流加工)
「工作日誌なんだから作り方書いてくれ〜シェフの事だから普通には作ってないんだろ」という
知人からのメール。もう懐疑心一杯だね。(笑)いやあ〜ほとんどメーカーさんの指示通りです。
小賢しいアレンジ程度です。一つ目は、板を切り離す事、それで最初に補強鉄板を貼ってしま
います。(ゼリー状瞬着)妻板側の補強鉄板はL字に曲げるのですが、厚紙できれいな直角は
出せないので、矢印の所から切り離して、イラストのように後付けです。台車部分は説明書通
り組み上げています。転がりを良くする為に、油を差し、車軸をペンチで持って、軽く左右に動か
します。軸受けにもなっているアクリルが馴染んで、良く転がるようになります。
それと連結器部分は、下の方を切って上に直貼りです。こうしたちょっとしたアレンジで、よれ
感が出ます。それと空車の時に、切り離した事で内側が、らしくなります。連結器も丈夫で見
た目がスッキリします。着色は薄めた黒のエナメル塗料です。鉄板部分だけガンメタルと艶
消し黒の混色。こんな感じです。
「どうして連結部分を改造するのか」という疑問ですが、連結方法が真鍮線(0,3か0,4)を
写真のように曲げて行うので、それが低い位置にもあると、ポイント通過の際のショートの危
険があるからです。後で「あっ」と思わないように万全を期しているだけです。普通は大丈夫
ですけど・・・
●10月8日 CRAFT・2011軽便鉄道模型祭記念きーるん鉱車
※今野さんのコッペルにはピッタリな雰囲気の鉱車です。早く一杯並べたいなあ〜
クラフトさんに作っていただいた台湾の鉱車です。ちょっと縦横比がおかしいと指摘されました。
これはモックアップを作った僕のせいです。参考にしたのは、右上の古仁榮先生(台湾なので)
の「無限的火車事情」の写真です。画像加工した左上くらいがいいんですね。サイズもひとまわ
り大きかったようです。まあ、たくさん並べて雰囲気重視でいきます。トレーラーは軽い方がいい
というのが、今回のお題でした。最低でも10両は牽いていくシーンが似合います。竹林と椰子
の木があれば・・・この2つの機関車には、ちょっと大きいけど、今野さんのコッペルにはピッタリ
ですよ。そのバランスで作ったので、当たり前なんですけど。それと特筆すべき点は、値段です。
僕は「レーザーカット製品は割高感がある」と、身勝手に言ったことで、クラフトさんは頑張って
くれました。これからのこともあるし、そういう意味でも買ってね。(笑)
●10月5日 TOMA MODEL WORKSのB型コッペル 1/87 6,5mm−2
ライト(LP42−IMON製)を付けて、塗装しました。乾燥後にLED仕込んで、1KΩの抵抗を
入れて、少しウエザリングをしました。本当に小さいです。最初はギクシャクしていましたが、
アタリが取れるとスムースに動くようになりました。車軸と板の穴が馴染んできたのでしょう。
小さい2軸の車両は、集電もシビアですし、モーターのトルクもなくて不安でしたが、なんとも
スローが効いて走ります。ギヤ比が1:20ということで、低速重視が功を奏しています。それと
集電もNゲージのような考えで、ブラシではなくて、車軸から取っているので、ブラシの抵抗が
ありません。思った以上の走りです。サイドロッドなどがなくて、ちょっとと思っていましたが、
意外に気にならないものです。組み立てる前に車軸を馴染ませれば、もっとスムースに動く
でしょう。他の車両も欲しくなりました。 TOMA MODEL WORKS
●10月4日 TOMA MODEL WORKSのB型コッペル 1/87 6,5mm−1
祭りも終わり、ホッとしているところですが、皆さんの作品から刺激を受けて、祭りでゲットした
コッペルを作り始めました。トウマさんのキットは、実は初めてで、色々と戸惑ったりしています。
キット構成は、メーカーの考え方があって、慣れるまで熟考しなければなりません。ギヤボック
スがなくて、はめ込んで固めるという事を理解するのに、小一時間かかりました。なんとか形に
なりました。モーターは、クラフトの小型モーターです。なんとも「めんこい」機関車です。
●10月3日 祭りの話
今回で軽便鉄道模型祭も7回を迎えました。レポートは色々なブログでされているので、あえて
触れません。主催者が書くと、どうしても手前味噌になってしまいます。今回展示されたものの
中で琴線に触れたレイアウトの話を書きます。もう30年以上前に製作・発表されたものだそう
です。今はなきJ社の社主製作と聞きました。持ち主はKBMCのA氏。ネットオークションで落
札されたみたいです。こういうものも出るんですね。岩はコルク、山は石膏、潅木はライケン、草
はパウダーやコースターフという昔の素材ですが、なんとも魅力的な色気を感じます。敬意を表
して僕の作った木曽のBLWと木製運材を並べて記念写真を撮りました。お供え物みたいな気
持ちになって、思わず合掌。自分のレイアウトは、死後、こんなに大事にされないだろうなあ(笑)
昔はワープロとかないのでプレートが手書きのレタリングです。昔、溝引きとかで書いた記憶が
甦りました。今はHOナロー車両の走りも格段に良くなったので、同じようなレイアウトを作ったら
勾配ループ線で、上下が繋がるでしょうねえ。ダージリンの風景が浮かんだのです。
●9月30日 車両整備
今週になって急に暇になりました。遅いよ〜なんて贅沢を言います。いよいよ明後日が本番で
最後の車両整備をしました。しゃくるような走りで不調だったコッペルの1号機は、結局、分解!
