■Doblogを昨年(2008)の8月から始めて、勢い込んでいたのですが、なんと障害が出た後、
閉鎖(2009年5月末)となってしまいました。BSの番組がらみでオーストリアに行った事が話
の中心ですが、ここに記録としてバックアップしておきます。ブログとは相性が悪いなあ・・・
保存にあたって画像を大きくしました。見にくいのはお許しを!現在書いているオーストリアの
旅とダブる写真もあります。
[ 更新日時:2008/08/18 07:16 ]
オーストリアの旅ー1a
今年の3月ごろに一本の電話が入りました。昨年の11月に放送された番組でお世話になった
スタッフからでした。
「シェフ、1週間くらいのお休みを取れますか?」
「一応、自営ですから、その気になれば・・・」と僕。
「オーストリアの世界遺産のセンメリンク鉄道知ってます?」
「世界で最初に作られた山岳鉄道ということで、名前だけは・・・」
「決まりですね」
このやり取りが全ての始まりでした。鉄道模型をやっていても相手はヨーロッパ型でNゲージと
未知の世界です。他にふさわしい人が居るだろうに・・・と思いながらも安請け合いしてしまいま
した。
素晴らしいオーストリアの鉄道の旅を経験させていただきました。その後に地獄の日々がやって
くることも知らずに・・・
※Semmering・・・同じドイツ語でもオーストリアは濁らず「センメリンク」と発音しているので、こ
こではそれを表記しています。
※ÖBB・・・Österreichische BundesBahnen オーストリア国鉄の略称。普通はBundesbahnenと
続けて書きます。
[ 更新日時:2008/08/18 07:54 ]
オーストリアの旅ー1b

最初に訪れたのはウィーンです。泊まったホテルは南駅のまん前でした。真夜中に行き交う
路面電車にまず目を奪われます。それから間もなく始まるEuro2008の垂れ幕にワクワクし
ます。
ホテルの人の紹介で近所のレストランで食事。アスパラガスの季節で、これがたまらなく美味!
ワインも美味!いつの間にか、昔覚えた怪しいドイツ語を話していました。
[ 更新日時:2008/08/18 07:30 ]
オーストリアの旅ー1c

普段は仕事柄、朝方に寝る習慣になっていてちょうど他の人と7~8時間ずれているので
すが、これがヨーロッパに来ると、早起きの時差ぼけになる訳です。
スタッフより数時間前に起きて散歩して歩きました。南駅前の路面電車です。ウィーンは
18年ぶりでしたが、あの頃と変わらない形式が走っていました。懐かしい・・・
[ 更新日時:2008/08/18 07:57 ]
ホテルに戻るとスタッフも起きていました。今回一緒にレイアウトを作る呉尾さんや坂本さん
たちも合流して朝ごはん。だいたいホテルの食事は似たりよったりのものですが、やはりハ
ム関係が美味。
外に出ると大雨でした。折りたたみの傘を持ってきたのは正解です。
※呉尾さんと坂本さんは今回の事で知り合いになったのですが、実は坂本さんの息子さん
を昔から知っていたのです。不思議な不思議な縁です。
駅からすぐ脇にある専用軌道部分。この車両のフロント窓の斜め具合が魅力です。全体の
佇まいもクラシカルなムードが一杯です。
この形式の模型を作ることになるとは露知らず、この斜めの窓に苦しめられるのです。
[ 更新日時:2008/08/18 08:15 ]
オーストリアの旅ー1e

今回の旅の後に作る模型の話です。スタッフから示された図面です。僕の担当は右下
のグラーツの街部分です。グラーツはオーストリア第二の都市で音楽家ブラームスが
生まれた街です。今はカリフォルニア知事になったシュワちゃんの故郷でもあるんです。
そんな大きな街ですから、僕はやはり中央駅を作りたいと我儘を言いました。
世界遺産が中心なんですから、その旧市街にテーマを絞るべきだったのでしょうけど、
旅は駅から始まるワクワク感を表現したかったんですよね。
それで、こんなアイデアスケッチを書きました。Nとは言ってもかなり強引な押し込みかたです。
こうしたものは予定通りにはいかないものですが、どうなるのでしょうか。
実は上の図の横切る赤い線を、あまり意識していませんでした。スケッチにも描かれていません。
でも実際に工作を始めると、この上を通る線にかなり悩まされる事になります。
[ 更新日時:2008/08/18 08:34
オーストリアの旅ー1f

