■工作日誌ー2(新しい更新順)                       (from 2010 Dec.)

  掲示板でお馴染の故・平尾氏の真似をして、こんなページを作りました。HPがアップされ
  ないと、何してるんだろう・・・と思われます。ブログがピッタリなんだけど、何故か相性が
  悪くて・・・(工作日誌−1を見る(工作日誌ー3を見る?)
             

●4月8日 更新がなくて・・・
 

  怒涛の更新してたのに、パタッと音沙汰なくなると心配されますよね。ごめんなさい。実は原稿
  2つ抱えて四苦八苦しています。あげられる画像もなくて、また、しばらく静かになります。HP
  更新の再開は5月かな・・・・

●3月20日 KATOカプラー(N用)で連結させてみました。
 
 

  半田を要所に軽く流して組みました。片側だけカプラーというのは、ちょっとと思い、台車の
  カプラー部を切り落とし、KATOカプラーに1,2mm穴を開けて本体にネジ切って取り付け
  ました。車間が狭くてリアルです。意外、これHOナローに使えますねえ。

●3月19日 ARU MODELの鉱石運搬車
 

  コールポケットに石炭を揚げる車両に悩んだ末、アルモデルの鉱石運搬車を使うことにしま
  した。こなれたキットで、エッチングのツメを折り曲げただけで形になります。まだ半田を流し
  ていません。それでも、これだけビシッと形になるのは流石です。両扉を開いた状態でも作
  れます。石炭を落としているシーンも再現できます。台車はNのものを使います。アーノルド
  カプラーは大きすぎるので、せめてKATOカプラーか、いっそ付属の連結棒だけで統一する
  ほうがスッキリします。ところでポケットの上まで、どういう方法で揚げたんでしょう?ウインチ
  で巻いて図のように引っ張り揚げかな・・・コールポケット上屋の左に機械室見たいなのが、
  あります。どなたかご存知ないですか?

●3月17日 IMONカプラー機関車用(HO301、401)
 

  8104号機にもIMONカプラーを装着しました。一度、組み上げた機関車をバラすのは面倒な
  んですよねえ。キットではスノープロウから出ている棒でKDカプラーを押さえる構造ですが、
  それを切って、1,4mmネジ穴を切りました。ネジが写真に写りこんでいます。0,5mm長かっ
  たですねえ。まあ、許される範囲だと自分に言い聞かせます。それにしてもIMONの機関車用
  カプラーのポケット、カッコいいと思いませんか。特にテンダー側!この部分を表現した機関車
  は、スーパーデテール機だけです。これで420円!満足度プライスレス!

●3月15日 IMONカプラー
 

  ようやく原宿に行ってきました。組み立てて取り付けてみました。基本的にKATOカプラーと
  同じ考え方のカプラーですね。日本型の連結器の形をしているので、サマになります。ヒゲも
  ないし(笑)自動開放に、固執するのでなければ、IMONカプラーは、重宝します。どうせ神の
  手が出て、色々やるので、貨車の入れ替え作業の公開運転でもするのでなければ、おすす
  めします。蒸気機関車フロントビーム用(HO301・¥420)とエンドビーム用(HO401・¥4
  20)も買いました。こちらはポケットも入っています。トレーラー用は、10両セット(¥2,520)
  があります。KDの面倒な組み立てや、ポイント通過時のトラブル(ヒゲによって)など、なくな
  るメリットは大きいです。牽引テストでは、KDとの互換性含め何も問題がありませんでした。
  曲線ではアームが伸びますし、復元性も良好です。特に車間がKDより狭くなり、カッコいい
  です。スノウプロウも邪魔になりません。ウチのスタンダードになりそうです。

 

●3月12日 あれあれ・・・
 

  工作日誌の更新がないからといって、何も工作が進んでいない訳ではありません。先週か
  ら仕事が忙しくてアップする時間も取れなかったんです。何故か、色々な事って重なるんで
  すよねえ。しかも幕張に行ったフーデックス(世界の食材の見本市)で、強烈な風邪をもらっ
  て苦しんでいます。抗生物質で直るんですが、病院にも行けません。貨車は色を塗って、レ
  タリングして、ウエザリング済ませた所です。広告を見て知ってるんですが、IMONカプラーっ
  てどうなんでしょう。使ってみようかな・・・原宿まで行けるかな・・・