原因はギヤ欠けでした。今回には間に合いそうもないので、機関庫で佇むだけです。
●基隆の鉱車・・・実は、どうしても欲しくてクラフトさんにレーザーカットで作ってもらったんです。
スケールモデルではありません。6,5mm用ですが、9mmにも改造可能なように作っていた
だきました。別売車輪は、6,5mmの場合、ペアハンズさんの「NP-027(4本入¥840)」で、
キットは1台分600円、2台目からは@500という軽便祭り限定特別価格で販売します。200くらい
用意してくださるそうですが、一人一両ということはないので、おそらくアッという間になくなるで
しょう。形は僕の試作品が原型なので、ちょっと違うのは許してね。
●9月25日 乙レイアウト完成!
まだまだなんだけど、これだけに係っている訳にもいかず、とりあえず、照明入った所で終わり
にします。夜、作業している感じが出ました。ライトはさかつうのLEDバリューパック(笠付き)を
使いました。電球色です。機関庫の板の隙間から光が漏れるように開けたつもりなんですが、
やりすぎで、スカスカです!内装の内張りみたいになってしまいました。
●9月17日 やばい!
木を植えたけど、焦っているせいか、考えていた様にならんぞよ〜なんかモジャモジャとまとまりが
ない状態になってしまいました。多分、この風景は、植物があまりない荒涼としたアメリカの風景を
見慣れているせいだと思うんだけど・・・きっとそうだ!そうに違いないと自分に言い聞かせました。
広葉樹は、例によってオランダフラワーに、NOCHの葉をスプレーボンド(77)で付けたものです。
77は、55より強力型なので、手に付くとベタベタになります。スプレータイプのクリーナー(20)も
買っておくことをおすすめします。埃が付かないように、最後にTOMIXのN用パウダーをかけると、
隙間が埋まり、露出した糊部分が少なくなります。遠近法の効果も今ひとつですねえ。どうしよ・・・
●9月5日 もう一ヶ月きったねえ〜
店の混雑は例年だと、お盆を過ぎたあたりから失速するのですが、今年は忙しいまんまです。
客商売で文句が言えるわけないんですが、まったく模型がすすみません。1ヶ月たって、まだ
こんな状態。一応走れるけど・・・機関庫、照明配線、樹木まではいきたいなあ・・・草はフォー
リッジを使った古典的(?)手法です。たまにはいいもんです。
●8月12日 地形作ってるよ〜
音沙汰なくて何してるのかなあ〜って言われるんですが、軽便祭りで展示する乙のレイアウト
作ってます。基本的に、これ「とれいん」の記事になるので、HPにアップ出来ないんです。でも
こんな感じで淡々と進んでいます。コッペルの一台が不調になってしまいましたから、車両整備
もしなくてはいけません。相変わらず時間がないよ〜店は忙しいし・・・
●6月30日 オープンカーの塗装
ちっちゃな機関車なので塗装の方法も、ちょっと変えてみました。絵画的にやったらどうなるん
だろう・・・というのが始まりです。全体にプライマーを吹いて、下回りはバフ系で吹き、上のグリ
ーン系は、エナメルの筆塗りです。エナメル塗料は乾燥するのが遅いので、この技法にピッタリ
です。全体にコックピット色を塗って、境目に暗緑色を流してグラデーションさせます。少し乾き
始めたら、スカイをハイライトにしてドライブラシします。黒を薄めて流すより、色鮮やかな感じに
見えます。使い込んだDL風なのは、いつも通りです。
●6月27日 乙レイアウト再開のリハビリ
いつまでも呆けてばかりもいられません。10月は軽便祭りがあるので、リセットしなくては・・・
乙レイアウトのサロン原稿書きながら、こんなものを作りました。祭りで作るトロッコネタを探して
いて、台湾の炭鉱鉄道に好ましいオープンDLを見つけました。バテロコとも違う佇まいです。記
念エッチングのプリムスを改造して、それらしくしました。作業軌道にピッタリです。運転士の座る
位置が高すぎるのですが、動力の関係から、これが限界です。足元にバッテリーが後付けされ
ます。淡いグリーンに台枠は黄土色を塗る予定です。木曽の桃介みたいな色です。
●6月11日 宣材写真(BSジャパン・鉄道模型チャンネルSP2・6月11日20時より)
今日、制作会社から送られてきた写真です。「自由にお使いください」ということなのでアップ
します。僕が作った建物は、鳩居堂、三愛、ライオンビアホール、和光、三越、天賞堂、不二家、
東芝ビル、朝日新聞、日劇です。他は既製品で架空設定しました。
BSジャパン「鉄道模型ちゃんねる 2時間スペシャル」
●6月10日 車両が完成
残りの6両も完成しました!一番左がMODEMO製で、残りはGMです。結局、レイアウト製作
に、2ヶ月は必要だったということですねえ。色で顔つきが違って見えます。動力は一両が玉電
80形の切り詰め加工で、残りはMODEMO製(6000形用)です。なぜかGMに加工なしでピ
ッタリはまります。助かりました。自作パンタが太いのは愛嬌です。付属のプラ部品よりはマシで
す。これで予定していた全ての工作が終わった〜
MODEMOの6000形で感心したのは、履いている台車がD10形だったことです。昭和22年
から24年まで生産された6000形(6001〜6174)は、戦前の木造車3000形の台車(D10
形)を流用したものです。最も両数の多かった3000形(567両)は戦災にあい、65%も消失し
たのですが、多くは台枠と台車が残ったのです。その転用だった訳です。昭和25年製6175か
らは、D16形、昭和27年製6242からはD17形が新調されました。飛鳥山の6000形は6080
でD10形台車を履いていました。「戦前から頑張って走ったんだね」としみじみ・・・D10形なので