南駅構内でみかけたOBBの車両です。
名前は知らないのですが、近代的な連接車両で近郊を行き交う通勤列車風でした。センメリ
ンクには入線していなかったので勾配には強くなさそうですが、とにかくカッコいいですよね。

こいつは愛称ヘラクレスと言われるディーゼル機関車です。インターシティなどを牽いていた
ので非電化区間の国にも乗り入れたりするのでしょう。
銀座のショーウインドーで、Nの模型をみかけましたから人気もある車両なんだと思います。
僕はタウルスの方が好きですが、この無骨な感じも捨てがたいですね。
ホームの外れに停まっていた1014。新しい電気機関車です。有名な1044や1144に比べ
るとツルンとしたデザインで軽量級な感じです。やはり近郊型なんでしょうか・・・
[ 更新日時:2008/08/18 17:14 ]
オーストリアの世界遺産
オーストリアには以下の世界遺産があります。最初のほうにも書きましたが、ゼメリングとは
センメリンクの事です。
○ザルツブルク市街の歴史地区 - (1996年)
◎シェーンブルン宮殿と庭園群 - (1996年)
●ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観 - (1997年)
●ゼメリング鉄道 - (1998年)
●グラーツ市歴史地区 - (1999年)
○ヴァッハウ渓谷の文化的景観 - (2000年)
◎ウィーン歴史地区 - (2001年)
○フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観 - (2001年、文化遺産)
今回、僕らが関わるのは●印ですが、呉尾さんのモジュール部分に大きいとは言ってもシェーン
ブルン宮殿とウィーン旧市街を入れるのは最終的に、いくらなんでも無理だという話になりました。
シェーンブルン宮殿の表と裏です。画像では分かりにくいのですが、大雨で人がいません。フラン
スのベルサイユがパリから離れた場所にあるのに対し、シェーンブルン宮殿はウィーン市内にあ
ります。この手の建物は、権力者の言葉に出来ないパワーに圧倒されるのであまり好きではあり
ません。僕は根っからの庶民なんでしょうね。
旧市街にあるシュテファン大聖堂(Stephansdom)です。とにかく大きい!パリのノートルダム
を見慣れた僕には馬鹿でかく感じます。ケルンの大聖堂に匹敵します。ウィーンを作らない
ことになったので、早々と引き上げました。雨に降られ続けたことも一因です。まともな画が
撮れなかったんです。
[ 更新日時:2008/08/18 22:35 ]
センメリンク鉄道ー1
ウィーンの後は、センメリンク鉄道の起点でもあるグロッグニッツ(Gloggnitz)に移動しました。
次の日も、やっぱり早起きしてしまい朝の散歩です。 グロッグニッツ(Gloggnitz)駅はモダンな
建物でした。朝早くから甘い香りのドーナッツのようなものを売店で売っています。ヨーロッパ
人の朝ごはんは、甘いものが多いんですよね。
2008年8月31日は、ユネスコ世界遺産登録10周年で色々なイベントがあるみたいです。
http://www.semmeringbahn.at/
センメリンク鉄道は、ヨーロッパで最初に国際標準軌を採用した鉄道です。1854年の建設
当時から150年たった今なお現役である事が驚きです。全長41km、高低差は460mに14
のトンネル、16の高架橋、100を超える石橋に11の鉄橋があるのです。ウィーンから南西に
伸びているこの線は、イタリア、バルカン半島に抜ける交通の要所です。
大好きな1144機関車とタウルスの重連の貨物が、すごいスピードで駆け抜けました。
グロッグニッツ(Gloggnitz)駅から車で15分ほど山を登ったところで最初の撮影です。石垣の
上に座っていると珍しい旧塗装の1044機関車が走ってきました。だいたい10分間隔で列車
がやってきます。驚いたのは枕木が木でレールを犬釘で留めていることです。
(撮影はオーストリア政府観光省の協力があって、OBBのスタッフが同行しました。携帯で列
車の位置を確認しながらでしたから、安全の為に真似されないようお願いします。)
[ 更新日時:2008/08/20 05:54 ]
センメリンク鉄道ー2