●3月2日 貨車が6両・・・
 

  2月半ばから作り始めて、ようやく最小限の貨車が形になりました。手こずりました〜ナロー
  ばかりしていると、最近は貨車なんて「あっ」という間にできる感覚でいました。コワイなあ。
  クマタのトラ35000が3両、MWのセキ1000が2両、珊瑚のセキ3000が1両。今までの
  手持ちも加えると、それなりの両数になり、ようやく炭鉱鉄道が開業できそうです。キサゲ
  (ニガテ〜)と塗装です。模型してると必ず苦手な作業が出来るものですね。でも極力そう
  思わないようにしています。嫌になりますから、自分の脳に「楽しい」と錯覚させます。(笑)

●2月29日 珊瑚のセキとMWのセキは、職人と芸術家の違いだ〜
 
 

  セキの工作に戻ります。下で書いた角が気になって、2両目の前に珊瑚模型のセキ3000
  を作ってみました。やはり、角はつながっています。珊瑚のセキは空車で作れるようになっ
  ています。どちらが、どうこうとアマチュアが批評しても始まらないのですが、メーカーの設計
  の考え方で、こんなにも違うという見本です。実車と同じような構造をシンプル化して、考え
  てある珊瑚と、らしいデフォルメに徹したMWとの違いです。好みの問題かな・・・なんか模
  型って何なのか考えさせられます。田宮模型の社長が書いた本を読み返したくなりました。

●2月28日 ダージリンのインレタ
 
 

  久しぶりにダージリンの話です。インレタが上がってきました。出来立てホヤホヤで、裏紙に
  転写するほど脆い状態です。少し落ち着いたら、O用をUさんに送ります。実は荷物合造車
  の名前が落ちてしまいました。「PHALUT」なんですが、機関車の名前の「HAWKEYE」と
  入っています。それは仕方ないとあきらめます。手前味噌ですが、さすがにインレタ入ると、
  カッコいいです。特に妻面!!インレタ作ってくれた、Kさんありがとう。他の人に注文される
  と困ると思うので名前は伏せますね。仲間内は分かるか・・・(笑)

●2月26日 ようやく1両が形に・・・
 

  まだ1両なんですが、形にするのにゼィゼィ言いました。上板は使いませんでした。真鍮板
  (1,5mm幅0,2t)をグルリと上部の縁に半田付けしました。使わなかった理由は、上板
  を使うと、どう考えても角が図のように欠けるからです。それが正しいのかなあ・・・まあ好
  みではないという事で片付けます。それにしても、どのメーカーのモノでも、セキのキットは、
  作るのが本当に面倒です。台車がホワイトメタルで、強度的に心配でしたが、しっかりした
  メタルで、真鍮製の軸受けブッシュもあり、思っていたよりも丈夫にできました。

●2月25日 セキ1000のパーツ付け
 

  側面や妻面にアングル表現のリブや手摺を付けます。この作業は、意外に時間を取られて
  遅々として進まない状況です。珊瑚模型のセキ3000も一緒で、だからイモンさんのプラセ
  キが重宝するんです。セキは、とにかく手摺が多いんです。幸い手摺用の冶具(洋白)があ
  るので少しは楽できます。この冶具はスグレモノです。いつもMWキットを作りながら思う事
  なんですが、パーツの取り付け穴がちょっと大きすぎます。余裕があると取り付けが簡単な
  ようで、実は位置決めが大変で、しかも半田が隙間から表まで流れやすくなります。手摺の
  根元のキサゲは大変ですよ。キツイくらいがいいいんですよね。なんとか改善してもらいた
  い所です。仲間内でも同じ意見の人が多いですよ。

●2月24日 MW製セキ1000の製作
 

  トラ3両が完成したので、在庫のMWのセキ1000を作り始めました。基本的にエッチング板
  の組み合わせです。中の仕切り板を付けて・・・あれ〜このキット!積載状態でしか作れない
  という事に気付きました。エッチングの組み合わせ構造が良く考えられているだけに、もった
  いない気がします。右側に置いてある上ブタが付きます。空車で使いたかったのですが・・・

●2月20日 2台目
 

  とやかく言わずに、いい機会なので、とりあえず手持ちの3台を作ってしまいます。2台目に
  取り掛かりました。大先輩のアドヴァイスでコテのW数を上げました。手摺のような小さなパ
  ーツでも、ロストパーツには大きなコテで熱を加えるのが一番という事です。確かに本当に
  そうでした。ちなみ後ろに写っているのは、KATOのトラ45000です。

