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プラン
12mmで炭鉱鉄道のレイアウトを作りたいと思って、何度も作っては挫折してきました。理由は12mm
の車両のデリケートさから、モチベーションを維持できないのです。車両を何両も保有してからと思って
いるのもネックになっています。12mmは製品が少なく、思うような種類が集まらないのです。多分に
美唄とか夕張のような鉄道を作ろうと思うのがいけないと思うようになりました。
寿都とか上芦別のようなこじんまりとした炭鉱なら実現可能です。走れるロコは2,3両でいいのです。
あとはセキ数両と客車が2,3台あれば開業できます。SL−1で経験したことですが、サウンドが入れば
1両でも楽しめるのです。今はDCCで更に音が良くなっていますから、もっと楽しいでしょう。2両のロコ
にサウンドを入れれば、それぞれの音を楽しめますし、重連も可能です。
木曾や軽便で散々作ってきたモジュール形式なら固定レイアウトと違って、モチベーションも維持できる
と考えました。大雑把にではなく、いわゆる「こだわった」「作り込んだ」モジュールにすれば飽きないでし
ょうし、至近距離で見るモジュールの利点も生かせます。鉄道や運行はシンプルにして、車両や風景に
心血を注いでみます。
モジュールのレイアウトプランは、オーバルではなく、ダイヤ運転可能なポイントtoポイントにします。始点
と終点があることで、炭鉱では当たり前の山行き(勾配を登っていく)というレイアウトが可能です。上芦
別を例に、山行きはバック運転で行えばターンテーブルも必要ありません。ケーディを生かした入れ替え
運転が楽しいでしょう。こう考えたら、俄然、実現可能に思えてきましたし、楽しそうです。
●美幌別炭鉱鉄道(これに登場する地名と話はフィクションです)
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美幌別炭鉱鉄道は、油井谷にある二坑から産出する僅 かばかりの石炭を搬出する為に作られた鉄道である。国有 の有古林を守る為に山道の建設が認められず、短い路線 を建設した。 沢尻川から山がたちあがる為に、エリカ山に隧道を通し、 錦織でスイッチバックして怒子母岳を大きく迂回しながら高 度をあげていく沿線は、紅葉など風光明媚で、近年、観光 でも注目されている。 朝夕、美幌別の炭住から工夫、二坑からは住み込みの家 族が、麓の美幌別に通学、買い物をする為に利用される。 途中にある庶古譚の数戸の住民も、以前は大きく迂回して いたが、この鉄道によって美幌別に簡単に行けると重宝さ れている。 国鉄や他の廃止された炭鉱鉄道から買い上げたSLが走 る事で、鉄道ファンにも注目されている。 ※有古林・・・ブナの原生林で庶古譚から油井谷にかけて広がる。 天然の有古林は、国の保護下にあり、開発には認可 が必要の為、手付かずの自然が残っている。 |
■美幌別炭鉱鉄道の設定(カッコ内1/87の寸法)
●国鉄線からの乗り入れがあるため、レールは50PS(#70)を使用。
●線路規格は国鉄の丙線に準ずる。
最高速度85km/h、道床厚200mm(2,3mm)、枕木本数 バラスト上・37本/25m
(7,7mm間隔) 橋上・46本/25m(6,2mm間隔)
●信号機は二位式で暴雪風の被害が大きい腕木に変わり、単燈形色燈式信号機を使用。
転換は電気式。本線の転てつ器は普通転てつ器標識でマシンで転換。(ダルマを除く)
●運転はタブレット閉塞式。美幌別−錦織間、錦織−二坑間。
●鉄道信号は国鉄に準ずる。
鉄道をセクションで区切ってモジュール形式でレイアウトを構築していきます。セクションの
規格は以前に決めた12mmモジュールを踏襲します。下記は計画です。あくまでも計画で
す(笑)最小サイズで、2期工事のスイッチバックまで辿り着けたらいいのですが・・・その時
点で組んだ状態が3m×5m位になるでしょう。ナローと違って恐ろしい〜
第1期工事
●セクション1 機関庫のある風景・・・美幌別構内の西側です。機関庫、給水塔などSLの寝床です。
●セクション2 築堤・・・機関庫を回り、北に大きく進路を変えながら築堤を登っていきます。
●セクション3 沢尻川鉄橋・・・ガーダーとトラスを組み合わせた鉄橋のある風景です。
●セクション4 美幌別駅構内・・・機関庫のある風景から続く構内モジュールです。
第2期工事
●セクション5 エリカ隧道・・・沢尻川を渡り、すぐにエリカ山の下をくぐります。山だけのモジュール。
●セクション6 庶古譚−1・・・なだらかな斜面にある山間の村を通るモジュールです。
●セクション7 庶古譚ー2・・・山裾に緩やかな曲線を描き錦織のスイッチバックにさしかかります。
●セクション8 錦織のスイッチバック・・・美幌別からバック運転で登ってきたSLはここで正位に変わ
ります。機回し線を使い、牽引機を入れ替えます。
第3期工事
●セクション9
●セクション10
●セクション11