センメリンクで最も有名な石の橋の手前にある手掘りトンネル、150年前に削ったであろう
跡が荒々しく残っています。ここに到達するには、地元の方でなければ分からない道のりで
した。
線路脇まで降りたのですが、その迫力は筆舌に尽くし難しです。模型で見ている優しいフォ
ルムの機関車がすごいスピードで疾走するのですから・・・上りの国際列車の先頭はタウル
スでした。
上に書いた最も有名な石橋・カルテリンネの遠景です。右手前の建物あたりが駅で、右の崖の
下を通って橋で谷を渡り、左に急カーブで左手の山を登っていきます。谷を急曲線で渡る感じは
木曾と同じだなあと感心したり・・・でも、こちらは標準軌で、長編成の列車です。
カルテリンネ橋の脇で撮影です。デジカメ構えているのがここを製作する呉尾さん。自分が作る
となったら資料として写真はいっぱい取らないとね。タウルスの牽く自動車を載せた貨物は、な
んと日本車です。長編成の列車は、手前と先で橋をはさんでUの字になるんです。
山の上から見たカルテリンネ橋。遠くから列車の音が谷に響いてやってくるのが分かります。
後ろに映っているのはアルプスの山々です。フランス、イタリア、スイス、オーストリアに跨る
峰々です。この風景には本当に感動しました。
[ 更新日時:2008/08/20 06:16 ]
ÖBBの機関車

今回の旅行で最も気に入った機関車はタウルスです。今までも散々出てきたので、皆さんは
「はいはい」という気分でしょうね(笑)正式には1016、1116、1216という番号です。交流か
直流または切り替え可能ということで番号が変わります。ユーロスプリンターをベースにしてド
イツ・シーメンス社にオーストリア国鉄がオーダーした機関車です。客車も貨車も牽引可能です。
この機関車は電気機関車の世界最高速度記録(357km/h)を持っています。

1044機関車です。これの発展形が1144、どちらも側面の丸窓が特徴です。この新塗装と
前出の旧塗装があります。
1142 1044以前に活躍していた機関車です。現在はあまり運用されていません。旧塗装の
ままミュルツーシュラーク駅(Mürzzuschlag)のヤードに置かれていました。ここには鉄道博物
館がありますから・・・
ミュルツーシュラーク(Mürzzuschlag)のヤードです。遠くに機関庫が見えますが、それも博物館
のものです。この駅はセンメリンクの終点になります。ここから南へ向かうと、いよいよ僕の担当
するグラーツ(Graz)です。
[ 更新日時:2008/08/20 07:02 ]
グラーツ-1

グラーツは、オーストリア第二の街で人口は24万人。ウィーンから南西150kmの位置にあり
ます。自動車産業が盛んですが、大学都市でもあります。クラシックが好きな人は、カール・ベ
ームが出たところ、サッカー好きには、あのオシム氏がSKシュトルム・グラーツの監督だったと
ころ・・旧市街が歴史地区として世界遺産に指定されています。

グラーツには夜着きました。ホテルが中央駅(Graz Hauptbahnhof)に隣接していたので最初に
夜景の駅を見たのです。その第一印象は強烈でした。ガラス張りの駅は中が見え赤と黒のモ
ダンアートが浮かび上がって・・・この印象が消えず、世界遺産の旧市街よりも、この駅をまず
作りたいと思ったのです。
話は前後してしまいますが、これがフルスクラッチで作った駅です。あのモダンな壁も再現しま
した。照明も入っているので最初に受けたあの印象を再現できるようにしました。スケールより
も若干縮小(90%)しました。
最初に駅を作ってVollmerやFallerのキットを作ると、市販のこの両キットが、かなりのオーバー
スケールだと気付きます。プライザーのフィギュアがスケールなので、比べるだけで分かるほど
です。Fallerが特にヒドイと感じます。Nというより限りなくHOに近い感じです。どうしてなのか
理由は分かりません。写真はVollmer製が中心なのでまだマシです。左端がFaller製。デザ
インがいいだけに惜しまれます。どうして?
[ 更新日時:2008/08/20 17:47 ]
グラーツー2