●2月19日 生地完成
 

  形にしました。こうしたロストの塊に、手摺とか細かいパーツを、しっかり付けるのは本当に難
  しいです。半田ごての熱をしっかり伝えなければ、半田は流れませんから・・・キサゲも大変で
  すよねえ。ところで、トラ35000ってマイナーな無蓋貨車でいいのかなあと思います。皆さん
  良くご存知のように、この貨車は、ほとんどが後ろに写っているトラ90000に改造されました
  から、そのままのトラ35000を使うことは考えにくいですね。妻面が低すぎるのが理由です。
  藤田炭鉱の貨車は、色々な混合だったので、1,2両くらいはあってもいいでしょうけど。主力
  は、半鋼製のトラ45000とかの方がピッタリですよね。55000でもいいですね。12mmで製
  品売ってるかな・・・下で(2月17日)トラ3000と書いたのは間違いです。貨車もこだわるとキ
  リないですねえ。

●2月18日 クマタ35000の製作
 

  このキットは十年くらい前に買って来て貰ったものです。組説とかインレタとかなくて格安品
  でした。クマタ製かも分かりません。無蓋部分は見事にロスト一体です。組み立ててみて、
  投売りされた理由が分かりました。ワケあり品だったんですね。ブレーキテコが付く側、右奥
  の合わせがズレています。かなりの修正が必要で、板張りの表現が消えるほど削らなくては
  いけません。床板に合わせたのですが、上回り優先の方がキレイに仕上がりそうです。

●2月17日 トラ6000
 

  イモンさんでだしたプラ貨車トラ6000を組み立てました。下でも書いたのですが、元はプレス
  アイゼンバーンのものです。アオリ戸押さえのエッチングが新しく入っています。インレタも新し
  く作ったものです。あのキットのデカールは大変でした。8100が牽いているのは、トラ3000
  っぽいので、ちょっと悩んでいます。クマタのトラ35000のキットの手持ちが3両あるけど、ロ
  ストパーツの塊ですから、総重量がかなりいきそう〜

●2月16日 仕上げ
 

  ナンバープレートなどを貼り、運転台の椅子(フクシマ模型)を付け、窓を入れました。ちょっと
  感傷的で抽象的な表現になりますが、明治という時代に、極東の日本に運び込まれ、時代と
  共に古くなり、北海道の炭鉱に払い下げられたアメリカンロコの佇まいみたいなものを表現し
  たかったのですが・・・この8100は間違いなく、日本的な味付けをされたアメリカのナロー蒸
  気です。友人の生粋のアメリカンな黒石製の蒸気機関車を見て、強くそう思いました。僕のボ
  ードウィン好きは、最初にけむりプロの上芦別の9200の写真を見たのが始まりです。本国に
  いるカマに心が動きませんから、きっと流れ着いたロコの日本的な哀愁にやられたんです。

●2月15日 塗装と組み立て
 

  ここ数日天気が悪くて塗装を見合わせていました。湿度もなくなったので塗装して乾燥後に
  組み立てました。デコーダーが入っていないので、バックプレートは付けていません。アナロ
  グ運転テスト後に配線します。ウエザリングも軽くしました。

●2月12日 キサゲ作業&洗浄
 

  第2動輪に担いバネ(エムテックス製)を付けました。いよいよ塗装準備です。一度、全部を
  分解します。キサゲ作業をしながら最終確認をします。ゆるんでいるパーツとか、曲がってい
  る状態を直したりとか・・・写真でギヤボックスがよく分かりますね。火室の間に1,4mmの
  ネジを切っています。そこにスプリングを介して留めます。よく知られた定番な方法です。

●2月11日 8100のギヤボックス
 

  発注用にギヤボックスの図面を引いていて、これくらいなら自作できるなあと思いました。
  動輪のギヤ抜きなんて大それた事しないで、何故か手持ちがいっぱいあるMWスペシャ
  ルギヤを組み合わせ、とりあえず作ってみました。ワールド工芸の1220Sモーターを縦に
  すれば、ボイラー側も入ります。・・・と喜んでいたのですが、でかいウォームギヤが引っ掛
  かりました。矢印の所を削って対処しました。テスト通電では、このモーターとギヤの組み
  合わせは、充分なトルクと回転数で、思った以上に良かったです。(でかいウォームなので
  トルクが心配でした)それと、牽く貨車のトラは、イモンさんが発売したプラ貨車(元はプレス
  アイゼンバーン)なので、もし力不足だったとしても問題ありません。きれいに収まりました。