番号は、6001〜6174のいずれかにしなければいけません。それにしてもNゲージなのにデカ
ール・シール(行き先表示、広告など)の少ないこと・・・これに一番、苦労しました。
●6月9日 車両とビューゲルパンタ
車両は、MODEMOの6000形が5両とGMのディスプレーモデルが6両の計11両です。撮影
に間に合ったのは6両(うち4両がMODEMO製)残りを仕上げます。GMの加工は前照灯部分
とビューゲルパンタです。前照灯は、実物(飛鳥山)と見比べれば違いが分かります。目立つ部
分なので、2,1mm真鍮パイプを輪切りにして付けました。
残りの車両は、せっかくなので、昔のクリーム・緑の金太郎塗りとクリーム・赤帯にしました。山
吹色はタミヤのキャメルイエローで、クリームはGMの国鉄クリーム、緑は暗緑色にパークグリ
ーン(タミヤ)のミックスです。
ビューゲルパンタは0,4mm真鍮線、0,6mm巾(0,2mm厚)帯板、0,25mm真鍮線を
半田付けで製作しました。台に0,5mmの穴を開けてはめこみます。
●6月8日 街灯
間に合わなかったひとつが、この街灯です。市販のものに、あの頃の銀座の街灯ぽいものが
なかったので自作しました。ネタは、KATOのユニトラムのセンターポールの支柱に、3mmプ
ラ丸棒を削りだして作った灯火部分を、0、5mm真鍮線で取り付けたものです。削りだしが思
っていたよりも手間取りました。
●6月7日 最後の撮影
11日の放送なのに、ギリギリまで製作していました。裏通りの町並みです。ほとんどジオコレで
で埋めました。製作日数が足りなくて、完成出来ず、自己嫌悪に陥ります。7日は副音声の録音
をして、とりあえず、終了です。まだまだ作っていないものがあります。放送には間に合わないの
ですが、これから展示予定やRMMの取材があるので、完成させます。
●5月26日 都電レイアウトの話(今回調べて知った話を記録)
気付けば一ヶ月以上が経っていました。浦島太郎状態です。車両を作り始めたのが、4月15日
になっています。よくも、まあ、我ながら老骨に鞭打って頑張ったものです。日本が元気だった頃
を作って、何かを視聴者に感じてもらいたい、TV局側の意向でした。作ったのは昭和30年代半
ばの銀座、東京オリンピック直前で、日本経済が高度成長期に入ろうという頃です。鉄的には、
この頃の都電はクリームにエンジ帯です。昭和34年に緑・クリームの金太郎塗りから変わりまし
た。よく知られる山吹色にエンジ帯は、昭和37年の7500形からです。まあ、うるさい事はなしで
いきましょう。知っててやってますというのが大事です。大きな建物は、PCで作画してイラストボ
ードの切り出しです。左写真、手前が有楽町側で、線路は東海道本線、新幹線は走っていません。
日劇があって、隣は朝日新聞社です。今回、苦労したのは、とにかく資料を探すのが大変でした。
何でも記録されているようで、実はないんですよ。数枚の写真から、大きさや窓配置などを割り出
します。模型設計が一番大変だったかなあ〜数寄屋橋の高速道路は昭和33年(東京タワー完成)
に着工して、34年に開通しています。西銀座デパートは、その頃からあったんです。外堀通りの
角は東芝ビルと反対に不二家!フランスキャラメルの看板があります。ソニービルは40年代に入
ってからです。右の写真は銀座4丁目交差点、和光以外が劇的に変わっています。この辺は、数
年で変わるという目まぐるしさです。鳩居堂の星型ナショナル看板に、隣は雪印看板の三愛です。
丸いビルは37年です。反対は、ライオン・ビアホールで、サッポロビールの看板が目立ちます。三
越はありましたが、建物が違います。新しく立て替えるのが、都電が廃止される頃です。写真には
和光の向こうにチラッとしか見えませんが、天賞堂があります。形は創業当初のもので作りました。
店で聞いても、この頃にどんな建物か分からないと言われたんです。まあいっか。昭和35年に流
行っていたのは、歌謡曲なら「アカシヤの雨がやむとき」「潮来笠」「誰よりも君を愛す」「ありがたや
節」!みんな口ずさめるぞ〜だっこちゃん、インスタント食品ブーム、巨人は3番王、4番長島のON
砲。東芝が初のカラーテレビを発売、カラー放送も始まります。そういう時代でした。
●4月15日 都電の工作(Nゲージ)
掲示板にも書いたのですが、鉄模チャンネルに、また懲りずに出るので、そのレイアウトに使う
車両を作っています。テーマは、昭和30年代の銀座です。有楽町のガードから銀座4丁目の
交差点まで作る予定です。ここは8系統走っていたので車両がたくさん必要です。Nゲージでは
モデモくらいしか知らないのですが、入手不可です。GMのディスプレーモデルを動力化してい
ます。ビューゲルも自作です。左は遊びのBトレ・ショーティ、6000、7000、8000と揃っていま
す。薄緑の古い7000形もあるのは、ちょっと感動です。最近は乙をやっていたので、Nゲージも
しんどくないですね。
●2月20日−2 塗装
オリーブドラブ(TS−5)を吹いてハンブロールNo,62でウォンシングした所です。ミドリがかっ
た感じが好きです。朝顔など全て0、6mmの穴を開けて、付属の連結棒を0,4mm真鍮線を
コの字に曲げて留めました。2両目が浮いていますが、たまたまです。ステイクポストは積載で
はないので曲げてあります。端も0,6mmの穴を開けてあるので、精密チェーンが入ったら付
ける予定です。KMCに入った頃は何にも知らなかったのですが、いつのまにか、あれこれが
少しは身についています。6台ワンセットが手頃な感じです。
●2月20日−1 改造方法
詳しく書いてくれ〜というリクエストがありました。工作方法など「そんなの分かってるよ」だとか、