実物の風景から唐突に模型の話になりましたが、今回の旅行は、模型を作るのが前提だっ
たので、常に模型の事を考えているので自分の中では自然な流れでした。
さて街を作るにあたって駅と時計台だけがスクラッチで、他は市販のキットを使うという事で
面白みがないと、路面電車を作る事になってしまいました。ウィーンでも見たこの複雑なフロ
ントの車両です。
2連接と3連接車両がありますが、模型的には2連接の方が簡単とこちらの図面を引き始め
ました。車両のスクラッチは初めてだったので、簡単にパソコンで作図して切り出すペーパー
車体にする事にしました。塗装も不要です。この塗り分けをマスキングでする勇気はありませ
ん。
他にも都電で言えば8000系のような車両から、いわゆる低床式車両まで走っていたのです
が、やはりクラシカルなSGP社製の方が魅力的に思えます。ものの本によればTw521~5
37はドイツのデュースブルグからやってきた車両で、グラーツのSGP社製はTw501~510
の番号になっています。
これが展開図です。簡単に済ませました。フロントの窓だけは斜めにはめ込む方法です。
これを葉書大にプリントアウトしてさらにOHPフイルムでも印刷します。OHPが窓になりま
す。後は切り出して組み立てるだけです。窓もプリントするのは広告やらあるからですが、
普通のセルの方が丈夫に作れたと思います。結局、プラ板で補強しました。
・・・と簡単に書きましたが、それからが大変でした。N車両を自作している人にはわけない構
成でしょうけど、何しろ何もかも初めてでしたから。2連接車が形になって、調子にのって3連
接車両も作りました。世田谷線の300系とスケール的に同じになってしまったのは、下回りに
Bトレ用を使ったからです。ご存知のようにヨーロッパ型は1/160(日本型は1/150)ですから、
小振りにならなければいけません。まあ、建物があれですから、雰囲気優先です。(言い訳で
すね) これ以上の話は、30日の番組を見てください(おい!)
[ 更新日時:2008/08/28 01:39 ]
ハルシュタット-1

センメリンクとグラーツの事を書きました。もうひとつはハルシュタットです。この湖の或る山間
の村は世界遺産で有名なのと、意外なことで有名なんですね。先日、父親の一周忌で青森に
帰省した時の話です。
「お前オーストリアに行ったんだってね。ハルシュタットには行ったのか」
という趣旨の話を80を過ぎた母から言われたのです。驚きました。僕は興味がなかったので
知らなかったのですが、どうやら韓国のドラマの舞台になったらしいのです。有名な「冬のソナ
タ」を含めた4部作のひとつに「春のワルツ」というのがあって、それに出てくるらしいんです。
まあ韓流ブームで、ハルシュタットを田舎のおばあちゃんまで知っているのは、スゴイことです。