●2月8日 9600の改造と整備
 

  炭鉱鉄道に詳しい皆さんはお分かりでしょうけど、藤田炭鉱は天北線の小石駅から分岐し
  ていました。そのお立ち台を製作するにあたって、国鉄の9600・北海道型が必要でした。
  ここ数日、以前作った美幌別の9600を北海道型に改造・整備していました。追加したのは、
  北海道型の短いデフとスノープラウくらいです。藤田炭鉱は、北見線(のち天北線)の小石
  駅から1kmばかり伸びた専用線で、あまり資料がないのですが、鉱業所と小石駅に魅力
  的な木製コールポケット(ホッパーは車両)がありました。それに心惹かれ、製作する事に
  しました。専用線では、セキではなく、トム、トラなどの無蓋車を石炭専用に使ってる写真が
  多いので、製作しなくてはなりません。9600が牽くのはセキです。

 

  お立ち台の製作記事は、模型誌(とれいん)に掲載予定なので、割愛します。予告編写真。

●2月5日 生地完成写真
 

  ギヤボックスやサウンドデコーダーなど別注なので、8100の工作日誌は、ここで一旦、終
  わります。このキットの腰高は、かなり解消されたと思います。キャブも出来る限り小さめに
  しました。ささやかな抵抗ですが・・・公式側のランボードとコンプレッサー曲がっているので
  直します。テンダーと機関車間は、もう少し詰めたいですね。ボルドウィンが持つ、独特の雰
  囲気は出せたかなと思います。数ミリの差で印象がガラリと変わります。模型の難しさと楽し
  さです。これだからキット作りはやめられません。

●2月5日 テンダー下回り
 

  下回りもオリジナルのキットのまま組みました。テンダーにモーターが入りませんから配線も
  ありません。前回の8100は、2004年12月製作ですから、7年も経っているのですが、覚
  えているものですね。ここは半田が外れやすいとか、作りながら記憶が戻ってきました。組
  説も見ないで一気に完成させました。機関車と炭車間のドローバーですが、キットは、機関
  車のプラス電気がドローバーを介し、テンダーへいきます。テンダーのドローバーピンは絶
  縁されています。テンダーにサウンドが入るので、そのまま流用します。逆にテンダーのマ
  イナス電流をコードで機関車側にもっていきます。それぞれ単体でも集電できるようにはし
  ます。電気の+−表示は、前進する時の電流名を便宜上書いています。

●2月4日 テンダー上回り
 

  機関車は、屋根(取り外し式)や手摺や、カプラーポケットを付けて完成です。キサゲ作業は、
  最後にします。テンダーの上回りを作りました。キットのまま、ストレート組みです。あれこれ
  考えなくていいので、あっという間に出来ました。

●2月3日 非公式側のパイピング
 

  こちら側は公式側と違って、とてもシンプルです。放熱管も2重です。煙室扉のハンドルは、
  8104号機は6時20分を指しているハンドルレバーなので、自作パーツと交換予定です。
  ・・・と書いた矢先にパーツを発見しました。ちゃんと準備されていたんですねえ。御見逸れ
  致しました。ライトも煙室上に付け、扉に3本のリベットを植えました。

●2月2日 公式側のパイピング
 

  エアタンクを付け、取り付け板を自作して単式コンプレッサーを付けました。コンプレッサーは、
  キット付属ではなく、エムテックス製です。その後にパイピングをしました。エアタンク上の放
  熱管は、キットは奥ですが、8104号機は手前の縁にあるので、そのように加工しました。

●2月1日 キャブの組み立て
 

  キャブを組み立てました。ランボードは、Sさんも書かれていましたが、厚さが0,8mmもあり、
  ちょっと野暮ったいので端だけ0,5mmくらいに削りました。下に書いた煙突とか砂撒き管
  (0,4mm)も加工しました。矢印のところは、ほんの少し隙間があるのを半田で埋めていま
  す。横のシルエットで光が漏れると興醒めですから・・・本当はボイラーが続いています。組
  み立てると、実際は火室で見えないんですが、こういうのが気になるかは、個人の好みです。
  それに、テンダーモーターのシャフトが通る為に火室扉が開いているので、赤の点滅LEDな
  んか仕込みたくなった時の事も考えています。ウエイトを留めるタッピングビスの頭も、横か
  ら見えるんですが、やはりシラケてしまいます。