「ふん」と鼻で笑われそうで書けないんですよねえ。(笑)それでもメゲズに、誰かの参考になれ
ばと書きます。どういう改造かは上の写真を追って説明します。○がオリジナルパーツで、●が
改造したものです。赤点線は切る部分です。9mmを6,5mmにするのですから、2,5mm狭め
ればいい訳で、片側1,25mmカットします。ケガキはノギスを1,25mmにして写真のようにス
ライドさせると、1,25mm幅の線が書けます。正確にはちょっと少なめ(1,2mm位)になります。
その線を糸鋸で切ってヤスリで仕上げますから、ちょうど位になります。話は変わりますが、使っ
てるノギス1973年に美大に入った時に買ったものです。押さえているヤットコもね。プロダクト専
攻(工業デザイン)だったから工具一式買わされたんです。道具って持つもんですねえ。閑話休
題。プラ素材を押さえる時は、ギザギザの付いたラジオペンチだと、歯型が付いてしまいますから、
必ず平らなヤットコで押さえましょう〜
●2月19日 鋼製運材の乙化
どうも乙の改軌というのは、病気のようなものらしい・・・運材も出来るかなあと思ったら、手が
動いていました。(笑)これはナベトロより簡単に出来ますねえ。車輪はペアハンズの3,5mm
です。もう先輩のどなたかが、とっくにやっているのかもしれません。もう何両か作ってからデー
タをのっけます。ところで毎回気になる矢印の出っ張り、なんか意味深な形なんですよねえ。ど
なたかご存知ですか。朝顔連結器の形みたいですね。冶具?
●2月15日 仕上げて完成!
窓を入れてシートをプラ角材で作り、乗客を乗せ、台車を付けて、とりあえず完成です。台車の
ウエザリングは、まだしていません。なんとも感じのいい編成が出来ました。6,5mmの車両
がだいぶ増えました。早く、この車両達が走る所を作らなければ・・・
●2月14日 乾燥待ち・・・
塗料はツヤが変わったら、ヘヤードライヤーで乾かして作業するんですが、それでも完全ではな
いので寝かせて落ち着かせます。慌てて作業すると、端っこが剥げたりするんですよねえ。
●2月13日 塗装
シャーシにセミグロスブラックを吹いて、ボディは艦底色を吹き、屋根にはダークシーグレーを塗り
ました。乾燥後にエナメル塗料のツヤ消しブラックの薄め液でウォッシング(立体的になる)し、デ
カールを貼って、クリアーを吹いてからウエザリングです。窓を入れてネジ留めすれば一応完成!
艦底色とマルーンのどちらか、最後まで悩みましたが、シックな前者を選びました。鉄道色でない
んです。本物は写真より暗い色です。
●2月12日 生地完成
ケホニとケホロがとりあえず形になりました。色付けに入ります。何色か悩んでいますが、やはり
オリジナルに近い色がいいので、エンジか渋く葡萄色あたりですね。下回りは黒で屋根はグレー
です。インレタもキットに入っています。
●2月11日 仮組み
組んでレイアウトの上を転がしてみました。台車が軽いせいか、ちょっと重心が上ですが、軽く
転がりました。レイアウトが、ちょっと傾くと走り出すほど転がりはいいです。ダメもとで改造した
台車ですが、思っているよりも良かった感じです。
●2月10日 マイクロトレインズの台車の改軌
とりあえず車輪を作ってみました。右のオリジナルの車軸は真ん中は細い(1,2mm)のです
が、車輪側は1,5mmあります。そこで外径2,1mm内径1,5mmのパイプを5mmに切り、
カットした車輪をねじ込んでみました。うまくいったので台車も内側が9,5mmになるように切
りました。0,4mmの穴を台車枠からあけて、0,5mmの真鍮丸棒を挿して接着剤で固定し
ました。少し太めにするのはしっかり固定する為です。簡単な工作ですが、うまくいきました。
●2月9日 苫小牧軽便鉄道客車ケホロを作る
何年か前の軽便祭りで購入していたキットなんですが、コッペルに牽かせるのに打ってつけだ
と思い、作り始めました。このケホロ以外に、ケホニ(荷物車)とケホハ(大型客車)が入ってい
ます。これも今野さんの作品だったんですね。ケホハは大きすぎるので、今回のレイアウトに
は、厳しいです。ケホロとケホニはピッタリです。作りやすいキットですが、折り曲げの溝が深い
ので、曲げたらすぐに半田を流しておいた方が良さそうです。簡単な工作なんですが、帯板と
真鍮線で作るクイーンポストに意外と手間取りました。あと屋根の曲げたスジを消すのも大変
です。まだスジが見えます。付属の台車は、マイクロトレインズのアーチバー台車が入ってい
ます。軟質プラなので改軌はパイプなんかで簡単に出来そうですが、ペアハンズの車輪を使っ
て、アーチバー台車だけ直します。このサイズだと、2軸でもいいかもしれませんが、4番ポイン
トには厳しそう〜。
●2月3日 テスト中
新しく作るレイアウトに勾配を設けたいので、乙レイアウトの片側に板を挿んで、登りテストを
しました。写真は、100mmで8mm上がる勾配ですが、1号機も2号機も、ナベトロ5両を軽々
と引き上げました。現実的な数値で、安心して取り掛かれそうです。LEDの方向性だけで前後
進のライトを切り替えると、前が点灯して、後ろが点滅します。ダイオードが必要かな。それとも
このままいっちゃうか〜オニは外〜(今日は節分です)
●2月2日−3 乗車
後ろのライトも配線して乗務員を乗せ、キャブをネジ止めしました。エナメル線は天井を這わせる
ので目立ちません。モーターや抵抗なども黒く塗ったので、キャブインテリアの一部に見えるよう
な感じです。贔屓目かな・・・とりあえず完成として、台湾の五堵煤礦軽便鉄道をイメージしてレ
イアウトにかかります。休みだったので一気に作業しました。
●2月2日−2 走行!