例のごとく早起きして散歩・・・朝は鏡のような湖面に家や山々が映って、ため息モノの風景を
見ることが出来ます。住民が1000人あまりの小さな村は、湖と山のほんの僅かな土地にあ
ります。
鉄道を通すのは当然、無理な話で、路線も駅も対岸にあります。その間を船が行き来して乗
客を運ぶのです。この村の裏の山はザルツべルグ(塩の山)で塩鉱で栄えた村だったのです。
ここの塩は音楽の都のザルツブルグ(塩の城)へと運ばれました。
この村を訪れた観光客が必ずおさえる構図の写真です。
[ 更新日時:2008/08/28 01:54 ]
ハルシュタットー2
この湖は水位があまり変わらないようで、村が湖面ギリギリまで迫っています。船に乗って駅に
向かうところか・・・戻ってきた所かな・・・何往復もしたので覚えていないです(笑)
ここをプロ集団のクラフトチームが料理するのです。どうなるのかすごく楽しみです。
駅側から出発する船から発車した列車が見れます。タウルスの牽く国際列車です!湖面に
映ってカッコいい~
普通は1144機関車あたりがインターシティの列車を牽いているのが多いので、これはラッ
キーな画像です。
ザルツベルグバーン(ケーブルカー)で上に登って撮影した一枚です。手前の村と対岸の
線路と駅、そして連絡する船の関係が良く分かる写真です。
実は高い所が苦手な僕は、この写真を撮る為だけに頑張って展望台に行きました。その
価値はあったと思うのです。
ここにはバカンスでのんびりと滞在したいですねえ。今度は、母を連れてきましょう・・・
[ 更新日時:2008/08/28 02:09 ]
またまた僕が担当のグラーツに話が戻ります。グラーツは平地にある街ですが、へその様に
街中に山があるのです。シュロスベルグといいます。その上に立っているのが、この時計台、
街中から見えるのでグラーツのシンボル的な存在になっています。
勿論、この時計台もキットがありませんから、バルサなどでフルスクラッチしました。飾りの
或る時計は実際に撮影した写真からプリントアウトしたものです。
グラーツに行ったことが或る方には「そうそう」と言われると思います。我ながら上手く作れま
した。下から見上げると雰囲気なんです。でも本物はもっと高いところにあったんですよ。山が
急斜面でした。模型として、これが限界かな。
[ 更新日時:2008/08/29 22:58 ]
いよいよ明日が放送日です。慣れない車両工作だったり、現地取材後の模型作りの大変さ
など、色々と勉強になりました。あれこれ見てもらいたい欲求があるのですが、2時間スペシ
ャルでも一人の枠が決まっているので、全部は無理ですね。うちはBS見れないよ~
先にも書きましたが、グラーツ入りは夜でした。車窓から夜景の駅を見たのです。その時の
インパクトは、言葉に出来ないほどです。何分の一でもいいから、あの駅の夜景を作りたい
と思ったのです。大きなガラスとモダンアートの壁面。少しだけ再現できたと思います。
鉄道模型の夜景は別の世界を見せてくれます。苦労してLEDを仕込むのも、この風景が見
たいからです。どういう風にするのか、イメージが具体的であればあるほど、夜景はうまく表
現できると思います。モダンな駅と歴史の或る旧市街の建物、そして山の上にある時計台、
これら全てにスポットが当たるようにしました。
[ 更新日時:2008/10/09 16:01 ]
TV局の撮影で動き回っているので自由時間というものがありませんでしたが、そんな中
でも我儘を言ってグラーツ郊外で開催されていた模型ショウに駆け足でお邪魔しました。
OBBの標準軌モジュールは1200mmの高さで長くウネウネとつながっています。そこを
疾走する車両!やはりDCC運転でした。
センメリンクの有名な手掘りトンネルを模型にしたと思われるモジュール!色合いが日本人
と違いますねえ。岩肌のデテールがちょっとスケールオーバーかな。迫力はでます。
ナローモジュールの長~い製材所。実はこれ稼動するんです。ライトが基盤用LED使ってい
たり、なんか相通じる工作しています。
建物周辺のスペースを大きく取ってあるのも外国ですね。これが日本だったら、もっと細か
な配置になります。でも色使い、照明など参考になりますねえ。
[ 更新日時:2008/10/24 23:17 ]
グラーツの鉄道模型ショウー2
どうしてもナローのモジュールに目がいってしまいます。ヨーロッパではメーターゲージ(HOm
12mm)もHOナロー(HOn・9mm)もナローですねえ。この表示がシンプルで好きです。フ
ィートに弱い僕はHOn30とか訳が分からなくなります。伐採シーンの広々とした感じ!日本
ならもっとゴチャゴチャさせますよね。
先ほどの写真もそうですが、こうした風景のモジュールは、目を皿にして見てしまいます。ク
ラブ員が「鉄道模型を見るのは初めて?」と質問してきました。「そう」と答えれば嘘になるし
「実は・・・」と話しても時間がない状態で消化不良を起こしそうで、曖昧にジャパニーズスマ
イルしながら「イッヒ・レルネ・モデルバーン」なんて答えていました。勉強中というのは嘘じゃ
ないしね・・・
このモジュールの木の感じが好きです。地中海の松みたいで・・・僕には絶対に作れないシ
ーンですねえ。
ヨーロッパの鉄道模型は色も形もカワイイです。実物がそうなんですからスケールにこだ
わっても可愛く仕上がるんですよね。とにかく1/87に統一されているから、小物やトラクタ
ー、トラックなどなどの充実ぶりが羨ましいったらありゃしない。プライザーの塗り完もそのま
ま使えるしさ~(笑)
[ 更新日時:2009/01/29 13:47 ]
20シリング

海外に行くので手持ちの外貨を整理していたらまだEUが統合される前に旅行した時のオ
ーストリアシリングが出てきました。20シリングにセンメリンク鉄道が!また旅行に来るだろ
うと、取ってあった外貨・・・やはり使い切らないといけません。でも、こんな驚きがあったりし
て。(強がり!)
今度、旅行に行くのはシリアとヨルダンです。本業の仕事がらみですが、昔から行きたかっ
たパルミラとペトラに行きます。このブログはオーストリアの話ばかりでしたが、この旅行の
レポートもしましょう。イスラエルとハマスの争いで、きな臭い地域です。無事に何事もない
ように祈って行ってきます。アラブの友人も多いので、きっと大丈夫でしょう~マーヒィムシュ
ケラ(ノープレブレム)でインシャッラー(神のみぞ知る)です。
ここでDoblogは終了しました。この
アラブの旅行記は別ページにあります。
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