●1月31日 上回りの工作
 

  ボイラーに色々とパーツを付けました。ボルドウィンのカマのイメージは、低く踏ん張った無骨
  なブルドックみたいに思っているので、矢印の台座を可能な限り薄く削りこみました。支え棒
  もサイズ変更しました。ロストで出来た砂撒き管ですが、元栓から1本で途中で巻かれたよう
  な表現ですが、ここは元から2本、二股のように出ているのが正解ですから直します。このカ
  マですが、藤田炭鉱の8104号機にするつもりです。その場合、ストレート煙突は、もう少し
  短くなります。写真で見ると、後ろの気水分離器の倍の長さです。前照灯も煙室扉ではなくて
  上に乗っています。あくまで8104号機にする場合の話です。

●1月30日 ボイラー
 

  ブレーキシューを取り付け、当たりがないかチェックします。このパーツも、ちょっと大きいの
  で薄くしたり、前後削りました。下回りが軽く動くようにチェック中です。意外にクランクピンの
  ネジが動輪の後ろに出っ張って、オイルレスメタルに引っ掛かってたりします。見つけるまで、
  時間が掛かりました。ふ〜っ。ギヤボックスを作る前に、上回りを組みます。テンダーモータ
  ードライブなのを、ボイラー側に乗せるので、ギヤボックスを自作。関係性をチェックする為に
  上回りも必要なのです。このキットが作られた頃から比べれば、今は小型・高性能なモータ
  ーがありますから・・・

●1月29日 イコライザーの話
 

  ある方から「私の8100はイコライザーが動いても問題ない」という趣旨のメールをいただき
  ました。誤解のないように書くと、この問題は、キットでは22mmのシリンダー幅を、20mm
  に改造したからです。上の図のように、スケールの20mmでは、クロスヘッドとロッドピンが
  ギリギリになります。この状態で、第一動輪が左右に大きく動けばロッドピンとクロスヘッドが
  当たって動きがブロックされてしまいます。それでイコライザーの動きを小さくしたいのです。
  以前作った8100の第一動輪は、固めてしまっても問題ありませんでした。

●1月28日 動輪
 

  今日はサイドロッドを組み立てました。このキットのクランクピンは、大きいので削りました。
  第二動輪のメインロッドに付くスペーサー(なんと厚さ1,5mmもある!)も不要なので外し
  ました。付属のロッドまわりのパーツやネジは大きすぎて、せっかくのカッコいいスポーク動
  輪が台無しになるのは、本当にもったいなく思います。心配していたイコライザーの動作幅
  は、1mmもあり、動輪が上下左右にガバガバと動きます。動作幅を0,3mmくらいまで押
  さえこみたいと思います。

●1月27日 台枠パーツとメインロッド
 

  台枠の後ろに担いバネやブレーキシリンダー、ブレーキテコ、泥溜などを付けました。フロント
  デッキを付けて、ロッカーアームの根元を1mm削り付けました。先に幅を狭くした分です。心
  向棒は、0,4mm洋白に変えました。クロスヘッドにメインロッドをカシメではなく、半田付け
  しました。この方が確実ですが、半田がクロスヘッドまで、流れないようにするのは、意外と
  難しい技です。スライドバーにクロスヘッドを入れてから、ガイドヨークや担いバネをネジ止め
  しました。担いバネのネジは、第一動輪のイコライザーになりますが、後で固めるかもしれま
  せん。今までの経験では、イコライザーが走りの妨げになる事も多いからです。

●1月26日 8100の台枠とシリンダー
 

  今日から8100の工作を始めました。デッドストックの山(特に12mm)を崩そうと思います。
  作り始めて、あらためてキットは有難いものだと、感じました。そうは言ってもキッチリ作らな
  いといけません。台枠はとにかく左右の直角と水平が大事です。動輪をはめて間違いがな
  いか、何度も確認します。それからシリンダーブロックの工作に移りました。ここは8100の
  キットを何両か作っているSさんも、製作記で書かれていますが、2mmほど幅広いんです。
  弁室の根元を糸鋸で切り落とし、ヤスリがけをして、22mmを20mmにしました。切り落とし
  た部分の両方に、0,8mmの穴をあけ、丸棒を通して半田付けして形にし、シリンダーを付
  けました。この工作に手間取りましたが、なんとか終えました。

●1月25日 整備
 

  完成した車両を整備中です。実際に走らせると、色々と不具合が出たり、塗装が剥がれたり、
  どうして?という状態だったり(笑)します。とりあえず、ダージリンの工作日誌は、ひとまず、終
  了です。明日から8100と天北線9600を作ります。なんか雰囲気だけでも寒いなあ。