走行テストを繰り返しています。奥が1号機です。走行は2号機の方がスムースで、何度も作業
したおかげで、少しは改造も上手くなったようです。シリンダーブロックの位置とか微妙に違いま
すが、ナンバープレートを付けた方がよさそうです。エコーの私鉄一桁(No,787)の丸いプレー
トが小さめでいいかもしれません。サイドはインレタかな・・・
●2月2日−1 チップLEDの装着
いつものようにチップLED(白色)を配線してエポキシで留めました。前後進での切換は単純に
LEDの方向性を利用して配線するだけにします。今回はLEDそのものにクリヤーイエローを塗
って、レンズになるエポキシを透明にしました。それと前照灯の根元が曲がりやすく、危ういの
で帯板でL字の補助を後ろに付けました。LEDの配線用の極細エナメル線でさえ引っ張ると曲
がります。何度か繰り返すと折れそう〜ボタン電池で点灯テスト中。
●2月1日 塗装
プライマーを吹いて乾燥後に、セミグロスブラックを全体に吹き、上部にマットブラックを吹き付け
ました。更に乾燥後に色んなところを(ライトケースの中、バルブ、メーカープレート等)剥がして
いる段階です。
●1月31日 あれれ・・・
下に書いた段差の件、平尾さんからメールをいただき、段差が出来ないように補強板(4)が
あるよ〜とのご指摘!「あ!本当だ」僕らしいです。(笑)屋根は取り外し式にして、安全弁や
汽笛なんかは、塗装後に接着する事にしました。ライトはオリジナルのままです。塗装です。
●1月30日 お休み
今日は工作する時間がありませんでしたが、ボイラーとキャブの取り付け部分の話を書きます。
メインフレームの取り付け穴に合わせると、ボイラーが少し長いので削ります。キャブ側に段差
があるので、ボイラーの合わせ目にも段差を付けると、スッキリ合います。
●1月29日 キャブの製作
キャブの製作は、説明書通りです。このキットに惚れた一番のお気に入りのキャブインテリアで
す。前回、取り付けに苦労したブレーキテコは、思い切って妻板に1mmの穴を開け、半田付け
しました。平らにしましたが、うっすらと手術痕があります。後ろに1号機で切り取ったライトも付
けました。同じ機関車が2台ある場合、微妙に違う程度が「らしい」と思います。ちなみにモータ
ー搭載で動きました。
●1月28日 ロッキングレバー
このキットを作られた今野氏も書かれていますが、このキットの最難関がロッキングレバーの
工作です。今回は2回目ということもあったのか、自分でもビックリするぐらいに上手く出来ま
した。Ø0,4のカシメピンが少し短く感じたので、ガイドレバーとロッキングレバーを軽くヤスリ
で薄くしたところ、カシメがしっかり出来ました。ドリルの歯でめくれて厚くなっていたのかもし
れません。やはり、基本は丁寧な工作をする事だったんですね。いよいよモーターを搭載しま
す。いつも緊張!動くのかと・・・指で回すと、軽く回るので問題ないと思うのですが・・・
●1月27日 下回りの塗装と組み立て
シリンダーブロックとメインフレームはプライマーを吹いて、セミグロスブラックで吹き付け塗装
しました。台車は、ハンブロールのブラック(No.21)に、マットを少し混ぜて筆塗りです。ハン
ブロールの塗装膜は、他社のものより強固な気がします。担いバネ直っているでしょう。0,6
mm幅(0,2t)の板を半田付けしました。こういう細かなパーツは、瞬着で半田付けしない側
を留めて固定後にすると簡単です。どこかで読んだ受け売りかも・・・
●1月26日 少し工作
今日は少し進みました。シリンダーブロックを作り、細かなパーツ類を付け始めます。担いバネ
の両端の板がロスト(駄ジャレ?)してました。真鍮板でカバーします。皆さんは新しいのと交換
されるんでしょうね。僕は、こういうのも腕試しと考えます。ベリリウム銅線の集電ブラシも付け
ました。なるべく抵抗がないように車輪の裏側に当てました。
●1月25日 コッペル2号機
皆さんは、またコッペル〜と思うかもしれません。最後の最後まで悩んだ6,5mmか9mmか!