●1月24日 インレタとエッチング
 

  何をしているのかなあ〜といいますと、車両の仕上げ用に、客車のインレタ原稿と機関車用の
  プレートのエッチング原稿を作っていました。初めてなので、これで依頼して作っていただける
  か分かりません。エッチングプレートは小さすぎるかなあ。もっとナンバープレートの種類を増
  やして、大きくすればいいかもしれません。でも、僕は、そんなに必要ないしなあ・・・欲しい人
  いるのかなあ・・・

●1月22日 窓サッシの取り付け
 
 

  最初に透明プラを切って貼ります。スライドする窓部分も図面を基に切ります。プラ板を使う
  理由は、角材を接着させる為です。0,5mmのプラ角材(Plastract社)にクロームシルバ
  ーを塗った後、切って透明プラ板に乗せるように貼っていきます。塗料が冒されないように
  最初は木工ボンド系で貼り、最後に念のために流し込みタイプの接着剤を角材のあわせ
  部分にチョン付けします。この場合も見えない横からです。そうしないと、せっかくのクロー
  ムシルバーが曇ってしまいます。車体が0,3mmなので、サッシ部分が本物と同じように、
  ほんの少し出る感じになります。最初、突合せで作りましたが、本物を見ると斜め45度の
  合わせなので、そういうふうにしました。見栄えが良くなりました。下の写真の矢印の桟は
  間違いで不要です。

●1月21日 下回りの塗装
 

  毎日のように更新していたのがなくなると、皆さん心配されるようで・・・ありがとうございます。
  塗装した後は、乾燥時間を取る為に工作がゆっくりになります。下回りも塗装して乾燥中で
  す。今までBトレ台車の話に触れませんでしたが、ここで書いておきます。数あるKATOのN
  台車の中から、これを選んだ理由は、HBが図面と同じだったからです。この台車は、センタ
  ーが2mmズレていますので、取り付け穴もずらしています。追従性向上の為かな・・・このせ
  いで外側の首振りが大きくなり軸受け(矢印)がサイドに当たり、200R通過も覚束無くなり
  ます。外からは見えないので削って対処しました。TOMIXの177Rレールを通過できれば合
  格としました。もともとは2フィーターなので、スケール通りに作った車体には、9mmゲージ台
  車は厳しいのです。本当は6,5mmゲージが理想です。写真の台車はグレーですが、Bトレ
  の急行タイプは黒で、本番はそちらにしています。まあ下の写真からも分かるように、色すら
  目立ちませんけどね。

●1月19日 連結テスト
 

  デカールを貼って、連結器付け、今まで作った客車を並べてみました。デコボコな感じが、い
  かにもダージリンらしいです。車高が低いのもいいです。荷物合造車は、窓と下回り塗装を
  残すのみです。いやあ〜よく作ったなあ。(まだ終わってないって!気が早い!)サドルタン
  ク牽けるかなあ・・・勾配部分が心配・・・まあ、2両編成でもいいけど・・・ぶつぶつ・・・

●1月18日−2 上回りの塗装
 

  キサゲ作業が済んだので、洗浄後、上回りだけ塗ってみました。最初、国鉄青15号を塗って
  驚きました。こんなに暗い色だったんだと・・・やはり、インディブルーを吹きました。妻面はジャ
  ーマングレー+フラットブラックで、屋根はダークシーグレーです。写真を見るとサロンカーと同
  じ感じですので、そうしました。内側はデッキタンで、手摺は、フラットイエロー+オレンジです。
  上回りだけ焦って塗装したのは、サッシ窓(0,5mm角プラ材)作業の為に、乾燥時間が欲し
  いからです。それにしてもデジカメは、ブルーに弱いですね。実物とは全く違う色で写ります。
  実際は、カラー見本の真ん中位の色です。左は機関車の色で右は手摺と屋根です。

●1月18日−1 エンドビーム
 

  両方の台枠部分を作り、エンドビームを作りました。ダージリン客車の特徴でもある半円の
  バッファですが、これが案外の曲者で、数多くあるリベット表現が難しいです。今はまだ半
  田で埋もれていますが、キサゲで、なんとかスッキリさせたいところです。完成間近です。

●1月17日 下回りー1
 

  今までコの字のチャンネル材で下回りを誤魔化してきましたが、今回は、ちゃんと作ってみよう
  と思いました。台枠は、L字で相当数のリベットが並んでいます。そこで1,5mm幅の帯板にリ
  ベットを打ち出して組み合わせ、Lの形にしました。上手くいくか心配だったので、とりあえず、
  片側だけ作ってみました。台車も付けて高さに問題ないか確認もしました。大丈夫そうです。

●1月16日−2 屋根の半田付けとデテール(今日は工作時間が取れました〜)
 

  屋根を半田付けして、屋根の合わせ目を帯板で表現しました。扉にハンドルを付け、妻面
  の細かなパーツを装着しました。この車両は、ブレーキハンドルが外付けではありません。
  乗務員室内(写真にチラッと写っているのがあります)にあるようで、小さな窓は確認用?
  かもしれません。これで上回りが出来ました。勢いで床板も切り出しました。扉部分が凹ん
  でいます。台車の取り付け穴をポンチしたところです。

●1月16日−1 屋根とキサゲ作業
 
 

  屋根を貼る為に、リブを1mm丸棒を貫通させて取り付けました。端の帯板は、側板に屋根が
  被さるためのガイドです。屋根(0,2t)を丸めるのは、気長に真鍮丸棒で、麺を伸ばすように
  グリグリします。下の台が柔らかいカッター台などが向いています。キサゲ作業も同時に進め
  ているのですが、矢印の所がむずいんですよね。デザインナイフとか針とかで、地道に掘るし
  かありません。波板に流れた半田は、ホントに大変です。千枚通しでほじる作業です。

●1月15日 組み合わせ
 

  切抜きを終えて、手摺を半田付けしました。そうして完成した側版を妻板(0,5t)と半田付けし
  ました。中の仕切り(0,3t)は、荷物室を分ける為と、補強を兼ねています。右の乗務員室側
  の妻面には四角い小窓(0,3t)が付きます。サッシ改造後には、ドッグボックスがない事を理
  由に、通風口は設けない事にしました。

●1月14日 貼り合わせで遅々として進まず・・・
 

  Onで作られたUさんに敬意を表し、真似て貼り合わせで作り出したのですが、時間がないと
  いうのもあるのですが、全然、工作の進渉がありません。腕がないというのが、一番の原因
  かもしれません。写真は左右側板の裏表です。上の右側の扉と窓が、まだ抜けていません。
  パーツを切り出して一枚板(上下一直線)にするのが、こんなに難しいとは思いませんでした。
  諸先輩方は、何気に凄い工作をされているんだなあ〜と実感しました。ドッグボックスの通風
  口を設けるか思案中です。のっぺりした荷物室側板が好ましくなるのは分かっているんです
  が・・・ちょっとキレイに仕上げる自信がないですねえ。

●1月12日 荷物合造車に着手!
 

  ちょっと最近、色々と忙しくて半田ごてが握れません。ようやく、Uさんの描かれた図面を基に
  作り始めました。やはりサッシ窓化された車両です。荷物扉は目が細かすぎるのですが、波
  板(エコー製)でゴマカシました。枠を切り出すのも、やっとです。でも掲示板で教えていただ
  いたヤスリがあるのでサクサクです。(笑)窓抜きも少しはマシになってきました。今回、扉の
  斜め部分は別パーツにして、シャープにしました。最初からこうすれば良かった〜

●1月9日 とりあえず・・・
 

  工作する時間がなくて、走行テスト中です。真鍮製で重くなりましたが、転がりがいいので、走
  りは問題ありません。勾配で機関車が重さに引きずられなければいいのですが・・・サロンカー
  と、屋根や裾の高さが違うのを表現できました。機関車と微妙に青が違うのも分かります。これ
  なら国鉄のスカ色でもいいかもしれません。もう荷物合造車の工作に移ろうかなあ・・・
 
●1月8日 窓セル貼り 

  参考にしたアイアンシェルパの図面です。サッシ窓部分は、引き戸のようになっているので、
  HOサイズといっても、単純に裏から貼るわけにはいきません。セルは、ハメコミをしなければ
  なりません。図面と同じように窓の四角を半丸にしなくて良かった〜
 
 

  貼り終えた状態です。まだボンドが乾いていないので縁が白く見えます。乾燥後にクリーナー
  (窓拭き)をかけます。ほんとセル貼りは苦手です。セルはエコー模型製です。やはり窓が大き
  くて内側が丸見えなので内装が必要です。簡単には終わらないですね。

●1月7日 デカール貼り
 

  屋根には薄めたガンメタルを流して、軽くウエザリングしました。手摺に黄色をさして、デカー
  ルを貼ります。後ろのバッテンはデカールを十字に切って塗装したものです。帯2枚で作ると
  クロス部分が盛り上がるので、それを嫌いました。横帯の太さは、サロンカーに合わせました。
  だいぶ佇まいが、しまってきました。頭は、もう次の車両のことを考えています。3連休初日は、
  さすがに忙しく、工作時間も、そんなに取れず、これくらいが限界です。