何度も作ったので、6,5mmの台車改造も精度があがってきました。2台並ぶ姿が頭から離れ
ないので、また6,5mmで作ります。手前のグレーが6,5mm台車です。集電ブラシが付いて
いないのは、台車と車輪の間に隙間がなく、キット付属のベリリウム銅線(0,15mm)で集電
するように後付にするからです。この状態でスムースに回るか、モーターに仮止めしてテストし
ました。台車の上にある穴は前が1,4mmのネジを切ってあり後ろはスルーです。油差し用。
●1月24日 組み直し
これだけいじっていると、組み立ても早くなります。あっという間に元通りです。ただ今回は、ロッ
キングレバーでショートしました。実はフレームに付けるパイプを半田付けしてしまったからです。
パイプは以前と同じく、エポキシ接着剤で付け直して解決です。
●1月23日 台車組み立て
輪芯がどうしてもはずれないので、今野さんにお願いして分けていただきました。こんな事で
お手数をお掛けして・・・体中から冷汗が出ます。車軸が少し歪んでいたので、ちょうどいいと
自分に言い聞かせています。写真は、バックゲージを5,2mmにしたものと交換した所です。
●1月22日−2
バックゲージ5,2mmがポイント通過するかのテストをしました。ポイントはFast Tracksの
HOn30の#4ポイントを、75%縮小でプリントアウトしたものを基に製作したものです。フラン
ジウェイは0,8mmです。プリンターの機種によって数値が変わるかもしれません。
●1月22日−1 バックゲージの訂正とお詫び
実はレイアウトを作リ出して、ポイント製作でコッペルが立ち往生しました。原因を調べていて
根本的な間違いに気付きました。結論から言いますと、バックゲージが間違いでした。12月
7日のイラストで5,5mmになっています。この場合(γ)が6,5mmになりますが、TOMIX
の車輪をアップで見ると、赤の矢印のフィレット(諜邪丸さんのブログで勉強)がしっかりあり
ます。(β)を6,5mmにしなければ色々と支障が出ます。(α)を5,2mmにしてテストした
所、ポイントを通過しました。(β)が6,5mmです。たった0,3mmですが、大きな違いです。
下回りを作り直しです。参考にされた方がいたら、ごめんなさい。とれいんに原稿アップして
しまいました。訂正記事を書かなければ・・・
●1月15日 連結方法
そのままで、連結環をピンで留めた場合、連結環が中に入り込んでしまいます。そこで、コの字
型のプラ板を挟み込みました。最初は連結環がなくなったと思ったのです。しっかり中にありまし
た。すべて0,4mm真鍮丸棒です。ナベトロ側は0,6mmでちょっと太すぎますねえ。
●1月14日ー4 牽引力テスト
このレイアウトでナベトロ5両を軽々と引っ張りました。鉛板をエンジンルーム脇に追加した効果
でしょうか。車輌はこれでとりあえず完成です。クラフト製の下回りですから、良く走ります!!
諜邪丸さんの作った説明書も分かりやすいし、アルモデルの設計も素晴らしいし、栗島人形も
いいしで、手前味噌になりますが、すごく楽しいエッチングですから、祭りで買われた方は、是非、
作って楽しんでください。
●1月14日ー3 テスト走行
このLEDと抵抗値の組み合わせは、走り出しと同時に点灯しますので、撮影の為に前をピン
セットで車輌の前を抑え付け、シャッターを押しました。いつもでしたら視写界深度を上げるた
めに絞り込むのですが、今回はそうした事情でオート撮影です。やはりシャープには写らない
ですね。
●1月14日−2 乗車
作った方は、途中で気付かれたと思うのですが、屋根裏に補強の板を入れてあります。(写った
写真はアップしてないですね・笑)乗務員のオジサンは、このままでは乗れませんので、頭分の
丸穴を天井裏に開けてあります。
●1月14日−1 LEDの配線
白色LEDに極細エナメル線を半田付けしてエポキシ接着剤でライトケースに収めました。何故
に黄色のLEDではなくて白色LEDにするかというと、黄色はオレンジがかっていたりバラつき
があって、気のせいかもしれないのですが、明るさも白色より劣る気がします。クリアイエロー
で色調整する方が性に合っています。ボタン電池(3V)で点灯テストです。ボディはウエザリン
グして窓を入れています。(白色チップLEDーOSWT1608C1A 秋月電子で購入)
●1月13日 ライトの準備
照明の為にモーター端子にダイオードと抵抗を付けました。オジサンの邪魔にならないように
曲げて付けます。抵抗は560Ω(1/4W)ですが、こんなに大きく見えます。
●1月12日 塗装
工事車輌の黄色を塗ろうと思ったのですが、ちょっと似合わない気がして、少し落ち着いた
西武のクリームにしました。アメリカのプリムスに良く塗られている色です。この時期は乾燥
しているので、塗装の乾きが早いですねえ。
●1月11日 キサゲ作業
2回目の製作で、改造もしなかったということもあり、あっという間に出来ました、砂箱蓋、点検蓋
などを厚みを持たせるために、余剰パーツで2枚重ねしました。排気管は1mm丸棒だったので
0,6mmで管にしました。今度はライトの大きさなど、バランスが良くなりました。
●1月10日 もう一台のプリムス製作
神妙にFRP板で冶具を作りました。先端は幅0,7mmで厚さが0,5mmです。0,3mm真鍮
丸棒を四角に曲げて半田付けしました。これでも太く感じます。このサイズになると、僕の技術
では丸みを帯びてしまいます。まあキレイに出来た方かな・・・ライトはホワイトメタルで、ドリル
(2mm)でお椀状にサラいました。
祭り記念のプリムスの上回りを作り始めました。前回のは前照灯が大きすぎたのと、せっかくの
栗島人形が見えないなど、不満点が多く、直すよりも新しく作った方がいいという結論になりま
した。苦手だと敬遠していた取っ手も付けます。やはり0,3か0,25くらいかな・・・
●1月9日 一応完成!