●1月6日 塗装
 

  キサゲ作業後に洗浄して、プライマーを吹き、いっきに青を塗りました。乾燥後にマスキング
  して妻面にジャーマングレーと黒を混ぜて吹きました。写真では真っ黒ですね。屋根はクロ
  ームシルバーです。屋根のふちが波打って見えます。塗料が乾燥後、サッシ窓の洋白角棒
  部分を剥がしました。やはり、0,8mmは太すぎました。0,5mmくらいが理想ですねえ。何
  んか、ミニ10系客車みたいです。夜行で青森へ帰るか〜って気分です。

●1月4日 エンドビームの工作
 

  サロンカーと違って、一般客車のエンドビームは、浮いたようになっています。ダージリン
  客車の特殊な構造ゆえです。模型ではチャンネル材で横だけ表現しましたが、本物は、
  この部分が梯子状の台枠で、その中に台車が入る構造です。それで車高が低いのです。
  車輪が当たらないように、三角板で車体を持ち上げています。そんな訳で、台枠の端にあ
  るエンドビームと車体に隙間があるのです。詳しくはUさんの荷物合造車のページを参考
  にしてください。左にチェーン用のフックを付けました。キサゲ作業に入る段階になりました。

  
  同じスケール(車輪のゲージで揃え)にして並べた妻面です。サロンカーが一回り小さいのが
  分かります。連結した写真を見ても、それは伺えます。この図面を持ち出したのは、上に書い
  た「サロンカーと違って、一般客車のエンドビームは、浮いたようになっています。」の一文が
  今ひとつ分からないという話があったからです。サロンカーはエンドビームが車体に食い込ん
  でいて、構造的に我々が思う鉄道車両の感じですが、右の2台は、エンドビームのむこうの両
  脇に三角板が見え、それで車体を保持しているのが分かります。これだけの隙間があります。

●1月3日ー2 床板工作
 
 

  床板(0,3mm厚)を切り出し、端を斜め45度に切った帯板(1,5mm幅)を左右に渡して
  端だけ半田付けして、2mm幅のチャンネル材を半田付け後に、エンドと台車のくる部分を
  切り落としました。この方が簡単に出来ました。同じ様な車両を何台か作ると、色々と工夫
  (ズル?)して、早く出来るようになります。チャンネル材の上に踏み板も半田付けしました。
  本物はL字金具で留めています。手摺は0,4mm洋白丸棒です。

●1月3日−1 屋根の工作
 

  こうして形になって思ったのですが、側面と屋根は一枚板で良かったと思います。その方が
  簡単でした。設計するのに、図面を見て、頭の中だけだったので、こんな失敗をしたんです。

 

  屋根は、リブを2本作って、1mm真鍮線で渡しました。それに0,2mm厚の板を丸めて側面
  で半田付けして、1,2mm幅のシルを付けます。屋根上の繋ぎ目は0,4mm洋白丸棒です。
  半田付けした後に表面をヤスって少し平らにしましたが、丸でも不自然ではありません。ダー
  ジリンの客車には雨樋がないと書きましたが、それらしいシルがあるものもありました。↓

 

  サドルタンクのスクラッチから始まったダージリン熱ですが、客車を3両作ったらレイアウトの
  製作に入りたいと思っています。もう一両は、Uさんも作った合造車かなあ・・・

●1月2日 箱状に
 

  もう片方の側面の窓も作り、箱状にしました。歪まないように中間に1mm角柱を渡しました。
  これだけでも、随分と丈夫になります。

●2012年1月1日 妻板面の製作 
 

  明けましておめでとうございます。正月から半田ごて握っています。サロンカーを連結しない
  場合は、こちら側がシリグリ側になります。例の黄色のバッテンが付く側です。これくらいの
  デテールです。妻板は0,5mmにして、箱の強度を上げます。扉の手摺の斜め部分は、折
  り曲げたのですが、別パーツにするべきでした。角が甘くなってしまいました。

 

  ブレーキテコのある方の妻板面です。さすがに2回目になると、慣れたせいか、あっという間
  に出来ました。構造が頭に入っているからで、位置だけ注意しました。サロンカーで、こうす
  れば簡単だったという思いがあったので、今回は、その通りにしました。

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