KATOの運転士を乗せてみました。とりあえず、完成とします。今回は下回りを6,5mm化して
走るというのが、前提でした。まあ、クリアしたという事で・・・上で左右に揺れて走ると書いた
原因が分かりました。車輪を抜く時に少し歪ませてしまったようです。反省点は多々ありますが、
初めての改造という事を鑑みて、何とか及第点に届いた感じです。
秋月電子で購入したLED(白色NASW008BT)を定電流ダイオード(15mA)と抵抗(680Ω)
で組み込みました。とりあえずアナログです。パワーパックの電圧を上げ、走り出す前に点灯し
ます。白色のままだと似合わないので、LEDそのものにクリヤーイエローを塗っています。キャ
ブは、まだネジ止めしていないので浮いています。しばらくは、このまま走らせて遊びます。
●1月7日 アップ写真
下回りが良く見えないと、お叱りをいただきました。白い紙を置いて反射させてみました。あまり
見えるとアラが目に付きますが、参考にはなると信じて・・・(笑)6,5mm化したので矢印の部
分もフレームを削って、ロッキングレバーを収めています。モーターを黒くしたのと、動輪の間に
光って見える集電ブラシも塗っていますので目立たないです。残りは前照灯なんですが、DCC
化するか悩んでいます。アナログだと、停車中は点灯しませんから・・・
●1月5日 ロッキングレバーの取り付け
かなりスムースに走るようになったので、ロッキングレバーを付けました。最初は、ちょっと抵抗
がありましたが、油を差して馴染んでくると、シャカシャカと動くようになりました。オリジナルパー
ツ(ガイドレバーと0,4mmピン)をダメにして自作したり、意外と手こずりました。隙間から見え
るのでモーターも黒く塗った所です。僕にしては、改造しても良く走るカマになったもんです。以下
今回の改造で学んだ事を書きます。当たり前の事ばかりなんですが・・・
●ギヤはモーターなしでスムースに回るようにする。
●サイドロッド、メインロッドを付けてもスムースに回ることを確認する。
●集電ブラシに抵抗がないか、確実に集電するかを確認する。
●絶縁のチェックをこまめにする。
年初めなのでぶちかましますが、(笑)今年は、このコッペルの活躍できるレイアウトを作ります。
今作っているレイアウトは、曲線がキツクて蒸気に向いていません。ああ言っちゃった〜とれいん
の記事にしようと思っています。モデルレイルローダー誌(別冊)で紹介された色々なレイアウト
テクニックを実践してみたいと思っています。池に浮かぶ蓮とか、滝とか・・・お目見えは今年の
軽便祭りかな。
●12月22日 窓と照明配線準備
回旋窓にはめこむ、カット済みプラ板が6枚入っているので、タミヤセメント(流し込みタイプ)で付
けました。後で思った事ですが、窓枠は別に塗装してはめこみ、エポキシで接着した方がキレイ
に出来ますね。ライトの内側を白に塗り、0,4mmのコード用の穴をあけます。この機関車は分
解する時にキャブが外れる構造ですから、コードはキャブを通さず、火室あたりで下に落とすよう
にします。そこまでは空気作用管受(1列0,25用)を、0,6mmの穴をボイラーにあけて、3個
並べました。0,25mmでは心細いので、念のため0,4mmで穴をサラっています。塗装して付
けますが、写真用に未塗装です。LEDのエナメル線が真鍮色なら、そのまま配線します。
●12月21日 テスト走行
何度か走行させて遊んでいます。ユラユラ左右に触れながら走る姿はカワイイの一言です。狭軌
感が堪らなく、思い切って改造して良かった〜残りの工作は、ロッキングレバー(コイツが難関)と
ブレーキが未装着です。あっ!窓もいれていないです。ライトも入れたいけど・・・
●12月20日
このレイアウトでは、隧道でドコンと当たるのでヤードを行ったり来たりの往復運転だけですが、
走りました〜程度です。スムースにスローが効いて走るには微調整が必要です。それよりも何
よりも、やっと形になった事の方が感慨深く、しばしニヤニヤタイムです。
自分で驚くほど上手く組みあがりました。こんなにスムースだと、逆に心配になります。走行は
大丈夫かいな・・・
下回りを組み立てて、ギヤが軽く回ることを確認しました。引っ掛かりがロッドににありましたが、
たいして大きな問題ではありませんでした。組み立てたキャブなどは、洗浄後にプライマーを吹
いて塗装しました。半ツヤありのブラックです。ボイラーやキャブ上部にはツヤ消しを吹いていま
す。いよいよ組み上げます。
●12月18日
下回りは組み上げればいい所まできたので、上回りを組み立てました。説明書通りの手順で作
業をしました。キャブの回旋窓枠がいいですねえ。ホワイトメタルの煙室扉と一体成型された前
照灯をエムテックス製のLP42に変えました。朝顔はMW製の九十九里用を糸鋸で切断して
半田付けしました。イメージ通りのコッペルになってきました。
このキットが、どうしても欲しかった理由の一つが、このキャブインテリアです。今までのHOナロ
ーではモーターが鎮座しているのが、当たり前でした。これで機関士を乗せれば楽しそう〜なん
か嬉しくなってきます。もう一台、オーソドックスな9mmも欲しくなっちゃいました。
●12月16日
この時期は店が忙しくて、全然、模型を触れなくてイライラします。(笑)それでも暇な時間を見つ
けて下回りを塗装しました。キャブも組みました。下回り改造に比べ、気持ちいい工作です。ハッ
チなどの取っ手や手摺が、上手くキレイに四角になりませんでした。どうも苦手な工作です。そう
いう人間こそアルミ板などで冶具を作るべきですね。ボイラーなどを、仮にネジ止めしてバランス
を見ます。キットには二種類の煙突が入っていますが、ストレート煙突を選択しました。コッペル
に対して持つ、自分のイメージがこちらだからです。こいつが狭い路地を走る姿をイメージすると、
台湾だなあ・・・
●12月14日
分解して前の部分を切り取り、スライドバーのストロークを合わせました。ギヤボックスとシリン
ダー部分は、1mmのネジを切ってビスでとめる様にしました。工作で汚れたギヤなども掃除
しておきます。組み合わせて軽く回ることを確認しました。
●12月13日
削ったシリンダーブロックにシリンダー、スライドバーなどを半田付けしてから塗装して、エポキシ
接着剤で付けました。集電ブラシはオリジナルを薄くしてプラ板で囲って取り付けました。Nのブラ
シは遊ばせておく方が集電性能がいいので、ブラブラさせています。実は、シリンダー部分に板を
挿んで付けたので、クロスヘッドのストロークが足りなくなりました。赤線の分だけ切り取ります。
本当に行き当たりばったりで、我ながら情けなくなります。
●12月11日・・・苦労の後に・・・
目途がついたので、輪芯の位相を合わせて接着しました。絶縁側は穴を1,5mmでさらってエポ
キシで確実に絶縁します。改軌で狭くなり、本体と干渉する部分(矢印)のシリンダーブロックを削
ります。取り付け穴は、ずれるので開け直しました。1mm×4mmビスで留める予定です。ギヤ
にビスが当たらないように気をつけます。後は説明書通りの工作に進んでいきます。たぶん・・・
試行錯誤の中で形になったボックスです。色々な素材で作ってみて、ギヤの当たりがスムース
に回るものを選択しました。真鍮は左右上下の絶縁が難しく、早々に放棄しました。基板は厚す
ぎて上手くはいきません。スチロールは車輪の回転を受け止める強度を出すのが難しく、結局
ABS樹脂製(色々なジャンクの切れ端の寄せ集め)に戻ったという次第です。Nの下回りの微
妙な遊びは、計算されたもので、それを正確に工作してアソビを出すのに苦労しました。三角形
を形作る3種類のギヤの噛み合わせにも泣きます。樹脂は耐衝撃性の瞬着で付けました。まあ
真似する人はいないと思うので、参考にならない話かもしれません。
●12月7日・・・事始め
まずタイヤを抜く事から始めました。ロックタイトのようなもので固定されているようで、かなりな
硬さで、変形しないように抜きます。平ギヤを寄せる為に絶縁側を削ります。シャフトも2,5mm
切ります。ギヤボックスの図面を画いてみましたが、机上の空論で、やってみないと分からない
という状態です。数値は実際の工作で変わりました。ボックスの厚さは1,2mmで、ギヤボック
スの幅は4,4mmになりました。集電ブラシ分が計算されていませんでした。(バックゲージは
5,2mmです。1月22日を参照のこと)
●車輪の抜き方(絶縁側のみ可)
色々な方法があると思うのですが、とりあえずロックタイトを緩めるには、しっかり車輪を保持し
て(自分流ですが3mm厚アルミ板に穴をあけて万力に固定)ポンチの様な物で、車軸を軽く
叩きます。車輪が動いたら抜けます。車軸は#4/0番の糸鋸で切りました。
■今野さんのコッペル30HPクラスの6,5mm化
●12月6日
掲示板で相談したところ、何人かの方々からアドバイスをいただきました。ありがとうございまし
た。中には9mmで、そのまま作るのも大変なのに、6,5mmにロッドのある小型蒸気を改軌す
るなんて無謀だからお止めなさい・・・という忠告までいただいたのです。確かに・・・まあ入手可
能な下回り部分だけ、いじってみて、どうにもならないと思ったら諦めます。
●12月5日
乙レイアウトが進展しないのは、こんなものを作っていたからです。KBMCモジュールを走らせ
るデハ3です。ワールド工芸の車輌を久しぶりに作りました。これに付いている小型モーターは
トルクもなく、長時間運転には向いていません。説明書にもそう書いてあります。Nの下回りで
改造しないと、運転会では入線できませんねえ。まあ倶楽部の指定色でもないし・・・
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